土のリサイクル利用、-特にスプラウト-(スプラウト危険?)と肥料全般について、安全対策、また雨除け栽培のススメ

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★ここでいう土、土栽培や土壌、培土とはいわゆる栽培向けの通常の土壌であり、それに対する解説を行っています。当然ですが、土でスプラウト類は育ちます。

★スプラウト土栽培危険?かどうかについて-結局適正な管理が重要-

カイワレ大根やレンズマメ、ブロッコリなどのスプラウトに限らず野菜全般、衛生面の問題は、個人で栽培し食べる場合は自己責任ということになりますが、いずれにせよ安全のため、市販の実績のある培土を使用するなどの対策を行ってください。生食の食中毒対策を考えるなら、特に、土壌や容器に有害細菌が繁殖していないことなどなど気を付けるべきことはたくさんあります。

また、スプラウト類の収穫の時も、土が残らないようにし、収穫物の洗浄も確実にしてください。

★このペットボトルを利用した方法は軽く”しめらせる”が原則です。健康的です(ペットボトル菜園の作り方、水管理の仕方などの記事を参照)。

SIMERUSの語源はHPにあります。衛生問題が気になる昨今ではありますが、土壌過湿より、空気も十分あってかつ土壌が適度に湿っている方が、過湿で嫌気的(還元的)環境は一般に植物にとってあまりよくない傾向などから見て健康的です。

この点が、例えば鉢底石を使った方法などと根本的に考え方が違うところです。

つまり、もともとから過湿の対策をする・しなければならないような構造もともと過湿にならないような構造です。

★鉢底石やハイドロカルチャー用の粒状の媒質は使いません(それらは以下の方法では使わないでください、水分が適切に供給できなくなります)。

これらも他で示されている方法と異なるといえます。そういうものなしで土壌だけでも過湿にはならないよう(軽くしめらせるように)、工夫しています。

★土の再利用について(表面部分だけをかきとる等)

スプラウトが生育すると、ハサミなどで上側を収穫するわけですが、下の茎や根の部分を土壌とともにスプーンなどでかきとります。その分、新しい土を追加します。実感としては、この方法で3~5回ぐらいは再度利用できるようです。毎回全部新しい土を入れ替える必要は必ずしもありません。また、根などはできるだけ取り除くとして、一度取り出した土は、水で洗い流し(リーチングと言います、重要)、乾燥させ(重要)、そして土壌の回復剤(有害菌などを含まない安全なもの)などを加えればかなりの再利用は可能でしょう。もちろん他の植木鉢等に転用し、リサイクル利用というのも有りです。第一、通常の園芸では、培土を使い捨てにはあまりしないでしょう。栄養管理と安全管理が重要ということです。ただし、土壌に腐敗臭などした状態は廃棄し容器は確実に洗浄します(確かに過湿だったらそうなりやすくもなります)。

※茎などが多く残っていればそうですが、厳しく言えば、C/N比(炭素窒素の含有比;植物体自体→緑肥というすき込みの場合注意が必要)なども含め微妙な調整が必要ですがここでは通常手に入れられる資材を使った簡単なリサイクルで考えて書いています。

※根については、育ててみるとわかりますが、結構、土壌の中に伸びていっているのが分かります。植物としては、それが元々なので、茎の近所のものは一緒に抜けてしますでしょうが、あとはほどほどに取り除いたらいいと思います。あまり気になるようだったら、全体の土壌の入れ替え(500mlだったら知れていますが)などを行いましょう。取り出した土壌はリサイクル利用できます。

★固形肥料、液体肥料、また、有機栽培について

特にスプラウト栽培に限って言えば、上の方法で、もともとの土壌の栄養分が十分であれば、固形肥料(即効性、緩効性)や液肥は必要がないと思います。有機肥料などの種類と出来不出来によっては、細菌感染性の可能性も高まりやすいとはいえますので注意が必要です。施肥量も気を付けるべきです。基本何でも有機栽培だったら何でもうまくいくのだという考え方も非常に危険だとおもいます(ただし有機栽培全般を否定しているのではありませんよ、慎重に適切にということです)。

なお、健康志向の低窒素栽培や低カリウム栽培志向なども考えると窒素やカリウムを豊富に与えるのは難があると思います。低カリウム型や低窒素型配合肥料もありますが、現在のところプロ向けの感じがします。

※なお、スプラウトだけでなく、他の作物全体でも、近年の硝酸態窒素成分の問題なども勘案して申し上げますと、追肥も含め、過剰施肥は避けてください。生育状況、肥料の説明書なども参考に適切に(心持ち少なめに)施肥するのが原則です。弊社の製品適用では普通の利用で全般に水損失がほとんどないので肥料も農薬も無駄なく効く傾向なのでなおさらです。弊社の栽培例では、特にスプラウトなどは培地の栄養分だけで育てています。

ここでは、過剰施肥が栽培時意図的に必要になるような特殊な植物については対応していません。肥料流亡なども考慮すれば、そのようなものは、現代的には、外部環境負荷の問題にも十分な注意が必要です。

なお、近年、整体そのものの成分や土壌水分について、基本的なpHやEC(電気伝導度)に加え、カリウムイオンや硝酸態窒素濃度が簡単に測れる数万~10万円以下のセンサーが各種登場しています。一般の方で、このような硝酸態窒素のセンサーを使われている例も増えてきているように感じます。

雨除け栽培について

野菜などでは水管理を精密にしたほうが一般に良品の収穫につながります。ベランダで雨のかからない条件などを含め、どちらかの言うと傘(ビニルハウス)を差したような感覚で、(保温のというより)植物に雨が直接当たらないほうが正確な水管理ができます(一部の害虫で雨がかからない条件が好きなものもいますが、対抗策は有あります、それでも全般的には有利だと思います)。

なお、雨も有効利用したいという方は、雨除けの屋根からの雨水をタンクなどで受けて給水に利用するのも可能です(ボウフラ等に注意)。