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底面給水の場合、水受け皿の容積だけだったら、夏場だったら特に、長持ちしないでしょう。また、水位が段々と変わっていくことで、SIMERUS水やりテープでも全く給水性能が変わらないわけではありません。もちろん水がなくなったら給水できません。しかし、以下のようなもので給水量を増大できれば留守でも安心です。これらは、SIMERUS水やりテープを使ったPETボトル植木鉢、以下の写真のような(SIMERUS水やりテープを使った)底面潅水式の植木鉢やプランターなどでも共通に応用できます。
これらの例↑では、底面給水用に、SIMERUS水やりテープを底面にセットしています(鉢底石は使いません)。この例(台座は猫除けマット)だと、水深最大3cmまで、それ以上だと過湿になります。つまり、鉢底が水につかってしまいます。
※この底面給水式については、特集記事 プランターや鉢でも底面給水(SIMERUS水やりテープ利用式)を参照してください。※これは、ペットボトル植木鉢とは別の方法です!
※また、記事メニューから、弊社製品楽々底面給水シートの活用を含め 2021栽培の項目に各種の項目が詳しくあります。
そのため、★全体の水量を増大させること ★水位設定を軽く湿らせる式で安定させること というのが重大となりますが、それには、水受け皿にタイムリーに水を追加補給する方法を考えてみます。
その方法として以下を紹介します。
※以下ペットボトルを使用する場合、必要ならペットボトルレンズ効果の防止のためや緑水の抑制から遮光などを行ってください。また、以下の水受け皿のうち大きなものは特に、できるだけ水平に設置しなければ、うまく水が広がらないので注意してください。
まず、鉢(~18cm位まで)単体ならば、水受け皿に百均ショップでもよく売っていますが、犬猫用のみずやり器(ペットボトルをねじ込むタイプ、以下の写真)などで、水位安定、給水量増加が簡単でしょう。左の緑色の鉢より、水がはるかに長持ちです。ペットボトルもかなり大きなものまで、水を入れ、さかさまにしてねじ込み利用できます。これは、マリオット瓶の原理を利用したものです。なお、以下の各種の給水増強用の穴あけ加工したペットボトルでも同じ原理を使っています。
※何か(多分ペット等の病気予防等衛生上の理由だろうと思います)、このPETボトルをセットして水面を形成するタイプの自動給水器は、最近品薄のようです(少なくとも弊社近辺の百均Shopでは2019/6現在見かけません、植物に底面給水するには便利なのですが、、、)。簡単に手に入るもので準備する方法については、下のPETボトルと通常の水受け皿などを活用する記事を参考にしてください。
この例で(隠れていますが、鉢の)台座の高さは4cm程度です。水深は2cm程度です。大体、鉢の底から下に1~3cmあたりが水面とするのがいいでしょう。
※台座とは、プラグトレー(高さ4cm前後のもの)や猫除けマット(3cm、針の方を上に利用する)のこと、特集記事 プランターや鉢でも底面給水(SIMERUS水やりテープ利用式)参照
プランタや複数の鉢などにまとめて安定した水位を設定し、水も長持ちさせたい場合、以下の方法をお勧めします。原理は上と同じです。 この給水量強化策で必要な加工は、ペットボトルの下部に横1.5cm×縦1.5~2.0cm(水深分) 長方形程度の穴あけ作業だけです。目印をつけカッターなどで安全に作業してください。
※PETボトル下部が側面部よりかなり固く、替え刃式カッターなどでは容易に切り欠きし難いタイプのPETボトルも有りますので(あまり固いもののの加工には替え刃も折れやすくて危険です)、その場合、ドリルやキリなどの穴をあける能力の高い工具や大き目のカッター、切り欠きが容易なニッパー等の併用も考え安全に作業を進めてください。あるいは、別の加工しやすいPETボトルでお試しください(安全第一)。※熱でカットというのもあります。
※全般には、資源節約の観点からPETボトルの材質の厚みなどは全般に薄くなってきている傾向ですが、炭酸飲料の1.5Lボトル等でかなり底部などが硬質のものも見られます。
左は給水量強化タンク 下の図のように加工します。 大きなペットボトル(複数)だと大幅長持ちです。これも、マリオット瓶の原理を利用したものです。
なお、複数のPET水タンクを同時にセットすることもできますが、多数準備したい場合、以下のように、水受けにPET水タンクの下の穴が漬かるだけ注水し、注水したPET水タンクを漬けて運ぶと水が漏れません。
※この例で緑の鉢の載っている台座の高さは4cm程度です。水深は鉢の底から下に2cm程度で安定させています。
これらは、当然貯留しておいた雨水なども利用できます。
一般にホームセンターに売っている5-10L程度の水タンク(固いプラスチックのタンク、折りたためる柔らかいものなどは不可)に水をため、小さな口のキャップを外しておき、それを上下ひっくり返し、素早く水皿内側にその口をはめ込む(水皿底から、タンクの口は木切れなどを挟んで2cm程度高さをとる←その口はふさがない)、、、といった”豪快な”方法もあります(夏場写真載せる予定です)。※この方法でも、最低限、タンクの口を内側に落とし込める(はめ込む)だけの余裕のある面積は必要です。
概要図
一時的以外、あまり勧めはしませんが ※土壌過湿の問題もあり、以下は、いわゆる禁じ手といっていいものであり、あまり長期間はやらないのがいいですが、一時的に水位を高めて、給水期間を長くすることもできます(鉢底やペットボトル植木鉢の下キャップがどっぷりと漬かるまで水深を深くする)。また、降水がかかる条件では、下の水受け皿に水を貯留させることもできます。←これらを底水式と言いますが、長期間連続に行うと土壌過湿で一般に生育によくありません。あくまでもSIMERUS水やりテープを使って土壌を軽く湿らせるを行うことが健全栽培の基本です。
あまり神経質になる必要はないとも言えますが ここで”底面潅水”と言っても、絶対にじょうろ等で上から給水してはいけないということはありません。まあ、普段、上からささっと水を注ぎたしたい気分もわかりますし。 ただし、水受けに肥料分の逆流が生じやすいのと(藻がわきやすくなる)、あふれる場合(水も肥料分も農薬類などもロストする)があるので程々でやりましょう。
※重要 プランタや植木鉢(ペットボトル植木鉢(記事メニュー参照)の場合だったらキャップ部分)が水没しない程度の水深とする 目安水深1.5-2cm程度(底面潅水式で3cmぐらいの台座使用の場合)と思います。
※キャップからの水位を変化させることによって(毛細管の)給水性能を変化させることができますが、通常は、キャップ下0~3cmの水面高さとすると特に問題は生じないといえます、それ以外では、むしろいろいろトラブルの原因になりえますのでおやめください(SIMERUS水やりテープ端が水に必ず漬かっていること)。あまり多いと水が汚れるリスクも増えません。
PETボトル水タンク式について 中の水を熱するのは基本的には避けたほうが良いことを再度説明します、基本遮光するのが望ましいといえます(PETボトルを水タンクに使う本来の使い方を含めて)→よりシビアには、”PETボトル内の空気温度の変動をできるだけ少なくしたほうが良い”というのがより正確なのですが、このようなマリオットタンクの原理(鳥や小動物用の水面設定型の自動水やり機器と同じ原理)を利用した給水タンクでは、空気の膨張収縮の程度によって水が必要以上にボトルから押し出される場合がありえます。なお、経験的にそれで特に困ったというのは今までほとんどありませんことはお断りしておきます。つまりそれを上回る便利さがあるといっていいでしょう。
しかしながら、これを他の穴あきノズルペットボトル給水器の例などで自動給水調節しているといった記述もたまに目にしますが、これは”温度が高いと給水量も多く必要であるとは必ずしも限らない”ということで給水量が適切ではなく正しい理解とは言えません。
↑SIMERUS水やりテープのレギュラーの使い方のPETボトル等の内部の空気も熱膨張収縮の影響を受けることはあります(上左写真)。また、水面を形成する水受け皿もそのような給水増加の影響を受け止めるだけの深さが必要です(余裕を持った水位設定を行う)。
なお、SIMERUS水やりテープのPETボトル植木鉢や底面給水型改造植木鉢としての使い方・メカニズム自体にはこのマリオットタンクの原理は関係はありません。あくまで給水タンク部のお話です。
↑このPET植木鉢の場合や底面給水・潅水改造植木鉢自体には関係ありません。水受け部分自体はマリオットタンクになっているわけではないのでそうなるということです。
下部が水受けになっていますが、季節などによってはすぐに水がなくなってしまいます。 旅行などで困りますね。
次に、ペットボトル菜園の場合(特集記事を参考にしてください)、長期間の給水を考えた時の方法を紹介しておきます。基本的には、上記と同じことをしたらいいですが、プランター植木鉢の元々のつくりが、水受けにセットしていないとコケてしまう構造なので、何らかの支えが必要です。
園芸屋さんなどにある苗箱などを支えに流用してもいいのですが、お手軽には、ペットボトルの下半分を適当な高さ(水位が適当-キャップ位置ちょっと下-になるように)に切って使います。また、下部に上で示したような穴をあけておきます。※ただしこの加工をすると水受けとしては使えなくなるので完全ペットボトル菜園型に戻すには水受けを新たに用意してください。 上の底面潅水鉢類の記事と似ていますがこの給水量強化策で必要な加工は、ペットボトルの下部(ペットボトル植木鉢の水受け部分)に横1.5cm×縦1.5~2.0cm四角程度の穴あけ作業が基本です(後で全体の高さ調整が必要な場合があります)。よく水が流通するために、底の近くまで穴をあけておいてください。高さは大体1.5~2.0cmで大丈夫でしょう。目印をつけカッターなどで安全に作業してください。
底が、ワインの瓶や三脚等式に1.5~2cm以上底上げされており、一か所に高さ2cm程度の穴をあけても十分水が内部にいきわたらないようなPETボトルの水受けは使わないでください(複数あけてもよいですが面倒くさいです)。
※PETボトル下部が側面部よりかなり固く、替え刃式カッターなどでは容易に切り欠きし難いタイプのPETボトルも有りますので(あまり固いもののの加工には替え刃も折れやすくて危険です)、その場合、ドリルやキリなどの穴をあける能力の高い工具や大き目のカッター、切り欠きが容易なニッパー等の併用も考え安全に作業を進めてください。あるいは、別の加工しやすいPETボトルでお試しください(安全第一)。※熱でカットというのもあります。
※全般には、資源節約の観点からPETボトルの材質の厚みなどは全般に薄くなってきている傾向ですが、炭酸飲料の1.5L等でかなり底部などが硬質のものも見られます(現在まで、1種類だけですが弊社でも確認しています)。
この加工の場合、キャップの下は3~4cm
水やりテープの下端は、プラスチック製を含めさびないタイプのクリップで束ねておいてもよい。
<水受け支持台(PETボトル水受け側)カッティングで水位調整(水受け皿)からの高さ とは>
これが、記事①(改良型底面潅水式)の植木鉢やプランタ用台座に対して、記事②のペットボトル菜園・植木鉢専用の台座となります。これをもう少し詳しく見てみます。以下の写真は、元々は、ペットボトル水受け単体での水があまりたくさんストックできないタイプの自動給水植木鉢でしたが、それが長期間対応になるということです。
なお、とことん給水量(貯水する水量)を大きくしたいのなら、土壌が当初過湿になるので構わないのなら、パッド上端までぎりぎり高さまで水をはります。また、水位を高くするとき、ペットボトルは満水にしておく→そうしないと第一容量的に損ですし、浮くことがあります。
ただし、これは、過湿になりやすく、あまり生育によくないので旅行など一時的な対処法としてください。また、どれぐらい水が持つかというのは事前にチェックしておいてください。条件によってかなり違いますのであらかじめの準備は大事です。
※ペットボトルの代わりに大きなバッドで、例えば10Lの水タンクを使うなどの荒業も可能です(実験済み 例えば、タンクに水を入れ、キャップ小を外しておいてひっくり返して設置・給水する。このとき水深を確保するためと水をいきわたりやすくするため、1~2cmの板などをタンクの下に敷いておき、ちょっとだけ水面を上にあげて設置する、ただし、安全には十分気を付けてください)。ちなみに、5Lなど小さいものはいいものの、20Lタンクを使うなどあまり欲張りなことをするのは実用上やトラブル回避の点からお勧めしません(腰を抜かすなどの事故にもつながりやすくなります)。どうせするなら、10L×2とか5L複数とかにしましょう。
いずれにせよご本人に無理のないように。
水受け皿・鉢底皿 パッドに水をためるということは、猫も犬もその水を飲めば危険とは言えます。その点は、”飲めないように”注意してあげてください。
※上からじょうろで植木鉢やプランターの土壌に直接水をやって下の水受けにためれば余計に肥料や農薬が溜まりやすいので 原則避けましょう 。
※記事によっては、個別モードにしても詳しく長いものがあるので、ページ一番下のカテゴリー別記事一覧にアクセスするにはご使用のブラウザなどで素早くスクロールしてください。
ペットボトルや水受け皿利用時の問題
効果的な遮光の方法や施肥の方法について各種紹介します。
ペットボトル植木鉢式
もちろんSIMERUS水やりテープ本来の使い方でのペットボトル遮光にも
SIMERUS水やりテープでは、ペットボトル部分の液肥によるコケや藻による緑色化を避けるために、レンズ効果や熱水の防止などとセットで、ペットボトルを全体を被覆して遮光してしまうのが原則です。なお、底面潅水型の水受け皿部分の遮光も特に給水で(液肥等で)追肥したい場合は必要です。
なお、元肥として有機肥料を使うことはできますし、散布型の各種固形肥料を元肥、追肥でも液肥同様使用できます。一般には、はじめに有機肥料などで土の栄養をあらかじめ準備してやり、追肥として液肥はジョウロで適宜まいてやるので十分だと思います。ケースバイケースでお試し下さい。
ペットボトルの遮光などに
ペットボトル植木鉢の給水水受け自体や植木鉢部分自体に遮光できる幅広テープ類を貼っておくのも藻やコケ類の発生抑止に効果的です。
アルミのような光を反射するものをおいておくと、虫がいやがりつきにくいとも言われます。(1周に1cm程度足りないぐらいにしてスリット状にしておいた方が水位確認には都合がよいです)
また、ペットボトル植木鉢式(ペットボトル菜園)では、以下のような各種カバー(箱)も効果的です。カバー容器の深さによっては、ペットボトル植木鉢本体土壌まで遮光できます。つまり、植木鉢土壌自体のコケ類等の抑制がより効果的になります。
箱で下部を覆ってもいいし、筒みたいなものの内側においてもよいです。もちろん、下の水受けに遮光できるものをはるのも可能です。
なお、以下のような長期連続給水用等に水受け皿を大きくしたものなどの場合、給水増加用ペットボトルを含め遮光をしたほうがいい場合もあります。
液肥自体を使うとか土壌から肥料成分が大幅に逆流するような明らかにやり過ぎで過度の肥料を施肥するなどしていない限り、真水による給水補給で通常はそれほど気になるものにはならない傾向だとは思います←肥料加減のいい目安でもあります。
注意 土壌の表面がコケ類で緑色になるというのは、ほとんど水分過多の場合です(水位が高すぎないか、じょうろなどとの併用で水をやり過ぎていないかなどチェックし土壌を乾燥側とする)。
受け皿も含め遮光の対策は考えておきましょう。
下の方の遮光(下の水受け自体)と給水用ペットボトルの遮光(靴下をリサイクル)を兼ねています。
勿論 PETボトル植木鉢本体や下の水受けの遮光にも”捨てる靴下”等は使えます。ただし、植木鉢本体と水受けは、短めに切ったもので別々に遮光した方が使いやすいと思います(土壌を入れた植木鉢の方にはあまり遮光も要らないとは思います)。なお、大きいPETボトルにあまり小さいサイズの靴下では、きつすぎてペットボトルがひしゃげてしまいますので注意してください。
※下の受け皿例は深いので、それでかなり遮光になっています。
もちろん、このペットボトルの遮光は、SIMERUS水やりテープ本来の使い方でも使えます。
アルミテープの例
SIMERUSでは他の水やりのようなロスがほとんど無いので、それによって環境にも優しいということなのですが…
※肥料について 結果として濃いめでたくさんの液肥(あるいは農薬)をやってしまうことになりがちだということです。
※肥料の利用効率が、水が下から肥料分と共に漏れ去る他の水やり方法よりは明らかに高くなるためです(無駄がない)、そして、元肥についても同じです。
そのため、液肥の希釈倍率などは指定の希釈倍率あるいはそれ以上に薄めて植物の反応をみながら利用されることをお勧めします。
※薬剤関係① 農薬についても同じようなことが言えますが、弊社の栽培例では、特に食用のものについては、農薬説明書の半分以下~指示される規定の量と回数程度を目安にしております(その範囲で効果を見ながら使っています、スプラウトなどでは使っていない)。なお、念のため書いておきますが、現在、ホームセンターなどで普通に購入できる農水省で認証された農薬の場合、適当な期間後には殺虫や殺菌成分とも分解したりして無害になるなどの性能が持たされているのが普通です(ここがあまり常識になっていない)。現在、仮に、安全性の問題がやや大きいものがあったとしても、使用がすでに禁止されているか新たな購入自体が難しいとお思います、使用にも制限がかかります(なお、一般には古い農薬を引っ張り出してきて使うのは絶対ダメ)。つまり、(市販の)農薬=とにかく問答無用で危険 というのは現実には過去のお話だと思います。まあ、気を付けて丁寧に使わなければならないのは今も昔も同じとは思います。当たり前ですが、散布時、手袋使用や吸い込まないなどなど使う人間の防護のほうも必要です。洗濯物につく、どっか外にに流れていくというのも当然よくありません。
※SIMERUSを無農薬で使用していただいても当然構いません。
いずれにせよ、肥料にしても農薬にしても、秤やメスシリンダーなども利用し適正で正確な量を散布することを心がける必要があります。※堆肥なども現実同じで適量というものがあります。
※薬剤関係② 農薬の安全性を気にするのは、よくわかりますが、適正に使えば問題があるとは言い難いというのも現実です。農家も現実に田畑を回していこうとすれば、適切な農薬の使用は現実には不可欠だとも思います(もちろん一部に、低農薬や無農薬があったとしてもです)。殺菌や殺虫の必要のなさそうな植物工場でもいろんな意味で万能ではありません。もちろん、農薬などの利用は少ないに越したこともないとは思いますし、第一、肥料も農薬もただではありませんし、それらが外部に流出すると立派な環境汚染です。
むしろ、農薬でない(農薬代わりに使う)薬剤(これを使っても”無農薬”ということにはなる、、らしい)というのが、必ずしも安全とは言えないものや効果が疑問のものもありますので、そちらのほうを気を付けなければならないとも言えます(いろいろ議論も多い話ですし、安全なものもあるかもしれませんが、そういう薬類にあまり厳格な使用や成分規制の網が現在のところかかっているとも思えませんので)。
<重要だと思いますので、農薬などに関してより詳しい記事は、FAQにあります>
土壌水分も野菜の成分も計測できる簡単な水質系なども進化しています(個人で所有・使用されている例もインターネットで紹介されていますね)。
熱水が出るのが問題かどうか?→SIMERUSではそうならない
軽くシメラスだから安心・安全で問題なしです。
(暑い夏、熱い水、熱湯、植物も人も動物もやけど?)
ペットボトル水やり(潅水)のSIMERUS水やりテープ、SIMERUSフロート他では、何らかの原因が合わさってペットボトル内や配管シリコンチューブ内などの水が高温の熱水になっていても、植物への給水はまず問題がありません。理由は、超低速給水だから、給水している途中で冷めてしまう (周辺土壌と同じような温度に落ち着く) からです。
これが、問題になるのは、タイマー式給水機器やペットボトルでも穴あきノズル型などのほうです。
つまり、穴あきノズルの製品では、何かの加減で、水が全く出ない場合(よくあります)、陽にあたり水温が高温(熱水)になり、中の空気に押し出されということもあり熱水が急に500ccや何リットルか噴出す場合は植物にとってかなり危ないといえます(火傷)。実質絶対遮光が必要ですね。
植物に限らずお子様などにも危ないしペットにも危ないかもしれません。
特にSIMERUS 水やりテープでは、ペットボトル等は遮光すれば特に熱水の問題がありません(元々噴出するという給水はしない構造・使い方でもあります)。
大規模向け SIMERUS ボックス パレット、プランター+、チューブ等 の場合
給水源のタンク経由ではなく、その装置自体へ直接の液肥の供給が可能です。
液肥も薬剤類も他に無駄に流れず外の環境も汚さず非常に効率的に効果が期待できるということです。なお、いつでも連続に液肥を入れて利用するのは完全遮光の条件でなければ避けた方がいいでしょう。
※画像はクリックして拡大できます。
★ここでいう土、土栽培や土壌、培土とはいわゆる栽培向けの通常の土壌であり、それに対する解説を行っています。当然ですが、土でスプラウト類は育ちます。
★スプラウト土栽培危険?かどうかについて-結局適正な管理が重要-
カイワレ大根やレンズマメ、ブロッコリなどのスプラウトに限らず野菜全般、衛生面の問題は、個人で栽培し食べる場合は自己責任ということになりますが、いずれにせよ安全のため、市販の実績のある培土を使用するなどの対策を行ってください。生食の食中毒対策を考えるなら、特に、土壌や容器に有害細菌が繁殖していないことなどなど気を付けるべきことはたくさんあります。
また、スプラウト類の収穫の時も、(収穫物の側に)土が残らないようにし、収穫物の洗浄も確実にしてください。※土壌自体はリサイクル利用は可能(ペットボトル土耕栽培・強化の記事参照)
★このペットボトルを利用した方法は軽く”しめらせる”が原則です。健康的です(ペットボトル菜園の作り方、水管理の仕方などの記事を参照)。
SIMERUSの語源はHPにあります。衛生問題が気になる昨今ではありますが、土壌過湿より、空気も十分あってかつ土壌が適度に湿っている方が、過湿で嫌気的(還元的)環境は一般に植物にとってあまりよくない傾向などから見て健康的です。
この点が、例えば鉢底石を使った方法などと根本的に考え方が違うところです。
つまり、もともとから過湿の対策をする・しなければならないような構造⇔もともと過湿にならないような構造です。
★鉢底石は使いません(それらは以下の方法では使わないでください、水分が適切に供給できなくなります)。
これらも他で示されている方法と異なるといえます。そういうものなしで土壌だけでも過湿にはならないよう(軽くしめらせるように)、工夫しています。
★土の再利用について(表面部分だけをかきとる等)
スプラウトが生育すると、ハサミなどで上側を収穫するわけですが、下の茎や根の部分を土壌とともにスプーンなどでかきとります。その分、新しい土を追加します。実感としては、この方法で3~5回ぐらいは再度利用できるようです。毎回全部新しい土を入れ替える必要は必ずしもありません。また、根などはできるだけ取り除くとして、一度取り出した土は、水で洗い流し(リーチングと言います、重要)、乾燥させ(重要)、そして土壌の回復剤(有害菌などを含まない安全なもの)などを加えればかなりの再利用は可能でしょう。もちろん他の植木鉢等に転用し、リサイクル利用というのも有りです。第一、通常の園芸では、培土を使い捨てにはあまりしないでしょう。栄養管理と安全管理が重要ということです。ただし、土壌に腐敗臭などした状態は廃棄し容器は確実に洗浄します(確かに過湿だったらそうなりやすくもなります)。
※茎などが多く残っていればそうですが、厳しく言えば、C/N比(炭素窒素の含有比;植物体自体→緑肥というすき込みの場合注意が必要)なども含め微妙な調整が必要ですがここでは通常手に入れられる資材を使った簡単なリサイクルで考えて書いています。
※根については、育ててみるとわかりますが、結構、土壌の中に伸びていっているのが分かります。植物としては、それが元々なので、茎の近所のものは一緒に抜けてしますでしょうが、あとはほどほどに取り除いたらいいと思います。あまり気になるようだったら、全体の土壌の入れ替え(500mlだったら知れていますが)などを行いましょう。取り出した土壌はリサイクル利用できます。
★固形肥料、液体肥料、また、有機栽培について
特にスプラウト栽培に限って言えば、上の方法で、もともとの土壌の栄養分が十分であれば、固形肥料(即効性、緩効性)や液肥は必要がないと思います。有機肥料などの種類と出来不出来によっては、細菌感染性の可能性も高まりやすいとはいえますので注意が必要です。施肥量も気を付けるべきです。基本何でも有機栽培だったら何でもうまくいくのだという考え方も非常に危険だとおもいます(ただし有機栽培全般を否定しているのではありませんよ、慎重に適切にということです)。
なお、健康志向の低窒素栽培や低カリウム栽培志向なども考えると窒素やカリウムを豊富に与えるのは難があると思います。低カリウム型や低窒素型配合肥料もありますが、現在のところプロ向けの感じがします。
※なお、スプラウトだけでなく、他の作物全体でも、近年の硝酸態窒素成分の問題なども勘案して申し上げますと、追肥も含め、過剰施肥は避けてください。生育状況、肥料の説明書なども参考に適切に(心持ち少なめに)施肥するのが原則です。弊社の製品適用では普通の利用で全般に水損失がほとんどないので肥料も農薬も無駄なく効く傾向なのでなおさらです。弊社の栽培例では、特にスプラウトなどは培地の栄養分だけで育てています。
ここでは、過剰施肥が栽培時意図的に必要になるような特殊な植物については対応していません。肥料流亡なども考慮すれば、そのようなものは、現代的には、外部環境負荷の問題にも十分な注意が必要です。
なお、近年、整体そのものの成分や土壌水分について、基本的なpHやEC(電気伝導度)に加え、カリウムイオンや硝酸態窒素濃度が簡単に測れる数万~10万円以下のセンサーが各種登場しています。一般の方で、このような硝酸態窒素のセンサーを使われている例も増えてきているように感じます。
★雨除け栽培について
野菜などでは水管理を精密にしたほうが一般に良品の収穫につながります。ベランダで雨のかからない条件などを含め、どちらかの言うと傘(ビニルハウス)を差したような感覚で、(保温のというより)植物に雨が直接当たらないほうが正確な水管理ができます(一部の害虫で雨がかからない条件が好きなものもいますが、対抗策は有あります、それでも全般的には有利だと思います)。
なお、雨も有効利用したいという方は、雨除けの屋根からの雨水をタンクなどで受けて給水に利用するのも可能です(ボウフラ等に注意)。
※500mLで自動水やりポッドを作って、苗(育苗ポッド)を育てるのも便利です。
カイワレ大根やレンズマメ、ブロッコリなどでのスプラウト栽培の場合、ここでの例のように原則500mlのボトルを鉢にして栽培するのが一番良いと思います。
水耕栽培(養液栽培)と違って、土壌の乾湿を調節することにより、幅広く植物が吸水する環境を整えることができます。なお、土壌を適切に管理することにより、土壌が硬くて根が侵入できないなどの現象も避けられます(特集記事のうち、植え替えの記事などを参考にしてください)。
以下、繰り返し記述もありちょっと長いですが参考にしてください。
土で育つスプラウト
土?と思うほど手間もかからない
室内室外とも倒れて水がこぼれても困らない場所に設置して下さい
※画像はクリックして拡大できます。
★まず土壌栽培の安全性/危険性?
多分、検索のキーワードの関係からか、スプラウトの土栽培(土耕栽培)で検索すると安全性を検討したサイトがたくさん出てくるだろうと思います。弊社のその点に関する見解は、記事一覧より”土のリサイクル”等の項目に記載していますのでご覧ください。なお、前年の秋ごろから始めましたが2019年2月時点までで弊社内栽培で収穫したものについては、特に問題なくおいしくいただいております。
★冬季など、保温目的での、より上手な覆い方紹介 & 水の減り方に関する注意
以下詳細記事の(長めの?)記述に、ラップや、ペットボトルの覆いをかけるはずす、覆いのキャップを緩める(”覆い”とは、下写真のようなペットボトルの上半分)、またそれのキャップ自体を外す(ガス抜き)などにしても、”面倒くさいかどうか”という点からいえば、”ポイントをつかめばとても簡単・楽”と思います。つまり、以下は、ご自身の栽培環境に合わせた、”あ、なるほどね”と考えてもらえるように、ありがちなケースを想定し、詳しめに書いているということです。
第一、難しく考えなくても、当方でも普段は大体朝一番などにさらっと見て必要そうなら最小限いじるということ程度で対処しています。
なお、水位(貯水量)は、冬場は減少しにくくはなりますが、特に室内の場合、ストーブ、エアコン、床暖などでの、高温下ではかなり水消費があるし、窓外も大きな植物だと意外に結構水が減るしまたそれに気づきにくいので注意しましょう。
★そして適切水量で適度の温度を保つ方法も以下で両立します。SIMERUSだから!
簡単温室 温度計(棒状)を参考にするのも効果的です。
つまり、このSIMERUS水やり方法を使用した方法では、
センサーはいりません←給水テープ自体がセンサー(ほどんど精密農業)
給水テープで軽く湿らせる適正給水だけ そこが味にも直結すると思います
★覆いもリサイクル的に作ってしまえます & ラップ類も併用 そして播種
ここでは、体に良いといわれるスプラウトの簡単管理の栽培(土の特長も活かせる土耕栽培 プラス 保温)を紹介します。(冬場の)スプラウトといえどもシャキシャキ野菜を目指します。
(お住みの地域にもよりますが)この記事のように、冬野菜には遅く、春野菜には早すぎる時期であっても、スプラウトなど簡単に栽培できるものもあります。
種に土壌をかぶせてもよい
※説明の例では土壌表面にぱらっとまくことを基本にしています。それにペットボトルやラップで加湿
これらの例では、土壌表面に直接種をまいている(土をかぶせていません)状態です。後で洗浄などの手間を少なくする目的で意図的にそうしています。土を薄く種に被せるなら、ラップは特に要りません(いずれにせよちゃんと洗えば、問題は有りません)。
写真のように、スプラウト類を窓際などで栽培する分には、発芽時の水分(湿気)を十分確保してやれば、後は大体他の野菜類の栽培と同じような水管理となると思われます(例は500mLペットボトル)。このとき気温が低く、ペットボトル(キャップ付き、底を切り取ったもの)あるいはラップ類をかぶせてやります
★ペットボトル温室!
(例では、1Lあるいは、1.5Lのペットボトル←1.0Lで25cmぐらいから1.5Lで30cm弱ぐらいの高さになるように底を切り取ったもの(ただしペットボトルの形態により違いが生じます)、なおかぶせる都合からは1.5L-2.0Lのもののほうがかぶせやすいです)。
なお、スプラウト栽培には、容器自体は500mL程度のペットボトルで播種日をずらして連続的に生育させて収穫することがおすすめです。
横に広がるような場合、以下のようなより大きな覆いとするか、室内などでは気温によりますが、覆いを取り払って栽培します。
苗が高くなる場合、必要なら、割りばしなどを使って(下記)覆いの高さを稼ぎます。
特に2.0Lのもので覆いを作る場合、(大抵の場合中間にある)くびれ部分を取り除き、テープなどで継いで使うと25cmぐらいです(2か所輪切りにして作ります)。
連続給水型にしたい場合
連続給水型の場合、覆いの下端が水没することになり、キャップを外してもかなり空気の流通が悪いことが予想されます。
そのため、高さ4cm程度のスリットを適当数を適当幅にあけて使うことも考えてください。
例では、水面設定が済みタンクが空になった状態です。→再注水します。
給水タンクによって水受け皿に水面を設定する連続給水型への改造は、カテゴリー 個人向け…の記事を参考にしてください。
★スプラウトの発芽・生育適温は概ね15℃-25℃といわれます。
※ご注意、季節・地方・暖房などの都合により、温度が結構上がっている場合があります。これはカビ発生などの原因にもなります。高温の場合、ペットボトルの覆い自体が不要である場合もあるので覆いの上キャップを緩める・キャップを外すなどと合わせ適宜ご利用ください。なお、温度計はあったほうが便利です。
12月の曇天でも時間場所によって30℃もある。
日が暮れても25℃(そういう日もある)、例では、キャップは外しました(さすがに温度が全体に高めです、水分・・露・湿気ガス抜きを適当にしないと、発芽時期はともかく、湿気がすごすぎて成長によくない、特に今年は何か大変!)。
★加湿して過湿気味にするのは発芽時期だけのスペシャル的管理
発芽するまでは空気中も土壌も十分な湿度(湿気)が欲しいので、土壌表面に直接種子を播き土をかぶせない場合、ラップなどで種をまいた土壌の上を覆っておくのが確実です。種子や土壌表面も霧吹きなどを使って十分に水を与えます(これは、種子に土壌をかぶせた場合も同じです)。
※ラップやペットボトルで土壌表面を覆うのは、発芽するまではかなりの湿気が必要だからですが、この条件だと温度・温度が高いと実際にカビが生えることも考えられますので、発芽後は、ラップなどのカバーを外すことを含め、適宜、”ガス抜き”を心がけてください。ペットボトルのキャップの外し方のタイミングなど下記に適宜調整の方法があるので参考にしてください。
★実践的な説明
結露は、キャップの緩めや取り外しの便利な目安になります
このような結露の状態になってくると大体よくない
内部も保温もされているとはいえ、過湿でもあります。
このような時、上のキャップを緩め(あるいは外し)湿気を抜く、また、室内の場合などでは覆いを取り去ってもいいでしょう(カビの予防を兼ねる)
※この結露の状態とは、凝結熱を発生し温度の低下を防いでいる効果もありますので、必ずしも悪いことばっかりのものではありません。蒸発の抑止の効果もあります。つまり、内部の湿気管理などを含め程度の問題ということです。
これは、カビが生えているわけではありません
※本当にカビの場合、土表面に”斑点状などで大きく被るような白いカビのコロニー”といった感じの状況になりました、あるいは、黒の点々の場合もあります(弊社の栽培例)。スプラウトの種が納豆的になってしまうというのもあります。
★カビが生えてしまった時の応急処置
とりあえず、暑いのと湿気が多いということでもあり、思い切って覆いを外して乾燥させ、様子を見ます。復活しないなら植え替えを考えなければなりません。立ち直ったなら、(キャップを外してあまり湿気がこもらないようにした)覆いをかぶせなおすなどを適宜行います。なお、衛生面は十分安全側で考えてください(明らかにカビの生えた・付着したものは避けるのが原則、なお、この記事の方法に限らず野菜栽培全般そうですが、当然、食中毒には気を付ける必要があります)。
カビを防いだ栽培・原則:温度が適当であれば1~2日で発芽が始まると考えられます。発芽を確認するとラップをかけている場合、それをさっさと外してしまい、ペットボトルの覆いをかけるだけにします(当初キャップは締めておいて覆いの内側はちょっとは曇るぐらいにする→苗が大きくなるとキャップを緩める→外す)。つまり、極端な過湿は防ぎます。
それでも、カビがあまり頻発するようだと、土を一度乾燥させる、入れ替えるなども効果があります(基本極度の土壌過湿は避ける→軽く湿らせる)。
下の水受けの水深(水量)は(土容器下の)キャップの位置までが、原則です(極度の過湿は防ぐ、カビも防ぐ、土壌の水漬けは基本よろしくないです)。
ご注意(加工後)
ペットボトルの切り口はビニルテープなどでカバーしたほうが安全です。※窓外があまり寒いと適宜室内(窓際)など温いところに移動しましょう(覆いの効果も限界はあります)。発芽・生育の温度管理の注意事項は以下の記事にあります。
写真のように、発芽して芽が伸びてくるとラップは生育に障害となり邪魔なので取り除き、500mlのペットボトルを全部覆うように、キャップ付き覆いとなるペットボトルを被せます。
上のキャップについては、基本大きく結露する場合は、②~③で湿気を抜きます
①締めておき、湿気を確保する(大抵内部は曇る傾向です、発芽直後)→
②少し緩めてガス抜きをする(あまり内部が曇らない程度、1cm程度まで目安)→
③キャップを取り外し空気の流通をよくする(ある程度生育してから)
の手順で栽培ステージに対応させて、同時にあまり過湿にはならない健全生育を心がけます。あまり寒いと、キャップをつけておいたほうが有利ですが、過湿との加減で調整します(発芽時を除き、基本的に過湿はお勧めしません)。
★大きくなったら
最後に、10cm~程など 高さが高くなるものについては上記ではつかえてしまいいますので、その場合以下のような対策があります。
写真のように、割り箸を真ん中で輪ゴムなどで止め、X状に下の土壌に差し込み、高さを持たせます。そこに覆いをかぶせなおします。このときも、キャップは、
①締めておき、湿気を確保する(大抵内部は曇る傾向です)→②少し緩めてガス抜きをする(あまり内部が曇らない程度)→③キャップを取り外し空気の流通をよくする ですが、もうあまり、仲が曇るまで湿気はいらないと考えられますので、②と③が主体で大抵いいだろうと思います(つまり、あまり覆いが曇らないようにしたほうが良いと思います。とくにこのステージでは特別に過湿を好む種類のもの以外、過湿はお勧めしません、シャキシャキ野菜になりにくいです)。
なお、気温等の条件が許せば、覆いを外してしまうのでも構いません。特に、横に広がるものは、再度覆いをしようとしても引っ掛かりやすいのでそのほうが管理しやすいです。また、より大きいプランタをかぶせるという方法もあります。※2Lのペットボトルの場合、途中のくぼみなどは切り取っておくほうがいい場合があります。
★追記
倒れて水がこぼれても困らない場所に設置して下さい(特に室内、お子様やペットなどにも配慮を)
仮に、(冬季用の)温度維持用の覆いをつけていなくてもいずれにせよ、本方法は、倒れると水がこぼれる構造になっています。そのため箱などに入れて固定する。幼児の手の届かない場所に設置する、ペットが近づけないようにするなどの配慮をお願いします(幼児でもペットでも内部の水を飲んでしまうなどは危険ですので避けてください)。
★追記2 バランスをとる要点を的確に判断するためには、本方法での注意点
スプラウト類に限らず、制約はきつくなりますが、小さな野菜(例えばアイスプラント)などもこの覆い式は十分対応できるとは思います。
十分育つと考えられます
この方法の紹介で弊社がSIMERUS水やりテープを使うのがいいですよといっているのも(過度の水分伝達がなく)適当な水分供給ができるテープで土壌やその上の空気があまり過湿にならないようにということです。今回の方法では換気とのダブル式、組み合わせ技の効果が期待できますね。つまりいいバランスになるということです。言い換えると親水性の給水素材類何でも使ってうまくいくというものではないことはあらかじめご注意申し上げます(さすがにそんなに簡単なものではないことは指摘しておく必要があるということです)。
種をあらかじめ水浸しておいて、発芽しやすくし、播種するという方法もありますが、やや面倒くさい!ので採用していません。
スプラウトの種類は、いまのところ、ミックスとか、ラディッシュ、ブロッコリー、レンズマメなどを用いています。など、(少なくとも一時期)光を遮る必要のあるモヤシ類栽培も十分可能とは思います。
ここに示す方法でもさすがに氷点下で氷結する条件では使えませんでご注意ください。条件による部分が多く保証は出来かねますが、従前からの弊社へのお問い合わせ(北海道の方など)も参考にすれば、寒冷地でも日の当たる条件で二重窓の中で暖房などが十分であれば、十分な条件になるようだとは考えます(LEDや蛍光灯類の(植物用)人工光源の採用も追加で考えられますがここでは複雑になるのでそれには触れません)。※スプラウトの発芽・生育適温は概ね15℃-25℃と言われています。
2018/12/15更新
※下にとことん手間を省いた簡易法の説明もあります。
★以下の写真の例では、植え替え植え直しは、春先定植・播種からは行っていません。なお、パセリ類など一部は、昨年秋冬から連続して栽培できています(これは春に大きなペットボトル鉢(1.0→1.5L)に植え替えしました)。
プランターレタス(上段・給水PETボトル右)や底面潅水バジル(下段、右)など含め今のところ特段問題はありません(5月末)。
★PETボトル植木鉢のものだけを見てもそうです。特に、スプラウトなどはそういう問題は全くありません。
※ウエットティッシュ類が好適:湿らせてもある程度強度のあるものということです。ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどでは湿らせた場合強度が足りません。なお、特に断っていませんが、ここでいうウエットティッシュというのは、可燃性のものをお勧めします。
ストレッチ植木鉢方式も含め、大きくなる野菜などを植え付けると苗の定植から2~3週間で各種対応を考える必要もありますが、あくまで、植物の生育の仕方によっています。スプラウトが代表例ですが、気を付ける必要のないもの、3か月以上チェックもしていないでも済むものも有ります。ペットボトル式の場合、植木鉢部分が透明なので根の状態や土壌の湿り具合は時々は見てやりましょう、乾燥時ペットボトル植木鉢を手で持ち上げると、根の集中現象がみられる場合、土壌乾燥で土壌植木鉢がびっくりするほど軽くなります。
以下に示すSIMERUS水やりテープを使った各方法では、親水性のひも類や底敷石を使っていないので簡単にできます。それらがある場合、引っ掛かったり、混ざったりであまりうまく作業できない可能性が高いです。
鉢底の石を使わない(※使用不可)なので、ここで説明するPETボトル植木鉢は、土壌の容量の点では有利ですがそれでも足りない場合をいろいろ考えます。
もちろん、大きくなるのが分かっている野菜なら、始めから大きな容器で育てればいいということになりますが、例えば、育苗を小さい鉢単位で行い、生育に応じて良いものだけ定植するとか(つまり、ペットボトル栽培を育苗と考える、ある意味始めから大きな容器に多数播種してそののち”間引きする”と同じ考え方です)なども考えられるのでそれらにも対応した記事になります。
※カイワレ大根やレンズマメ、ブロッコリなどのスプラウトから、イチゴ類などのある程度までは大きくなるといった野菜類までだったらあまり植え替えや間引きにこだわらないでいいかもしれません。しかし、大玉トマトやキュウリ、ゴーヤなどは特にそうですが、大きくなったら他に植え替える手段なども考えておくほうが安心でしょう。
小さい鉢から植えかえる事が前提の育苗にも使えます。
基本この流れで進めます。
※画像はクリックして拡大できます。
※植木鉢やプランターなどの大きな容器に植え替える場合、このもみほぐす作業は経験的にいって上記ほどには徹底する必要はないみたいです(売れ残りの?古くて根がぎゅうぎゅうになってしまったポッド苗の場合と同じような対処でいいでしょう)。
※入れ替える(植え替える)前にSIMERUS給水テープに貼りついた根ははがしてください(性能に影響します)。
※SIMERUS水やりテープをセットするペットボトルの先端・キャップの内側についた土壌の粒子などは取り除いてください。そのまま、テープを装着するとテープが損傷(切れてしまう)する恐れがあります。
また、ペットボトル植木鉢の下キャップの位置まで土壌を充てんし黒のテープ面とよく接触させる(基本大きな空隙を作らない)。大きな空隙があると水分が上手く伝わりません。
土壌を外した後、写真のように入れなおします(植え替え)。
テープ表面、キャップ内側部分は掃除
※外してみて土壌を出しても、近軍含め結構固まっていることも多くそんなに手間な感じでもないです(下のキャップ付近突起的になったところやその少し上まで崩して根をほぐしてやったほうが良いです)。
下から太めの棒のようなもので押し出しても取り外せる(途中がくびれたPETボトルだと多少横から押して変形させれば取り出しが楽です)
植え替えの場合(植え直し)以下の写真のようになります
密に詰めよく接触させる
※植え直し・植え替えは、ペットボトルのキャップを付けてから
※ 新しい土と元の苗との接触には注意する(空洞を作らない)
一度、植物+土壌+根群 を丁寧に取り外し(根はできるだけいためないのが原則)、下部に土壌を追加し再度 植物+土壌+根群を入れなおします。新しい土と根群がよく接触するように軽く押し込んでください。右の写真では、説明のため水を流し込んで見やすくしています。
また、ある程度水分回復した状態からのほうが、土壌の間隙を少なくするための上からの土壌の押し込み作業がしやすくなります(土壌が柔らかくなる)。つまり、始めから準備的に湿らせておいてもよいです(収穫時、級に水分が増えると実が割れるなどの悪影響があるので注意)。
※つまり、これは上記の全部取り外し、植え直しや植え替えする方法と共通です これらの方法においても土壌が乾燥してしまっている状態では、呼び水的に上からじょうろなどで給水してやる方が、土壌全体の水分回復は早くなります。また、ある程度水分回復した状態からのほうが、土壌の間隙を少なくするための上からの土壌の押し込み作業がしやすくなります(土壌が柔らかくなる)。つまり、始めから準備的に湿らせておいてもよいです(収穫時、級に水分が増えると実が割れるなどの悪影響があるので注意)。つまり、始めから準備的に湿らせておいてもよいです(収穫時、急に水分が増えると実が割れるなどの悪影響がある時季もあるので注意)。
培土を詰めなおすのが横倒しにしたら土壌が崩れるなどで難しい場合、ウエットティッシュなどを複数足して埋めるような方法があります(どんどん増やしていくのはできますが⇒土耕栽培ではなくなる、生育に悪影響?⇒植え替えたほうが良い となりますので程々に)。※つまり、ある意味底に土壌を足すのと同じ効果を簡易に得られますが、土壌そのものではないことには注意が必要です。
以下のイラストのような手順①~⑤となります。なお、⑤の上からの軽く押し込む作業は、土壌が十分湿ってからのほうが効果があります(これを早くするならじょうろで少し上から補給するで構いませんが急激に過湿は上記のように収穫時は気を付けて下さい)。
また、土壌の間隙を少なくするための上からの土壌の押し込み作業がしやすくなります(土壌が柔らかくなる)。ただし、収穫時、級に水分が増えると実が割れるなどの悪影響があるので注意のこと。
※あまり土で汚れないとはいえ、この方法では、植え替え植え直し時に根をほぐしてやることまではできませんので効果はやや劣ります。
面倒な作業に見えますが、こうすればごく簡単にできますよ。ウエットティッシュ類はあらかじめ用意しておく(程度により枚数は増減します)、アルコール分などは水でそそいでおく。
それは、似て非なるものになるからです。例えば、プランターの底部所々に容器の底の工夫により土の柱をこしらえ、それが底面の水受け水盤につかって、底面潅水するというタイプは、市販でたくさん売っていますが、あれは、専門用語的には”土柱法”と言って良いと思います。←つまり底面潅水と言っても弊社の提案しているものとかなり違うものです。
なお、土柱法は、培土の性質で(物理的な理由で)必ずしも水分コントロールが簡単ではありませんし根の集中問題も一般に後が厄介な傾向と思います。
それらのため、弊社の提案している方法以外にはここでの記事が参考にできなくなる可能性が高いということです。
ご自身でいろいろ工夫して行うということは結構なことだと思いはしますが、同時にそれなりの注意が必要です。どちらかというと、弊社の提案する方法で土壌水分管理のややこしいところは避けてしまい他のところにこそエネルギーを注いでいただければと思います。
※通常のポッド栽培を含め、底面潅水式ばかりでなく、SIMERUS水やりテープ自体、底面潅水式から本来の使い方に転換することも当然考えられます。
元々このペットボトル栽培には、小型の植物の栽培に向いていますが、トマト(ミニトマト)やキュウリ、ブロッコリやセルリ等ある程度以上大きくなり栽培に数か月かかるものでは、写真左(定植より約2か月経過時点)のように、根が下にも集中して、トータルでの水の広がりが妨げられ土壌の栄養分の吸収にもよくない状態になる場合がありえます。
この点は、根の伸び具合も、透明ペットボトルの場合、外からある程度確認できるので便利です。→あまりコケなどで緑になるなら植木鉢部分も遮光する。
本方法では、一般のじょうろ給水の鉢(ポッド、プランター)のように内壁にマット状に根が真っ白に張り付くというのはあまりないです。これは、あくまで他の方法で似た作物を同じようなサイズの植木鉢類で栽培している場合と比較して少ない傾向という意味です、つまり、SIMERUSでも全く起きないとは言い切れません。逆に言うと普通のじょうろ給水などではよく集まります。
根巻き 土壌と植物生育のバランスの問題なのは確かですが、理由は実はちょっと(かなり!)難しいです。これには給水を与える速度が土壌へのしみこみ方に対し速いなどの理由で鉢の外側に水が流れ、内壁面あたりに水分がたくさんある、溜まる(また、沢山通過する)、そして根が水を求め集まるなどの現象が合わさってなるものです。根のマットもある意味水を通しやすいのでなおさらひどくなっていきます(いわゆるマッチポンプ)。そういうことが重なって、たくさん水をやっている割には、流れ出して非効率になっており、さらに水が必要といった悪循環も考えられます(絶対どうなるかというのは簡単には言えません)。なお、あの根の白マットは一般的に生育(水分や養分吸収)にはかなりよくないといえます。
じょうろなどの給水が(大変)速い??何それ?意味がわからない? 一般にそう考えられても不思議でがないとは思いますが、例えば、SIMERUSでの野菜給水で、1日で1株1.0L程度などというのはよく見る値ですが、それは、連続給水なので単純に計算して1時間あたり1株41.7mlの超低速です。それに比べれば、ドリップ灌漑にしても、じょうろにしてもいかに給水強度(速度)が大きいかということです。なお、軽く湿らせるSIMERUSでそんなに給水速度が小さくても大丈夫です。地中からの効率的な給水であるSIMERUSでは水の無駄もほとんどないので植物生育に十分な水分量になります。←蒸発して消えてしまうから、少量節水はダメという人がいまだにいるかもしれませんが(かなり古典的な知識です)、本法に関しては全く関係ありません。ご心配なく。
この10年での感覚的(経験的)には、通常のじょうろなどでの水やりの半分の水量で済んでいる感じを常日頃受けています。
これからの季節、水がどこかに流れ去れば打ち水効果はなくなりますよ。
蒔く水が冷たいというのも効果もあり、分かりにくくなっていますが、打ち水効果とはどちらかというと表面からの蒸発や植物の蒸散による潜熱効果によっての冷却だと思います。したがって、水をじゃんじゃんやってもどこかの排水に流れて行っていれば打ち水効果もごく限られたものになります。※同じような理由で、暑いとき、人が直接冷水をかぶればそりゃ涼しいですが、冷却ということでは無駄も多そうですね。ただし、無理は禁物、熱中症には十分気を付けてください。
SIMERUS水やりテープでも、極端に作物の大きさと土壌鉢の大きさにアンバランス(土壌容量が、作物の大きさ・生育に対して小さい)場合はこの根の集中現象は大きくなっていきます。それはある意味仕方がありません。
特別な対策を講じない限り(例えば防根シート)、じょうろなどで普段給水を行っているものなどの小さな鉢類栽培にはそのような根のマット状集中による水や養分吸収の問題がついて回ります。これはポッド栽培の限界の一つです。本方法でも作物の吸水能力と水やりテープの給水能力とのバランスがよくないと水やりテープ部に根が集中する場合はありえるということです。これはいつでも起こるということではありません。写真でも根が内壁に網の目程度来ていることが分かりますが、外側に真っ白のマット状に壁を作るというのはあまりないです。
なお、養液栽培(水耕栽培)ではこの根の問題がないという方がいらっしゃるとは思いますが、”養液に根が直接(あるいはロックウール等越しに過湿状になる⇒流行りの特殊土壌の養液土耕栽培等にもつながる考え方)”にも固有の問題があります(専門的ないい方になりますが、少なくとも土壌媒質自体の乾湿制御による継続的な水分環境制御が実質不可能です←実質パルス制御になる、例えば、一日50回など)。
註 ロックウール栽培等でも防根シート類などはつかっているのが実態です。
この方法は、盆栽の鉢植え替え管理にやや似ています。
※この作業については、2L等のペットボトルなどで見られる蛇腹の構造のボトルでは難しくなるかもしれません(当初の詰め方にもよります)。場合によっては、ペットボトル側面を切って新しいものにしたほうが効率的だと思います(給水テープは当然ですが付け替えられます)。上の写真例では、下のキャップを外して差し込める太さの棒も併用して少し押し出し、後は持ち替えて崩れないように根や茎が傷まないように引き出しました。
※大きめの苗の数をそろえたいなどの場合以外、大玉トマトなど明らかに株が大きくなるものなら、始めから大き目のポッド(鉢)栽培(関連記事有)にしたほうが、良いと思います。苗(あるいは種子)をいくつか植えておいて間引きもできます。
また、上でも触れましたが、普通に(本来の方法で)SIMERUS水やりテープ+水ペットボトルでの給水に切り替えて大きくしてゆくのも”有”です。SIERUS水やりテープ本来の使い方→製品一覧参照、この点は、旅行の期間などや、準備できる資材などでも勘案してお決めください。
給水用のペットボトル、プランター、土壌などを用意したら、このペットボトル鉢で使っていたSIMERUS水やりテープは付け替えて使えます(※白黒の面の向きは逆にセットしますので注意、説明書(pdf有)参照)のでコストもあまりかかりません。
また、個人向けにもさらに本格的には、SIMERUS底面給水用各種製品もあります。
例
大きさ→何事にも限界はあります
丁度これなどプランターなどに植え替えるかそろそろ食べるかですね
セルリ(セロリ)高さ約30cm横幅50cm以上 1.5Lペットボトル型)。
→
植え替え&長期間自動給水化(記事有)
PETボトル植木鉢の弱点として、やや土壌が少ないというのがあります(※この点は利点でもあります←土壌が少なくて済む)。つまり、ハーブやサニーレタスなどの葉っぱものぐらいだったら好適ですが、大きくなるタイプの野菜では植え替えなどを考えておく必要があります。または、何らかの方法で土量を増やすかです。
そこで、図のように、基本同じペットボトルを2本用意して(後に示しますが、1.5lのペットボトルでは種類によっては、1本で済む種類もあります)、20cm深さのペットボトルで土量を増加させた土耕植木鉢を作ります。なお他の項目については、ペットボトル植木鉢の作り方・植え方と同じですので関連記事を参考にしてください。
ペットボトルストレッチ植木鉢(1.5L版)で、ミニキュウリ、ミニトマトぐらいまでだと思います、もちろん2.0L版ではさらに余裕はありますが、ミニトマトなど以上に大きくなりそうなもの(例えば大玉トマト)は初めから普通の植木鉢・プランター(これの底面潅水化の記事は別にあります)の方が無難と思います。栽培例ギャラリーなども参考にしてください。なお、PET植木鉢1.0L版ぐらいは、通常サイズ~ストレッチサイズぐらいで、そんなに大きくならないハーブや葉物野菜各種向けだと思います。
ペットボトル植木鉢と水受けを作る
図①②のように、基本的に2本のボトルから作ればいいですが、20cm深さの鉢を作れるのは、通常サイズの500mlのものから、2Lぐらいのものです(基本的に野菜は1.5L程度を推奨します)。※全部の種類ではありませんが1.5Lの炭酸飲料のボトルのうち、断面が円筒形で側壁がストレートの円筒に近いもの(くびれていない)のうち、19~20cmでカットすると、もう半分(底側)がちょうどいい程度の高さ(約11cm)になるものがあります。これは、1本でストレッチ型植木鉢ができることになります(そのためにも植木鉢部分は20cm位が良いと思います)。
1.5L PET 水受け高さ 約11cm
例は1本から作成できました
1L PET 水受け高さ 約13cm
この例では2本から作成しました
ペットボトル切り口には、けが(人なども、そして植物の茎など)を防止するため、ビニルテープなどで覆っておくことをお勧めします。
遮光等については、ペットボトル植木鉢関連記事を参照して下さい。
なお、欲張って?あまり深くすると①転倒の危険性や②土壌により水が伝達しづらいこと③いざ植え替えなどを考えるとあまり深いと取り出しも植え直しも難しくなるというのもあり最大20cm位が目安だと思います。※そのためにも培土は、通常の野菜栽培用などを利用するのが無難です。
これで栽培開始できています。キャップ部には、SIMERUS水やりテープがセットされています(※キャップは緩くつけておきます←厳守)。
ただし、これら(写真は、ミニトマトやミニキュウリ)結構水を消費するとも思えますので、連続給水化が向いていると考えられますね。
そこで、連続給水化の準備を想定すると
それでは、水受けの方の高さはどうするかということを気にしておく必要があります。ペットボトル植木鉢単体で利用する場合は、同じペットボトルの2本目を半分に切ってそのまま使えば高さ調整の問題を気にせずとも大体大丈夫ですが、
以下のように、ちょっと水受け側を切って水受けの高さを調整しておいてもいいかもしれません。(夏などに)連続給水に移行するとき、つまり暑い時などに、ちょっとだけですが手間が省けますし、複数設置している場合、高さも大体そろって管理に便利と思います。
当方では、このストレッチ栽培では、始めから給水タンクを利用した長期間給水で栽培管理しています。←楽です。
そして連続給水の準備
水深 1.5~2.0cmが妥当
<水受け支持台(PETボトル水受け側)カッティングで水位調整(水受け皿)からの高さ とは>
もともと葉物やハーブなどに向いているとはいえるPET植木鉢ですが、
ベランダの条件で陽が当たりにくいのも影響も受けているのかも知れませんが、ストレッチ型植木鉢でも植木鉢などに比べて一般に土壌が少なく、トマトなど大きくなるものでは根の成長という点では、抑制された栽培になっているともいえます。この写真で、実(ミニトマト、ミニキュウリ)もなりだした約1か月強ぐらいの状態ですが、これからある程度収穫したらそれで終了(2か月強ぐらい現在予定)でもいいのですが、樹自体を大きくする目的で大きな植木鉢へ植え替えて試すことも考えています(もちろん水やりテープを使った底面給水式で)。
こんな感じに植え替え
(同じような植物を)複数作成して栽培し、記事カテゴリー 個人向け…にあるように、旅行中などに連続給水できる方法を使いたい場合、原則は、キャップの高さを(底から3~4cmに)統一しておく方が、給水能力がばらけないので便利です(つける水深を1.5~2.0cmと考えて)。※土壌水分の乾湿状況等の影響が、それぞれ極度にばらけた植生の場合には複数を対象とするには注意が要ります(基本個別に;乾燥⇒水位を下げる、湿潤⇒水位を上げる)。
より詳細には、当然ではありますが、同じ植物でもサイズによっても気象状況によっても給水量は違ってきますなど様々な要因が絡み合います。
キャップ 底から3~4cm
※大きくなるものなら、水面にPETキャップが漬かるくらいの高さ
水深1.5~2cm
※これは、あまり変えないほうが経験上いいです
水面設定用の加工については、以下にも簡単に書きますが、カテゴリー 個人向け…の記事 底面潅水式… を参考にしてください。
※キャップからの水位を変化させることによって(毛細管の)給水性能を変化させることができますが、通常は、キャップ下0~3cmの水面高さとすると特に問題は生じないといえます、それ以外では、むしろいろいろトラブルの原因になりえますのでおやめください(SIMERUS水やりテープ端が水に必ず漬かっていること)。上の写真のようなキャップの位置、水深の組み合わせで大丈夫です(SIMERUS水やりテープ端が水面に漬かっていること)
また、給水能力(乾燥時の自動調節で出せる最大能力、いわば瞬発力)を向上させるのには、SIMERUS水やりテープのたすき掛け(クロス掛け)という方法があります。ただし、これは、いつでも2倍の給水がされるというものではなく(それは水の浪費でしょう)、極度に水が必要な乾燥時の供給能力の強化の意味あいです。また、その最大給水能力が2枚だから2倍に向上するということではありません(重ね合わせてセットするのでそこまでは増加しません)。基本は、1枚で給水するのが、この方法の場合一番良いと思います。※他の記事にある底面潅水式では、2枚使用で2倍の給水能力という言い方はできると思います。
なお、本来の水受けには、下部に水受けがあり、土壌を入れたPET植木鉢が載せられることになりますが、連続給水化するためには、以下のような水の流入口をあけます(底面から高さ2cm幅1.5cm程度)。
※大きくなるものなら、水面にPETキャップが漬かるくらいの高さ
給水のタンク(給水用ペットボトル)にも加工が要ります。
注水セットすると
水面形成
底面から高さ1.5~2cm幅1.5cm程度の穴 水を注ぎこむのと水位設定に必要です。
これらを設定すると以下のようになります。
余裕を持たせるには、この水受け容器(百均で購入)でもあと1.5L一本の給水用ペットボトルが設置できます。
より長期間向け
また、容器でもある程度遮光できていますが、給水用のペットボトルにも遮光が必要な場合もあります。例は、靴下のリサイクル利用版です。
意外に見逃しやすいかもしれませんが、大きく高く育つものだと支柱建てなど含め背丈が全体に高くなっていくし、植生も大きくなっていきます。つまり、PET植木鉢を含め強風などで倒れやすくなります。そうなると、給水に支障が出てしまうので固定の方法に十分留意してください。さらに、連続給水型の給水タンクをセットしてある場合、それが倒れないようにも注意して下さい。
ミニトマトなどの上手な栽培にも”軽く湿らせる”で味のノリなどが過湿の場合とはやはり違ってきます。弊社のこれまでの経験的にそうです(軽く水ストレスをかける栽培方法)。写真はミニトマトと小ぶりキュウリの栽培です(もっと大きくなるものは植木鉢栽培の方で予定しています)。
これは雨のかからない条件(雨除け栽培)にしています。雨除け栽培は、良品の収穫に有利です(病気にかかりにくい、水分管理しやすい等の理由)。
支柱建て等 栽培の詳細については、順次記事を追加していきます。
記事カテゴリー 栽培例ギャラリーを追加しました。
ボウフラ画像 Wikipediaから
<留意事項> そもそもあまり見かけない? ボウフラを見かけるのは、暑い時期が中心と思いますが、太陽光が差し込む夏季の条件などで、水温がかなりの高温になるためなどもあるとは思えるのですが(昔ながらの屋根の上の太陽熱温水器みたいな条件、なお、その高温は給水には問題ありません、超低速給水なので途中で冷めてしまいます)、そのような条件下、ボウフラ自体を給水内にあまり見かけたことがありません。その上でですが、発生しうる条件の組み合わせも考えらえるため、実現容易な以下を記載させていただいております。
※2021年は水温もチェックしていく予定です(6月以降、栽培状況記事とともに計画)。
主にSIMERUS式のあまり過湿にならない(給水もあまり動かない)底面潅水(10号鉢適度まで)を対象にしますが、これはおそらくではありますが、土壌が水に漬かったようで過湿になりやすい(潅水もあふれやすい)他の底面潅水(底水)式より下皿部分の水温は上がりやすいと思います。
<警告> 独自の底面給水装置などを含め他の水やりの手段の採用条件下においては、ここで提示している方法によっては悪影響がある場合がありえます。
SIMERUS底面給水式用の解説です
もちろん大きくなるものの場合でも
※主に、PETボトル給水タンクを使ったものを想定して説明します。
※一般の水耕栽培(養液栽培)の場合とは水量など事情がかなり異なります なお、このSIMERUS式では元々そんなに水深・水量は多く使いません
また、特に、コケ類対策(藻の対策)については、
も参考にしてください。
以下にも関連の記述がありますが、寒冷紗(カンレイシャ、網)などで覆って、虫がこれなくすることがあげられます。(さらに寒冷時期向けとはなりますが)温度上昇も考えた場合、ビニル他の透明のもので覆うというのもいいかもしれません。雨除け栽培の効果(作物本体が雨に打たれない)も考えられます。このような処置は、農薬全般の使用減少や品質向上にもつながるので考えてみるべきとは思います。
塩水化、銅板などで銅イオンを増やす、塩素系漂白剤投入、専用の薬剤利用など
中性洗剤を混ぜる、油を水面表面に垂らすなど… だったらまだ心配される方もいそうな感じもなきにしもあらずですね。そこで、さらに、
IGR剤というのはいわゆる植物に利用する目的の”農薬”であります、人間などには、毒性がないといわれています、ただし魚毒性はありますので、メダカなど魚類併用不可です。市町村のボウフラ対策指南に出ていることも有るので興味のある方は調べてみてください。
などですが、いずれにしても、上記の濃度や容量などは十二分に安全を検討し、それらを飲んでしまわないように幼児やペットなどへの安全対策を十分にすることが原則でしょうし、植物自体への安全性(塩水化とかは特に問題が大きいと思います)、また、出来た野菜などを食べる場合のことも考えてやらなければ大変です(食用に栽培している場合は特によく理解してからためすこと)。
熱湯を注ぐ、メダカなどボウフラを捕食するものを放つ
※まず、熱湯を注ぐとは、ボウフラやその卵が死滅するほど水温を上昇させることで、100度の熱湯にするということではありません。また、水受け容器類が変形しないように注意して行ってください。
こちらも熱湯とメダカの放流は同時にはできません(ボウフラはともかく、メダカなどの方はそれをすれば立派な動物虐待と言えます)
当たり前のことも効果的です、これも薬剤類は使いません
①、鉢やプランターを一時的にどけて、小さな観賞魚用の細かい目の網で生きているボウフラをすくって放り出すというのも実に効果的です。安心ですし。
②、底面潅水の受け皿の水を一時的に抜いて(カラカラに涸らしてしまい)、ボウフラを弱らせる方法もあります(必要に応じボウフラは除去します)←植物の乾湿に影響があるので注意して行うこと、また、乾燥にやや強めのボウフラもいるらしいですのでその点も注意のこと。
薬剤類は、弊社の底面給水法(水深も浅い、水も逃げない)では流去せず効率的に使用できます。でも、薬剤を使用した方法では、底面給水方式では、その成分が土壌中にも拡散するとは言えます。近年の農薬は安全性にも配慮されている傾向ですが、そういうとき、とにかく土壌自体にはできるだけ、薬剤類を浸み込ませたくないということなら、一度底面給水鉢類をよけて、効果的な薬剤式でボウフラを退治して、それを排水し、再度水位設定してください(ただしすぐに再発するリスクには注意のこと)。※なお、IGR剤(農薬)とかは、当然ですが、植物本体にも効果も期待できると思います(このように、無農薬を目指さない場合、ボウフラ退治も植物自体の防除とセットてやってしまう一石二鳥という感じもあるということです)。
★当方では、2019年度ベランダ栽培各種をしていますが、蚊が来ていないのか、底面給水型で水深2cm位で浅く水の温度も上がりやすい条件のためなのかボウフラの発生は見られていません。ただし、昨年度など他の設置条件ではボウフラ発生を確認したことはあります(わざと発生させたようなテスト条件でしたが)。
※ボウフラ自体は、水質をきれいにしてくれる効果でという意味では”水をきれいにする益虫”→”成虫になれば、大体害虫”でもあります。
網類を水面より上にかけておくか水面を何か密な(蚊が卵を産めない)防水のものなどで、覆っておくこと(ラップや発泡スチロールなど成分が溶けだすことが実質無くそして浮くものを”浮遊”させておいても直接さらされた面積が少なくなるということでは、発生確率が減ると思います、また酸欠になりやすいと思います)。
弊社の製品で、これらに対する対応例を以下に述べます。
では、普通に使う場合(下イラスト)、ペットボトル内へは、キャップもあり蚊の侵入は考えにくいですし、ペットボトル菜園の方(下写真)も、水受けに土の鉢がほぼぴったりとはまっている状態では同じく蚊は侵入できません。
以下のプランタを使った栽培写真のように、底面(下方)から弊社給水製品で水を毛細管水分上昇させる場合 、水受け皿などに設定した水面に蚊が産卵できるような場合、底面潅水植木鉢式でも、PETボトル植木鉢(花壇)式でもボウフラが発生するリスクはあります。
※つまり、夏休みなどの旅行で、パッド類に大量の水を貯めておいて、出来るだけたくさん連続給水したい場合などに当てはまります(なお、ペットボトルを使った水量増加法も含め、別記事で特集しています、参考にしてください、カテゴリー 個人向け…の記事)。いずれにせよ、大体蚊の産卵から1週間ぐらいで成虫になるぐらいだったと思います。ボウフラのわきにくい対策をしてからお出かけがいいだろうと思います。
なお、この場合、一度水を捨ててしまうというのも、有りで、効果があります。例えば、卵などが流せてしまいます。
旅行前は仕方がないとしてもですが、普段は、水深は、2cmぐらいまでにして、水温をかなり上昇しやすい等でボウフラには住みにくくしておくほうが良いでしょう。
弊社の提唱する方法では、原則、土壌鉢が水受け皿の水には漬かっていないようにしてください・底面給水用に伸ばした給水テープ類のみが漬かっている状態にします。
直接土壌が漬からないようにしておかないいと、お湯による処理などで植物根群が傷む可能性があるということです。また、水が高すぎると、当然、過湿がちになり”土壌を軽くしめらせること”ができません。
旅行直前などに仮に長持ちさせたいということでどうしても腰水的に水深を増したい場合、ボウフラ退治などの熱湯処理などが終わり冷めた後に行った方が無難です。
結局簡単なことがほとんどで上記の長い説明などを書いた後では、お叱りを受けそうではありますが、ご容赦ください。
ここでの栽培記事では、特に食べるものを栽培している場合、底面給水式の場合、上記のいろいろな注意事項を考慮したうえで、”水を捨てる” か ”お湯を注ぐ”か”網でボウフラをすくう”だとおもいます。無農薬・低農薬化にも通じます。
そして蚊にできるだけ産卵をできないように覆いをするというのも考えられます。例えば、寒冷紗(網)で全体を虫よけする、ラップや薄い発泡スチロールなど安全な材質を軽く水面上に浮かせておく(蚊の産卵もしにくく、多分ボウフラも呼吸しにくい)、もちろん、根本的には周囲の蚊を駆除したほうがよい、等です。
また、ペットボトル材質では、熱湯では、形を歪ませてしまいます。熱湯を追加することにより、水温を上げる場合かなり注意してください。
★SIMRUS水やりテープ他楽々底面給水シートなどは熱に強い SIMERUS水やりテープなどの給水素材自体は、熱湯を注いでも特に劣化はしません(医療などの言い方になりますが、熱消毒・オートクレープ滅菌にも耐えます)。また、SIMERUSならではの特徴は熱湯を植物に供給するのも問題ないということ!
水受け皿の水が多少高温になっても、給水がゆっくりなので途中で冷めてしまい熱水供給問題は非常に起こりにくいので安心です。例えば、1日1Lで大体1時間に42ml程度ですから余裕で冷めてしまいます。
これは、SIMERUSだからこそできることです。穴あき三角ノズル式や昼間の水道ホース、配管ホース付きの自動潅水ドリップではやってはいけません、あれらは中で水がかなりの高温になりえます、植物が火傷します。
つまりこういうことです。
これは、遮光によってかなり抑制されるし、これは、水容器を洗ってやることも当然OKですが、高温のお湯で流すことでも効果はあるでしょう。容器の変形には注意すること。
じょうろなど併用も有りで考えればいいですが、出来るだけ土壌に直接与える(あまり水ために滞留させない、その場合は、出来るだけ水ためへの遮光を心がけます)
※基本、もともと適度の栄養分を含む培土を使えばいいということです。
(生物利用の駆除について)。一時的に話して、急速にボウフラを全滅させるにも以下には注意が必要です。
これは、余談的ですが、植木鉢の水受け皿にたまった水に、”ボウフラを食べるメダカを飼っておく(一時的にでも放す)”というのもボウフラ駆除策の定番的なものではあります。無論、これは、”可能ですが、留意点が多々あります。つまり、水受け皿の水(水質)などがメダカに良くない場合もありうるということです。※短時間でもです。
※大体同じ事をやったことはあります←結構水量の多いアトリウム的なものに対して;つまり、これを長期間継続してするためには、設置場所の選定、普段からの水温の上昇や水受け皿の水量の増減、アトリウム向けではない植物などへも含めて施肥量や薬剤類の性質、そして水質全般、ついでにボウフラ以外のエサやり←大体ボウフラ自体はすぐ全滅するでしょう….など余程気を付けておかないと”単なるメダカへの虐待(天然の環境よりもつらい)”という行為につながりかねないので動物愛護の観点から基本的にはあまりお勧めはしません(そういうので批判された例も最近あったようです)。
当方のメダカもそこのところ大変だから(それもあるが当方も常時気になりっぱなしだったので)最終的(数週間後)には引っ越しさせました(そののちも元気でしたよ、念のため)。
水を捨てるときの注意点・SIMERUSではそれほど神経質になる必要はないと思いますが、一応、”水耕栽培(養液・溶液栽培)”の場合を例に挙げておきます。
SIMERUSでは余程のこと(成分制御を意図した機能性栽培で極端な成分制御をした場合など)以外はあまり気にする必要はありませんが、いわゆる水耕栽培を楽しんでいる方もいると思いますので以下を記しておきます。
以下は、溶液(養液)の濃度ややり方にもよるとは思いますが、水耕栽培(養液栽培)で余計に注意しなければならないことだと思います。
つまり、最低限の肥料投入&土壌乾湿を調節し結果水分供給も制御する弊社の方法より、養液栽培では、給水の量の制御の事情などで、浸透圧を上げるため、余程養分が濃くなるであろう養液栽培の廃液の処分とは、その濃度や量の問題など十分気を付ける必要があるということです←基本的に希釈しないとそれの放出は環境によいとは言えません。なお、10周年前から根強い人気?の”トマトとかの塩水灌漑”も同じく廃液(排水、浸透水)の周辺への放出などは環境保全上非常によろしくありません(上の記事のボウフラ対策にも似たような例が出ていますが、ここのところ、あまり知られていません、また、環境規制もあります)。
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