お知らせ 高温に始まり、大雨洪水の方が大変な昨今ですが

先ずは、本年度も各地での災害被害を受けられた方に、お見舞いを申し上げます。

<干ばつ、雨、大雨ー>量、分布、時期 地球の温暖化のリアル影響(どのように)?>

日本でも、「近年まれに見る」 だとか 「**年に一度の大雨」などの言い方があり、同じように、異常な高温などの言い方もあります。

さて、野菜栽培などでも、完全に空調管理や光管理などができていれば問題はないでしょうが、いずれにせよ場所や条件により、確実にいろいろなコストがかかります。

エネルギーも使います。冷房なら暑ければ暑いほど、暖房なら寒ければ寒いほどかかります(なお、この点、植物工場でさえも一定コストとは言えません)。

農業一般では、それらを見越して、栽培管理(品種を選ぶ、季節を選ぶ、土壌の管理、灌漑管理、暑さ対策、寒さ対策 その他、、、)、言い換えると、広い意味で”土地にあった”栽培をしなければならないしその中には、露地栽培やビニルハウス栽培なども含まれていす。

そうしなければ「ペイ」しません。補助金も有るでしょうが、基本的には経済的にペイしなければ持続性など残念ながらありません。

現在言われている地球環境温暖化に関して、気温の問題や台風などの問題もありますが、

ここでは、雨(降水)について、簡易ですが3つぐらいの点に分けて考えてみましょう。

※なお、雨が多ければ、一般に日照も減りますね。温度などもそれぞれ相関があります。

雨(雪氷を含めたら 降水)は、地球全体なら地球全体、日本全体なら日本全体に、全体的に増加、減少することが①で、年度ごとのバラつきも加わります(以下の③にも関係する)。

次に、分布が問題になります。9月の雨を見ても、東日本で大変な災害を起こしたものの、西日本では相対的にそれほど降らなかったなどで、分布の違いによって影響は違ってきます。これを②(これまでも分布が変わるというのも絶大な影響があります)とします。この問題についても、それぞれの地域で、何月によく降ったか干ばつだったかの(年次や時期の)バラつき問題も加わります。これを、③とします。

栽培を行う上で、現在の気候変動といわれる現象のうち、今まで取られてきた方法、ノウハウ以外で、何が問題として問題となるかというと、

まず、③に関しては、統計的な意味で、何年に一度の大雨、や、少雨などの言い方がありますが、これは、あくまでも過去の気象データからの推測、統計的な処理で、(農業なら良く指標として)(過去の例でいえば)10年に一度の渇水年の降水量や川の流量の推測をして、足りない部分は、あらかじめそれに対応してダムやため池などの貯留施設で賄って(補って)やろうという考え方をします。これは重要性に従って100年に一度の条件で堤防などの施設整備をしたりなどとも同じ考え方です。

なお、それなら、何でも1000年確率(1000年に一度程度)の施設整備をしておけばいいのではないかというのも、災害が発生して「責任追及」で「言われそうなこと」ですが、手抜きや明らかな設計間違いなどがあったのなら話は別ですが、殆ど絶対大丈夫なものすごく(あくまで確率的に)安全な施設を作ろうとした場合、コストも「べらぼう」です。消費税が10%Upで済むともまるで思えません。

また、そんな、堤防やダムなどの施設が仮に作れたとして、おそらく「大々的な環境破壊に直結した超巨大施設」でしょう。維持も大変です。

したがって、基本的に、100年に一度クラスの大雨には対応できないという設計に元々そうなっているなら、仮に温暖化が進んで、過去のレベルからいって、100年に一度の大洪水などが今後しょっちゅう来ても(統計データが加わっていけば、100年に一度の確率でなくそれが数年に一度の現象になってしまうか知れない)、いろいろな場所でそれに耐えられない(準備が十分でない)という施設が多くなっても全く不思議ではありません。

②に関していうと、ある場所で、十分な容量のあるダムがあっても、降水の分布が変わってしまえば、片一方では、不十分となり、片一方で、容量が余るという事になります。勿論、下流側の水需要に対応できなくなります。施設が無駄になり、不足にもなるわけですね。

①に関しては、これは、大気中水蒸気量の増加で説明されており、今言われている温暖化の影響そのもののように見えますが、これが基本的には一番困る現象の大元とは思いますが、今後の百年間でどれだけ増えるか、そうなったらどうなるかというのも今後の検討課題でしょう。

それにしても、(元々の現象がバラつきや振動するものとして考えると)現象の規模が大きくなるほどバラツキの幅も大きくなる傾向があると考えるなら、夏と冬の温度ギャップ、年度ごとのギャップ、季節のずれ、などなどいろいろな厄介な現象を招くとも考えます。

私たち自身の対応;弊社の考え方

そのなかで、安定してコスト安で安全に、野菜などを生産しようとすれば、場合により、露地でも、あるいは人口光型の閉鎖型植物工場でもいいかもしれませんし、養液栽培も有だとは思いますが、旬をも意識した新しいビニルハウスなどでの土耕式栽培(ある程度は、温度管理されている、遮光なども管理できる、そして、大きく雨除けできる機能、それにより、軽く湿らせるどこでも対応しやすい節水型最適水管理)が主流になるのではと思います。

マンションなどのベランダでも、雨除け栽培は行いやすいし、家庭園芸でも簡易なビニルハウスなどもぽポピューラーですしうまく栽培してできますよ。

(気象データ:年輪などから、年降水量を千年以上推測した研究事例もありますが、一般に、アメダスなどの気象観測値と考えていいです)