水面設定の不織布底面灌漑(隔離栽培)

楽々底面給水シリーズ(水面設定タイプ)
-隔離栽培- プランターや植木鉢を利用した栽培

<特製の薄型親水性不織布を使用した簡単な底面潅水の実現>

※野菜や花などの栽培を対象として考えています。

大規模な施設栽培、植物工場用、また、家庭での野菜栽培用にも適用できる、新しい極薄の親水不織布技術を使用した灌漑装置です。ここでは、大きな野菜栽培などにも対応できる水面設定型を紹介します。他に、小規模で簡単な緑化向けの水面を設定しない方法があります。

★育苗ポッド、植木鉢、大面積の緑化にも対応できます。

★非常に単純な構造で、高い経済効率を持ちます。家庭用から産業向けまであります。

基本的に特殊親水性不織布を敷いた台に低水位を設定し、その上部面に積載した育苗ポッド、植木鉢、不織布ポッドに詰めた土壌、さらには、土層そのままま(SIMERUSプランタ+等の場合可能)で自動給水対応します。

 容器内に水面を設定します

あまり長期間連続の給水が必要のない場合は、水を継ぎ足すような使用でいいですが、長期間連続だと下記のように給水タンクなどによる連続給水化が必要です。

大きな植生向けとは?

水面を設定しないタイプの楽々底面給水では、土壌の代わりに給水シート自体に連続微少量給水するわけでした。したがって、あまりキャップを緩めて給水量を多くしようとすると、非常にゆっくりですが水が外に漏れてしまうということも起こりやすく、そのため小さな植生向けということでした。

しかし、この水面を設定するタイプのほうが、たくさんの給水が必要な場合には確実となります。

また、こちらの方が、降雨の影響などがない限り、水が漏れませんし、水面設定高さ(上の面から-0.5(給水量大)~-4cm(給水量小))により最大給水能力も大幅に高くできます。

給水能力の調整法(連続自動給水化)

自動給水能力でかなり打ち消しあいますが、単に水をためるだけの方式だと、段々と給水量は少なくなっていきます。※自身で手で水を継ぎ足す場合、大体平均的に-0.5~-4cmの範囲になるように適時水を足してやってください。

これらの点(給水レベルを変えたい場合の水位設定の調整、また安定的連続的に行いたい)については、記事メニュー カテゴリー 個人向け… 改良型新底面給水…給水能力強化 も参考にしてください。

  原理はこれらと同じ


もう少しわかりやすい例(育苗、自動給水(一定水面設定)型)でみると

(注意 以下、楽々底面給水シート(水面設定式)の場合です、別製品だと条件により設定が違ってきます、つまり、よく言われがち?の”毛管上昇で何でもOK”とは言えません)

温度管理(実生トマト)がややシビアですが簡単保温&窓際陽光でお手軽育苗しています!そしてミニ花壇です。

もちろん、大きな鉢を載せるのもOKです(育苗トレイや猫除けマットなどを使った支持台がつぶれない程度の重さまでを目安とします)。

ここでは、ペットボトル下に、水深1.5cmくらいになるように穴あけ、水受け皿に水面を設定しています。このとき、水がこぼれても安心な場所、幼児が触れれないこと、幼児やペット類がはった水を飲んだりできないようにすることなどに十分注意してください。

この連続の水位設定・給水の方法は、カテゴリー別記事 個人向け….ペットボトル土耕栽培-強化・拡張…底面潅水式水量増強… を参照してください。

支持台(例では猫除けマット高さ2.5cm程度)に巻いて、給水シートを巻き付け自動給水を行います(例は、楽々底面給水シート(幅7cm×4枚使用)で、奥行き28cmとした場合を想定)。

なお、プラグトレイ(高さ4cm程度のもの)を支持台として、水位を低め(上面より-2~3cm)に設定する程度が、大抵の場合の標準的使い方です。

※猫除けマットでも、うまく2枚重ねにしたら5cm弱になります。

乾燥側管理をするのでも-4cm程度がいいでしょう。

上が、プラグトレイをカットしたもの、下が猫除けマットを切り出したもの

上の例(猫除けマット利用)では、念のため発芽時の管理として十二分な給水を想定した例であり、水位は-1cm程度です。※他の実験例からみて、プラグトレイ利用で-2~-4cm程度の水位でも育苗も含め大抵十分です。

なお、水分の連絡が良いように、ウエットティッシュ類により土壌と給水シートの間を連絡します。

※ウエットティッシュ類が好適:湿らせてもある程度強度のあるものということです。ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどでは湿らせた場合強度が足りません。また、特に断っていませんが、ここでいうウエットティッシュというのは、可燃性のものをお勧めします。


つまり、①水位を設定できるパッドや水受け皿(一番下)、②親水性不織布の台(①の内側底)と、③土壌を入れるプラ等の育苗ポッド、植木鉢やプランタ(穴、スリット空のもの)で下に簡易に水を伝達できるウエットティッシュ等を<土壌容器内⇔容器底>で引っ張り出しておきます(これらを②の上に載せるつまり②を台にして①に漬ける)。

※鉢底石は不要です。どうしても土壌がこぼれるなどの場合はウエットティッシュ等を③内側底に薄くひいてやります。

なお、③(ポッドや鉢)では、給水が直接給水シートより伝達できる不織布ポッド等(これはプロ向け、種類も限られます)では、ウエットティッシュ等は不要で効率的です。以下は不織布ポッド式の植物工場的環境でのテストです。

さらには、水面設定型の範囲としては、非常に簡単にSIMERUS水やりテープだけで出来るものなどがあります(記事一覧などからご覧ください、かなり高性能と思いますが一般向けです

つまり原理は同じ(PET植木鉢記事がかなり参考にできます)

 これも原理は同じです

※SIMERUS水やりテープ利用のPETボトル植木鉢

これも連続給水化可能

参考

★土壌は通常の培養土が好適です、粘土、砂・礫類では十分な性能が出ない場合があります。

※礫(石ころ、内部が密なもの)だけでは、一般にうまく水が伝達しません。なお、赤玉土のような土壌が固まって粒状(この場合内部に微小空隙がある)になったものなどはその限りではありません。