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栽培事例 2021/5/20 日常的収穫・スプラウト他、葉物

2021/5/20 日常の習慣化したらそれなりに健康的!

なかなか小ぎれいとはいきませんが、以下は、普段育てていて、適宜収穫し実際に食べているものです(日常的に収穫のもの)。なお、以下の例は、市販の培養土を使用して栽培を行っています。また、今の時期(大阪 5月)では、窓の内側室内ではなくベランダに出して育てています。※お家の庭などでは、念のため、寒冷紗なども活用した虫よけもそろそろいるかもしれませんね(スプラウトは、目的上、無農薬栽培だろうしということです)。

ここでのスプラウト類は、時間をずらして、種類も変えて、ローテーションで収穫の切れ目があまりないように栽培しています。以下の写真右側のラディッシュは、もう収穫時期ですね。そればっかりだと飽きますが、それにしてもラディッシュは結構大きくなるし定番と思いますね(赤いのもあります)。

栽培事例 スプラウト 2021/5/20 ラディッシュ PETボトル底面給水

とりだすとこんな感じになっています。

栽培事例 スプラウト 2021/5/20 ラディッシュ他 クローズアップ PETボトル底面給水

本日の収穫です。この後ざっと水洗いしています。

栽培事例 スプラウト 2021/5/20 ラディッシュ 収穫


こっちは、播種直後から生育途中・収穫前というところですね。レンズマメ等々各種

栽培事例 スプラウト 2021/5/20 レンズマメ他各種生育途中 PETボトル底面給水

 

スプラウト以外では、レタスも毎日とりたて式で収穫しています。その結果、大分ちょろちょろになってしまっています(1.0と1.5LのPET植木鉢式、SIMERUS水やりテープを底端にセット)。

なお、収穫は、スプラウト系はハサミでばっさりという感じにしていますが、レタスは、手でちぎって収穫しています。

このレタスの農薬・肥料については、市販のものを苗の定植時(4/10)に株当り規定量以下少量を土壌に埋めただけです。特に農薬は、大きくなるものは安全は仕様書等を確認するのはあたりまえとして、いくらかは少なめにでもやった方が管理が楽と思います、なお、大体1か月経過時から収穫を始めました。また、肥料の方は、生育の様子を見て適宜ちょっと追肥で与えています(原則、近年よく言われる窒素過剰にはならないようにしましょう、やりすぎない)。土壌面から与える場合もありますが、ゆっくり効果の出る緩効性のものは、下の水受けに、様子をみながら、ほんの数粒入れておくなどもしています。

栽培事例 レタス類 2021/5/20 PETボトル底面給水 


上↑の例は、500mlのPETボトルを使用したものでしたが、

以下は大きめのPET鉢(1L)で行った例です。奥には、鉢植えパセリが見えます(もう半年~1年近く連続栽培のものです、楽々底面給水シート式)。1.5L鉢でもいけるでしょうが、スプラウトに関しては、特別な目的がない限りこれぐらいまでのサイズが使いやすいと思います。※食べきりは500mL鉢?

栽培事例 スプラウト・レタス類 2021/5/20 PETボトル底面給水と底面給水鉢 


土壌(一般市販の培土)は2~3回ほどはリサイクルして使っています。収穫で削れてしまった部分はほんの少しですが足していきます。回を繰り返した場合、ごく少なく(500ml鉢で1~2粒程度)粒状固形肥料を与えることも有りますが、基本、コケの問題もあり、液肥は使いません(栄養バランスの問題もあります 特に近年話題の亜硝酸態窒素などの問題)。それでも段々と調子が悪くなるというなら培土自体を入れ替えています。廃土は1収穫当たりほとんど出ないですが、土嚢袋などに集め、市町村指定の方法で時々廃棄するか、あるいは、土壌再生材などをつかってリサイクルしてやります。

※通常の培土には各種の成分が当初バランスよく入っているはずですが、場合により、肥料(追肥)も必要です。この肥料は、葉物と実がつくもので基本の考え方がちょっと違うところがあります(トマト(実物)の記事で今後言及するだろうとは思います)。

なお、最近は、発芽湿度確保のために上にラップをはる事より、土を少量かぶせるパターンの方が多いです。このように、次の播種まで多少乾燥させ休ませています。

栽培事例 スプラウト類 2021/5/20 PETボトル底面給水 

栽培事例 2021/5/22 トマトの着花・着果 沢山のPETタンク交換準備面倒?

2021/5/22 5月初めの暴風ダメージはかなり復旧しました。

5/1の暴風ではちょっと見ではダメージが少なかったものの、数日たってみるとかなりダメージを受けているのがわかり、特に花芽が大分ダメになり、対策として、ちょっと脇芽の剪定を少なくし、花芽を増やす方向で管理していました。 この写真は全体の状況です。設定した給水方法(PET2種類、底面潅水2種類+底面潅水の不織布ポッド1種類)により、少し生育量が違うのもありますが、概ね似かよっています。

※比較テストでいわゆる腰水潅水(培土下が水に漬かる式)をしている試験区(奥の方)という設定のものも用意していますが、弊社式のSIMERUS底面潅水区に比較しちょっと生育はよくない傾向&半面水分消費は結構大きい傾向が出てきたように思えます。主観的ないい方にはなりますが、まあ、水でふやけるような感じですね(多分全体がダメになっていきやすい…と推測される、果実の味ものらない、こういう現象は今に始まったことではありません)。

ただし、その試験区も含め、生育の差異というのは、まだ、はっきりしません。今後は収穫量なども見ていきたいなとは思っています(まだ先ですので気長に)。

栽培事例 2021/5/22 トマト 全景

ペットボトルのものを見ると、両方の試験区で、2本ずつのセットに改めましたが、左のPETボトル区は、2本でややキャップを緩め気味だと、水受け皿に水が進出しています(回収利用はさせていますし、あふれるというのは全くありません)右のタレ瓶給水器の方はそういう現象は起きずセットはしやすくなっています(手間の分だけ高性能?)。

栽培事例 2021/5/22 トマト PETボトル試験区(全2区)

もう少しクローズアップで見るとPET試験区ではこんな感じです。

栽培事例 2021/5/22 トマト PETボトル試験区(全2区) クローズアップ

タレ瓶給水器PETボトルではこのようです。

栽培事例 2021/5/22 トマト PETボトル試験区(全2区) クローズアップ ②

底面給水型は、SIMERUS水やりテープ式(左)、楽々底面給水シート式(中)、不織布ポッド底面給水式(左)がこのような状況です。

栽培事例 2021/5/22 トマト 底面潅水試験区(全3区)

花の状態はこのような感じです。結構、5/1の暴風でダメになったものは多いです。

栽培事例 2021/5/22 トマトの花

そのため、脇芽の花芽を積極的に利用するため、このような着花も残しています。

栽培事例 2021/5/22 トマトの花 脇芽

それでも、着花したもののあり、このようにまだ小さいですがだんだんと大きくなっています。

※着花時の着果促進にはジベレリン(ホームセンターで普通に売っています、商品名はいろいろです)を使っています。これは人間には害がないといわれています。

また、窒素成分もさることながら、尻腐れ病などを避けるため、カルシウム系の多い肥料を追肥しました。これも今後適宜行う予定です。またそろそろ背丈が高くなってきたのでその場合の工夫(折りたたみ)なども段々と進めようと思います(基本的には、夏ぐらいまでの栽培を考えています。

栽培事例 2021/5/22 トマト果実

ところで、1鉢や2鉢だったらいくらか楽かもしれませんが、写真のように多数あれば、下写真のようにPET水タンク方式で準備しようとすれば、水道でも近くに無ければ準備がしんどいのではないかと思われるかもしれません。しかし、以下のようにバケツなどの水受けにPET水タンクの下穴が漬かる程度水をはっておき、注水済みのPETタンクを複数準備しておけば運ぶのも含め楽になります。
もちろん、1鉢や2鉢などではもっと楽でしょう。※SIMERUS水やりテープレギュラーの方式(記事①)や、タレ瓶で強化したタイプ(記事②)では、注水後大量の水がPET部分からこぼれることがそもそもないです(ついでですが、普通に立てれますので漏れないです)。

底面給水PETボトル給水タンク式水位設定 底面給水PETボトル給水タンク式水位設定②

底面給水PETボトル給水タンク 簡単運搬法

PETボトル穴に栓をするなどの方法も考えられますが、この方法が一番楽だと思います。

 

栽培事例 2021/5/23 水面を設定する・しない底面潅水(楽々底面給水シート)

楽々底面給水シートの使い方のうち、大量の水分を求める植物向けの、水面を設定する方法は以下のようになりますが、比較的給水を必要としないもの向けの、水面を設定しない方法では、水面の代わりの水供給源として、SIMERUS水やりテープをセットしたペットボトルを使用します。

栽培事例 2021/5/23 トマト 楽々底面給水シート 底面給水鉢

底面給水シートとSIMERUS水やりテープをセットした給水用PETボトルを用意します。給水シートとの接触をよくするために、PETボトルキャップ部のSIMERUS水やりテープに挟むようにウエットティッシュなど柔らかく弾力性のあるものを挟んでおけばいいでしょう。

栽培事例 2021/5/23 トマト 楽々底面給水シート 水面を設定しない方式 栽培事例 2021/5/23 トマト 楽々底面給水シート 水面を設定しない方式 クローズアップ

また、楽々底面給水シートの上にセットする、鉢の方も水分の伝達が円滑になるように、ウエットティッシュなどで土壌と給水シートの馴染みをよくします。PETボトル植木鉢の場合も、PET給水器と同じように、ウエットティッシュなどでクッション性をもたせて方がいいでしょう。

植物の方(例では黒ポッド)も内側から給水シートに接触しやすくするために、ウエットティッシュなどを鉢中~鉢底まで連結させます。

栽培事例 2021/5/23 トマト 楽々底面給水シート 水面を設定しない方式 敷設方法 栽培事例 2021/5/23 トマト 楽々底面給水シート 水面を設定しない方式 鉢の底面処理

PETボトルは、高さの低いものをうまく隠すようにセットすればいいでしょう。

栽培事例 2021/5/23 トマト 楽々底面給水シート 水面を設定しない方式 完成済み

栽培事例 2021/6/20-23 トマト-収穫はじめ、茎の手入れ、夏至のころのベランダ栽培-日照の幅

トマト-収穫はじめ

茎の下の方には、結構大きな実がなってきており完熟に近いです。

完熟トマト

収穫してみると、300g近いものも有りました。

トマト完熟質量

 

茎の手入れ

なお、トマトがついていた茎を見ても、下の茎は葉が落ちてきて(剪定もしています)蛇のようになってきますが、この部分は、適宜折り曲げ、先端部分には新しい葉をたくさん茂らせています。

下茎の折り曲げ

まあ、5月1日の暴風もありましたが何とか収穫が始まりました。


北向きの玄関側では、このような状況です。観葉植物です。

水面を設定しない(はらない)楽々底面給水シート

観葉北側

 

観葉と花の例です。花は、定期的に、日光のあたるベランダのものとローテーションで交代させています。花はPET植木鉢、観葉は、水面を設定する楽々底面給水シート

観葉と花北向き玄関側


夏至のころ

地方によっても夏至の太陽高度は異なってきますが、北緯35°(大阪府内)ではこのような感じです。かなり太陽は高くなっています(厚さ除けでもありますが、ベランダにはこの時期あまり陽は差し込まない)

なお、ベランダはほぼ南向けで、フェンスはパンチングメタル(陽は遮られる)です。また、梅雨でもあります。

これをみても、このベランダの条件がトマトの栽培に必ずしも適しているとは言えないといえますね。そのような条件でも、まずまずの収穫(↑写真)も期待できそうですね。

夏至の日照幅

 

以下は、出来るだけ日照を稼ぐため、フェンスいっぱいに移動して並べています。シソやビーマン、ハーブ他

※高めの台に載せて並べるのも効果的ですが、その場合、柵外の下に落ちないなどの安全対策は絶対必要です。

ベランダの日照幅夏至

こんな感じで、正午前後を中心に一部に陽があたっています。

柵ギリギリの位置ですが、鉢の表面まで日射は届いています。

夏至の日照植木鉢ベランダ端

このように、フェンスで隠れる高さまで日光が差し込んでいるのも分かります。

夏至の中段での日照

上の方が陽に当たりやすいので、下の方の茎は適宜折り曲げたたみ、上の方は、ベランダから外をぞくような感じで葉を茂らせておくのがよさそうです。

※夏至が過ぎて段々と太陽高度が下がってくると陽はベランダ内で段々と当たりやすくなっていきます(そのためこのトマトの栽培も8月ぐらいまでは続けようかなと考えています)。

このように、外を覗く位置に、先端部を合わせ、新しい茎葉を茂らせています。

このように上の方は、元気に葉が茂っています。なお、ダニ予防のため、葉水(葉に水をかける)と、葉ダニ退治の市販の農薬を利用しています。

 

 

紙製ポッドの活用、過剰水やりによる果実の割れご注意(7/14-20)

材料

紙パックの水やり器化

紙製のキャップ付き容器(ボトル、ポッド)です。0.5L(高さ10cm強)と1.0L(高さ20cm強)

基本的にキャップが真ん中・中央についているものを選びます。

勿論キャップ内側の栓は取り除いて、中身を消費してから洗浄して使用します。

製品は、皆様よくみるだろうヨーグルト風の飲み物・銘柄のものです。この説明では、大体サイズは写真の例(500mLや1L)のようなものと考えて記事を書いています。


参考資料pdf

紙パックにSIMERUS水やりテープを掛ける

SIMERUS水やりテープの装着状況です。

紙パック給水器セット状況

秋向けの中玉トマトの鉢にセットしてみました。

コツ:特に1Lの長い紙パックの場合についてですが、キャップは緩めにセットするほうが、給水の途中で本体がしぼみにくくなります。※以下の紙ボトル自体を土壌の鉢にする方法ではこの点は関係がありません。


鉢としての使い方-すべり止め-

※多少ハサミやカッターを利用した加工が必要です。安全には十分注意して作業を行ってください。なお、切りやすさから言えば、この紙のものの方が、PETより簡単と思います。

また、ビニルテープなど適宜用意をします。

※水受けには、必要ならPETボトル材料(特に、今回、1L直径約8cmのもの)も活用できます。

紙パックタンクのすべり止め

写真のように、容器の角に1周ビニルテープを巻きます。

すべらない設置法すべり止め設置法(水位設定式条件)

さらには少し角度をずらして載せたほうがいいようです。


参考ページ

底面給水ポッド化水やりテープを束ねる 底面給水鉢としての使い方

この紙容器を植木鉢代わりに使うには、水やりテープをこのように使います。プラ製などさびないタイプのクリップ類で端を止めておくとセットがより楽になります。

表裏が、上述の給水タンク(給水器)としての使い方とは逆なので注意して下さい。

レギュラーのテープ設定状況

給水器としての使い方の場合と表裏が逆であることに注意

紙パック植木鉢(自動給水)

水受けと鉢の深さの目安は10cmとします。下の水受けにはPET材質(深さは同じく10cm 1L直径約8cmのものを使用)でも水位が見えて便利です。

紙パック植木鉢土壌充填紙パック植木鉢や給水タンク式セット

土壌を充填し湿らせ、水受けに、キャップ部分が漬かる程度の水深までに水を入れ、例では、スプラウトを播種しています。数日で、発芽しています。


参考ページ

給水専用タンクを使う方式

底面潅水型給水源タンク 給水源タンク設置台

 

給水タンク自体には、紙製ボトルを使わないでください。写真のようなキャップのしっかりしたPETボトルにしてください。
理由は、紙ボトルのキャップがやや弱くて空気漏れが発生しやすいからです
(つまり洩れます)

また、適当な手段でレンズ効果抑止(さらには冷却)の遮光などを行います。

また、水面に設置するための台を作ります(5cm高さ位が適当、強度の問題で紙パックの底の方を使います)※上述の例の水溜用(水受け)とは意味が違ってきますので高さも違います。

水が浸入できるように口をあけておきますが、紙ポッドをカッターやハサミで加工した切り口が水に漬かりっぱなしになるので強度が低下する場合、以下のPET利用の方法を参考にしてください。

給水源タンク設置状況 給水源タンク設置台 ペットボトル式

ハーブを植えてみました(トマト類はややしんどい(植え替え必要)と思います)。

また、下の台の強度が十分でない場合、PETの材料(例はPET1.0L直径約8cmのもの)で台を作って使用します。

なお、全体の給水量の調整法(水位の上げ下げなど)や加工法などは、上記ので示した各記事などに詳しくありますのでご覧ください。


 

観葉自動給水観葉自動給水2

北側の観葉と花の例です。元気で水やりの手間はほとんどなしです。

トマト繁茂状況 トマト結実大葉茎葉繁茂

とまとも、だいぶん長くなってきましたが、下の茎は折りたたんで、ヘビのようになっています。もちろん、上の方は、新たな果実が突き出しています。8月中旬位までの栽培を予定しています。また、トマトもそうですがスプラウトや大葉には困っていません。


気象も安定しない時期は特に、玉割れ(実割れ)が起きやすい

トマト完熟

上の写真はギリギリで耐えていますが、梅雨の時期なども給水を多くし過ぎると果実割れ(玉割れ)しやすいです。これは、梅雨が明けても、梅雨のない北海道でも、気を付けるべきことです。

トマト裂果

例えば、この写真のように、SIMRUS底面潅水でも、急激に液肥を多量にやった(そして天気も悪かった)場合、かなり割れが進みました。←ついでに葉水もやったというのもあります。

メロンやその他でもそうですが、ある程度大きくなった、外側の皮が硬くなっているとき、多量の水分を補給すると実が割れてしまいますので注意が必要です。

※SIMRUSの場合の対策(原則的に、一時的の過湿化を避ける)

固形肥料の追肥:土に混入させ、少しずつ、何度かに分けて、土壌自体にじょうろなどで湿らせてやり養分を広げるでいいでしょう。

液肥:基本は、少しずつ、何度かに分けて、土壌自体にじょうろなどで供給してやることで構いませんが、以下のような方法もあります。

PETボトルで給水するレギュラー(SIMERUS水やりテープの本来の使い方)の場合: ペットボトルに薄めた液肥を充填する、ゆっくり給水する(緑にならないように遮光にも注意)。※水面を設定しない底面給水の場合のPETタンクも同じ

SIMERUS水やりテープアニメーション

水面設定式:下の水面に液肥などをちょっとずつ何回かに分けて供給するのが基本です。

底面潅水給水器セット状況

注意事項:元々下の水受けに溜まっている水容量などから、それで適切に希釈されると考えて原液を直接追肥で使用するというのは、EC(電気伝導度)や窒素センサー(各数万円はします、パックテストと言われる使い捨てのものでも結構な価格になります)などをお持ちであり、かつ、養液栽培的なことまでの詳しい知識がない限り実施しないことをお勧めします(こういう方法は当然自己責任と考えてください、また、プロ向けの方法です)。

 

閲覧法 -栽培記録-

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夏休み自由研究向けデータシート

エクセル表フォーマット データシート 詳細 エクセル表フォーマット データシート

☆大人が手伝ってあげよう

夏休みの自由研究向けのデータシートダウンロードページですが、説明類含め、かなり保護者の方向け(大人の方向け)となっていますのでその点はご留意ください。以外に?自由研究らしく?結構考えてみなければならないこともたっぷり入っているとは思います。

なお、このデータシートは、SIMERUS水やりテープの本来の使い方の場合(製品紹介等参照)でも、PET植木鉢式の場合などでも同じように使えます。給水ペットボトルを満タンでセットして、何日で空になるかということをざっくりみてゆくのが基本です。したがって、じょうろ散水などの水の量のまとめなどには使えません。

ざっくりの意味:例えばPETボトルが空になるまで待つということは、そのあと放置した期間に応じ余計土壌が乾燥するはずですが、その水分が減った分どこに付け回して計算するとかは省略しています(長い期間をみると打ち消しあっていますので大勢には影響はありません)。また、雨がかかる条件でもここの観測はできますが、雨水の水分補給効果を中心にいろいろな影響があります(これもまとめどころとしては面白いともいえます)。


一応、小学校高学年ぐらい(手書き用印刷用の pdfファイルを用意しました、)から、中学や高校生ぐらいまででマイクロソフトエクセル(もしくは、それに互換性のあるソフトウエア・サービス)の簡単な使い方ができる生徒さん向けと考えて作りました(こちらは、一日当たりの水量を自動計算しグラフ表示もする簡単なマイクロソフトエクセルファイル xlsxファイル)。

なお、学年などによっては、これらの操作が全般が難しいというのであれば、操作ができる大人の方、保護者の方等が手伝ってあげてください。

手書き用のファイルでも、グラフは棒グラフ式にしてあるので手書きするのは比較的簡単だと思います。ただし、表の一番右の給水量の計算は、以下の説明図表を参考に自分で計算する必要があります(簡単な割り算ですが)。


ダウンロードに関する注意事項

このページで示す手書き用のpdfファイルをダウンロードし開くには、Adobe社のAcrobat Readerやそれに互換性のあるソフトウエアやインタネット上などのサービスの稼働が必要です。

このページで示すマイクロソフトエクセルファイルをダウンロードし開くには、xlsxファイルを開けることのできるマイクロソフト社のマイクロソフトエクセルもしくは、それに互換性のあるソフトウエアやインタネット上などのサービスの稼働が必要です。

なお、提供するエクセルファイルについては、万が一の安全性のことを考えて、このサイトから直接ダウンロードしたもののみを使用してください(Norton社のセキュリティソフトで検疫しています)。そのため、弊社以外からの配布は禁止とさせていただきます。なお、同様に提供するpdfファイルも含め機能改善のための修正は行いますので、pdfファイルエクセルファイルともに、このサイトから直接ダウンロードしたもののみを使用し、更新日時が最新のものの使用をお勧めします。

なお、これら提供するファイルの利用によって生じた不利益などについての責任の全てに関して弊社は免責されるとします。また、本ページのタイトルにもあるように、学生の自由研究課題への活用など健全で進歩的な目的での使用に限定します。

質問などについては、健全で進歩的なものに対しては可能な限り対応し、提供するファイルや解説などの改善等に役立てていきます。


ダウンロード1 

Qrec2019.xlsx ダウンロードに関する注意事項に同意し、エクセル版給水量計算グラフファイルをダウンロードします

更新日時 2019/7/25

ダウンロード2 

Qrec2019.pdf ダウンロードに関する注意事項に同意し、pdf版(印刷用)給水量計算グラフ様式をダウンロードします

更新日時 2019/7/25


 

解説(水やりのやり方使い方 とても重要

ダウンロードできるファイルは数値などを消して空欄にしてありますが、以下の表の、赤字が入力するところです。つまり、タイトル→アサガオの栽培 、天気→くもりはれ など、 草丈(植物の高さ) 30cmなど、そして、水が空になったのを確認し、ペットボトルなどに再度満タンにした水量を記入します。なお、補給した後、それが何日もったかは、次に補給した日までの期間でわかります。例えば、例で、7/21に1株あたり500mlを補給したらまず7/21のところに500と書いておきます。このときは、まだ、7/21のところには、何日もつかはわかりませんので、しばらく様子を見ます。3日たった7/24(つまり中3日)に次の水補給をしたとすれば、その時点で7/21の何日もった?ところにに3と記入します。

つまり、何日もったという項目は、水をセットした日には、まだ記入できない(まあ、まだわからないから当然ですが、、)ということです。ここいらのところは大人が手助けしてあげるほうがいいかもしれません。何気に難しいかもしれません。

注意:この水を足した量の数字と何日もったという数字が2つ記入されると、エクセル版のの方は、自動的に1日当たりの水量が計算されます。その前は空白になっています。

注意:特に水を足した量と何日もったの数字を入れ間違った場合、確実に値をクリアしてください(見えないからと言って、スペースを残しておくなどは絶対しない)。高い確率で誤動作の原因になります。

<実験と言っても、枯らさないためにすごく重要な事項>

PETボトルなどが空になるまで待ってと書きましたが、明らかにその日足りそうな見込みのない”ちょっとだけ水が残っている”場合、それを土壌に散布し、”空になった”ということで満タン再注水し次のサイクルに入るのは構いません(その日、残ってたわずかな水ではその日全然足りなくて、しおれさせるとか、枯れさせたりするのに比べたらよほどgood)。考え方の柔軟性は必要ですよ。

なお、以下の様な水補給のやり方を変えた例では計算が少しおかしくなりかねません、アレンジはいろいろ結構だとは思いますが、注意も必要ということです。

例えば、毎日とかで精密に水分減少量をml単位で満タンに戻してやったりする管理では、その日に補給した水量データというのは、タイミングの取り方により前日の消費を主に反映していることになりますので注意が必要です(もしそれを精密にやるなら、毎日の測定は、23:59ぐらいにするべきです)。※別の方法もないことはないですがここでは詳細は省略します(わかりやすいものを優先します)。

なお、今回の計算例では、観察(日によっては、再注水作業を行う)は、朝方(6~9時位)を想定しており、それに合わせた説明になっています。

また、水は漏れないように管理をしないと結果が不正確になります(雨が降りかかった場合は除く)。

エクセル表フォーマット データシート 入力解説

必ず青色矢印の順番で数字を記入していってください。そうでない場合、1日当たりの水の項目の計算が関係のないことまで進むことがあります。ただし、水を足した量、何日もった量の項目を正確に入れなおすと正常に戻ります。

例えば、大体同じ時間(例えば8時に)で(水がなくなっていて)満タンに注水したと考えれば、500mlが7/21(8時)-7/24(8時)までで、3日の長さがあります。これは、7/21、7/22、7/23で500/3(167)ずつ消費されたと考えます(深夜を含む8時間ずれぐらいだったらそれほど影響がないと考える)。次の7/24からは結局2日で次の補給になっているから、500/2で7/24と7/25が500/2(250)となります。

 

さらに、エクセル版の場合以下のように自動的にグラフが書かれていきます。

なお、割り算の計算の方は、補給水量の記入だけでお手軽自動実行させることもできなくもなかったですが、そこまでの自動化は”教育上あまりよろしくもない”ということで何日もったというのも手入力する簡単な計算式を採用しました。←それらしくいうと、①補給して②それで維持される期間、その環境要因などによる変化を複合的に意識して考えやすいだろうと考えたことです。例えば、何mlで何日たったか、自分の目で追っていくと、くもり、雨、はれなど天気などとの関係も見えやすいということです。

エクセル表フォーマット データシート 表示詳細


手書き用(pdfファイル→印刷したものA4 2ページ)の場合、上の例を参考に、1日当たりの水量の割り算計算、物差しなどを使って棒グラフの記入を行ってください。


応用編 参考(こういうのもできます)※クリックタップで拡大できます

エクセル表フォーマット グラフ例

横軸は日付ですが、縦軸の積算給水量というのは、それまでに給水されたトータルの水量のこと、また1株当りの水量にしてあります。例えば、ミニトマトは、4/18から7月末(100日強)で大体1株当り30Lぐらい供給したことになります。また、はじめは植物自体が小さいのとまだ春なので少なめですが、途中からカーブがややきつくなっていることから、夏にかけての後半の方が、土壌が乾燥しやすく自動調節も効いて、水をたくさん消費していることが分かります。

 

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水面設定の不織布底面灌漑(楽々底面給水シート式)

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留意事項:いずれのSIMERUS製品でも非常にゆっくりの給水なので、播種や定植時には、じょうろなど他の方法で、土壌全体を湿らせておくのが手っ取り早く準備でき便利です。なお、水分が十分広がるまで待っておくこともできますが数日かかる場合があります。

楽々底面給水シリーズ(水面設定タイプ)

楽々底面給水シート 広告

14cm幅(幅7cm×2 ミシン目入り)長さ37cmが4枚

※14cm×37cmが4枚、もしくは7cm×37cmが8枚とれます。

幅広い底面給水・潅水式栽培にご利用いただけます。
記事一覧メニュー カテゴリー 2021各種栽培法にもいろいろ記事があります

<特製の薄型親水性不織布を使用した簡単な底面潅水の実現>

※野菜や花などの栽培を対象として考えています。

大規模な施設栽培、植物工場用、また、家庭での野菜栽培用にも適用できる、新しい極薄の親水不織布技術を使用した灌漑装置です。ここでは、大きな野菜栽培などにも対応できる水面設定型を紹介します。

★育苗ポッド、植木鉢、大面積の緑化にも対応できます。

★非常に単純な構造で、高い経済効率を持ちます。家庭用から産業向けまであります。

基本的に特殊親水性不織布を敷いた台に低水位を設定し、その上部面に積載した育苗ポッド、植木鉢(10号(30cm)鉢までを想定)、不織布ポッドに詰めた土壌に自動給水対応します。

小型鉢と、水分伝達用ウエットティッシュ(鉢底石不要)

楽々底面給水シート 水面設定鉢 セロリ 楽々底面給水シート 水面設定鉢の底部処理法

育苗セルトレイ高さ4cm強を台にした楽々底面給水シート敷設

10号(30cm)鉢のセット

楽々底面給水シート 大型鉢用水面設定 楽々底面給水シート 10号(30cm)鉢 水面セット

小型の設置 と 10号鉢設置詳細

楽々底面給水シート 小型水面設定鉢 楽々底面給水シート 大型鉢詳細

小さな底面給水シートとトマト栽培

楽々底面給水シート セット法 小型構成 トマト 農業向け大規模栽培例

容器内や水受けに水面を設定しますが、あまり長期間連続の給水が必要のない場合は、水を継ぎ足すような使用でいいですが、長期間連続だと下記のように給水タンクなどによる連続給水化が必要です。


大きな植生向けとは?

水面を設定しないタイプの楽々底面給水では、土壌の代わりに給水シート自体に連続微少量給水するわけでした。したがって、あまりキャップを緩めて給水量を多くしようとすると、非常にゆっくりですが水が外に漏れてしまうということも起こりやすく、そのため小さな植生向けということでした。つまり、この水面を設定するタイプのほうが、たくさんの給水が必要な場合には確実となります。

また、こちらの方が、降雨の影響などがない限り、水が漏れませんし、水面設定高さ(上の面から-0.5(給水量大)~-4cm(給水量小))により最大給水能力も大幅に高くできます。


給水能力の調整法(連続自動給水化)

自動水分調節能力が水位変動を吸収しでかなり打ち消してしまうとは言えますが、単に水をためるだけの方式だと段々と給水量は少なくなっていきます。自身で手で水を継ぎ足す場合、大体平均的に-0.5~-4cmの範囲になるように適時水を足してやってください。

これらの点(給水レベルを変えたい場合の水位設定の調整、また安定的連続的に行いたい)については、記事メニュー カテゴリー 個人向け… 改良型新底面給水…給水能力強化 も参考にしてください。

楽々底面給水シート 底面給水 PETボトル鉢 セロリ栽培 PETボトル水タンク  楽々底面給水シート 底面給水鉢 セロリ栽培 PETボトル水タンク

PETボトル水タンク

 

上のイラストのような水タンクで、水面を連続に設定します。

原理は鳥の自動水やり器と同じ(マリオットの原理)です・


なお、途中で給水シートを切断すると給水効果が正常に出ない場合があります(途中で切断しないでください)。

この写真のように、給水シートをマット式に敷設し上にポッドを積載しています。←水が伝達するように工夫をしたものです。なお、SIMERUS水やりテープで底面潅水植木鉢という方法もあるということです。

楽々底面給水シート 水面設定型 花プランタ 給水PETボトルタンク構造 水位設定法 楽々底面給水シート 水面設定鉢の底部処理法

この例でも、ペットボトルが水面設定しているのがわかります

花の箱の中には水受け&給水用PETボトル(右)が入っています。

もちろん、大きな鉢を載せるのもOKです(育苗トレイや猫除けマットなどを使った支持台がつぶれない程度の重さまでを目安とします)。

トマト10号(30cm)鉢栽培事例

これら例では、給水タンクであるペットボトル下に、水深1.5cmくらいになるように穴あけ、水受け皿に水面を設定しています。このとき、水がこぼれても安心な場所、幼児が触れれないこと、幼児やペット類が水を飲んだりできないようにすることなどに十分注意してください。

この連続の水位設定・給水の方法は、カテゴリー別記事 個人向け….ペットボトル土耕栽培-強化・拡張…底面潅水式水量増強… なども参照してください。

楽々底面給水シート 以外の部品

猫除けマットも利用可能ですが、やや低いのが弱点です(水位の調整がしずらい)。

楽々底面給水シートの水面設定型用 台座

上が、プラグトレイをカットしたもの、下が猫除けマットを切り出したもの

※他の実験例からみて、プラグトレイ利用で-2~-4cm程度の水位でも育苗も含め大抵十分です。

底面給水の場合、積載する鉢の底部 給水の伝達方法

なお、水分の連絡が良いように、ウエットティッシュ類により土壌と給水シートの間を連絡します。

※ウエットティッシュのアルコール類など残存が嫌なら水で洗い流しておきます。

小さな穴の開いた植木鉢で同じようにウエットティッシュ類を使った場合でも、土壌の漏れ防止や、根の広がりの抑制には、写真のように広げたウエットティッシュ類が効果あります。
SIMERUS底面潅水鉢内部 土こぼれ防止

なお、水面を設定する水盤や水をためることのできるトレイは必要な水深を確保できるだけの深さが必要です。

水盤に必要な水深例


補足の知識

じゃあ、鉢底にSIERUS水やりテープをウエットティッシュ代わりにすれば、水やりテープ⇔底面給水シートでいいのではないか… という疑問の答えですが、強度や水分の伝達特性から必ずしもうまくいかないので全くお勧めしません。

SIMERUS水やりテープや楽々底面給水シートの使用がキーポイントということです。


植物工場式栽培

これは、プロ向けの不織布ポッドを使用した植物工場向け栽培です


参考(土壌の条件)

★土壌は通常の培養土が好適です、粘土、砂・礫類では十分な性能が出ない場合があります。

※礫(石ころ、内部が密なもの)だけでは、一般にうまく水が伝達しません。なお、赤玉土のような土壌が固まって粒状(この場合内部に微小空隙がある)になったものなどはその限りではありません。

水を張らない底面灌水(楽々底面給水シート式)

閲覧初めての場合、一度記事一覧メニューで記事切替の方法を参照してください。

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留意事項:いずれのSIMERUS製品でも非常にゆっくりの給水なので、播種や定植時には、じょうろなど他の方法で、土壌全体を湿らせておくのが手っ取り早く準備でき便利です。なお、水分が十分広がるまで待っておくこともできますが数日かかる場合があります。

楽々底面給水シリーズ(水面を設定しないタイプ)

楽々底面給水シート 広告

14cm幅(幅7cm×2 ミシン目入り)長さ37cmが4枚

※14cm×37cmが4枚、もしくは7cm×37cmが8枚とれます。

記事一覧メニュー カテゴリー 2021各種栽培法にもいろいろ記事があります

楽々底面給水シート 構成部品 楽々底面給水シート 完成状況

※給水PET水タンクには、SIMERUS水やりテープが別途必要です

構成要素のクローズアップ
鉢底石は使いません。
楽々底面給水シート 各部分

※どちらかというと花卉(花)等向け(水がそれほど多量に要らないもの向け)です

花や観賞植物、育苗、小さな野菜向けです。大きな野菜向けなどは、水面設定型の底面潅水の記事を参照してください。


※注意 ”水面を設定する方法←水をためるぐらいなので逆に言えば水漏れはない” と異なり、あまりペットボトルキャップをゆるめて、給水量を増大させると、浸みだしての漏水がある場合も考えられるので、水受けをしたり等の対策や、危険のない場所で加減してお使いください。
※普通SIMERUS水やりテープをセットしたPETボトルを給水タンクとして併用します(広い意味ではSIMERUS水やりテープの通常の使い方の拡張です)

楽々底面給水シートの水面を設定しないタイプ 基本パーツ

楽々底面給水シートを下に敷きます。
なお、途中で給水シートを切断すると給水効果が正常に出ない場合があります(途中で切断しないでください)。

栽培例 楽々底面給水シートの水面を設定しないタイプ

SIMERUS水やりテープのレギュラーの使い方は、土壌に直接給水です。ここでは、土壌の代わりに給水シート自体に連続微少量給水するわけです。したがって、あまりキャップを緩めて給水量を多くしようとすると、薄いシート自体には容積や保水性はほとんどないので、植生に届くまでに他に流れてしまう、そのため非常にゆっくりですが水が外に漏れてしまうということも起こりやすといえます。この方法では、キャップは締め気味の程々の給水量で行うのが適当です。

↑なお上の例でも、箱の中底にビニル袋を敷いています。

水面設定の底面給水・潅水式との使い分け たくさんの給水が必要な場合は、水面を設定するタイプのほうが確実です。

楽々底面給水シートの水面設定タイプ セロリ栽培

 


例では、3~4個程度のプラ育苗ポッドに植栽されています。つまり、苗を購入したそのままのポッドを利用しています。それに、ウエットティッシュ類で水の伝達を行っています。

楽々底面給水シートの水面設定タイプ ポッドの下処理

不織布性のポッドなどは大抵の場合そのままご使用できます(様子を見て対応してください)。

以下は、水分の流れ

楽々底面給水シートの水面を設定しないタイプ 水の流れ詳細

端の方までも、SIERUS水やりテープを使った給水タンクから、底面給水シート上の水がよく伝わります より均等性を考えれば真ん中とか小さな複数のPETボトルタンク等を複数とかが考えられます。

楽々底面給水シートの水面を設定しないタイプ 栽培例(窓際) 楽々底面給水シートの水面を設定しないタイプ 栽培例(ベランダ)

楽々底面給水シートの水面を設定しないタイプ 栽培例(ベランダ)③

※鉢底石は不要です。どうしても土壌がこぼれて困るなどの場合はウエットティッシュ等を内側底に薄くひいてやります。


知識

じゃあ、鉢底にSIERUS水やりテープをウエットティッシュ代わりにすれば、水やりテープ⇔底面給水シートでいいのではないか という疑問の答えですが、水分の伝達特性から必ずしもうまくいかないのでお勧めしません。コストも上がります。

さらに、じゃあ、SIERUS水やりテープ式の給水タンク⇔底面給水シート間はどうなんだというご質問に関しては、このページのトップで述べたように大体の加減でうまくいくようなバランスはもともと考えられているということです(やはり、楽々底面給水シートやSIMERUS水やりテープ類がキーポイントになるということです)。

★土壌は通常の培養土が好適です、粘土、砂・礫類では十分な性能が出ない場合があります。

礫(石ころ、内部が密なもの)だけでは、一般にうまく水が伝達しません。なお、赤玉土のような土壌が固まって粒状(この場合内部に微小空隙がある)になったものなどはその限りではありません。