④過湿になりにくいSIMERUS水やりテープ式底面給水システムプランタ・鉢 サイズ10号ぐらいまで(それより小さい鉢向け)

※栽培結果などについては、順次追加していきます。大抵の場合、写真はクリック・タップすると拡大できます。

留意事項:いずれのSIMERUS製品でも非常にゆっくりの給水なので、播種や定植時には、じょうろなど他の方法で、土壌全体を湿らせておくのが手っ取り早く準備でき便利です。なお、水分が十分広がるまで待っておくこともできますが数日かかる場合があります。
※この④のSIMERUS水やりテープを使った方法は、説明例にあるように、10号鉢でも実現できますが、どちらかというと3号~6号程度までの小さな鉢向けです(鉢1個当たりの必要テープ本数は少なくなります)。
特に断りのない限り、土壌は通常市販の培養土を対象としています。砂質土壌、粘土質土壌などでは十分な効果がない場合があります。なお、弊社の推奨する底面給水法(④~⑥)では、鉢底石は使用しません。また、ペットボトルを使用する①②の方法においても、後での対応の自由さ、基本的に、あまり水が漏れないことから特に使う必要はありません。したがって後の片付けも楽です。

また、鉢底は、比較的平坦な形状のものをお勧めします。なお、市販の(高価な)”底面潅水プランター”などと特にされている腰水専用鉢・プランターでの使用にはこの方法は向いていません(構造上無理があります)

ノウハウ・コツ:始め充填する土の量は、以下の10号鉢(30cm)や不織布ポッド(3ガロン)の例の場合、土壌10L程度以下(このリットルは、市販の土壌袋の書き方での容量)、上端からマイナス5cm程度の高さまでとしておくのが後のメインテナンスで非常に有利です。なお、鉢底石は使いません(使用不可です)。


記事④ではSIMERUS水やりテープ多数を、鉢の底にセットして自動給水を行います。

なお、鉢の直径(号数)などが大きさが大きくなると土壌の体積は、3乗倍で増える傾向です。そのため、必要なテープ本数は簡単には言えなくなります。したがって、ここでは10号(直径30cm程度)までの大きさで考えています。なお、極端に縦に深いプランタ・鉢や素焼きなどの1孔式の鉢などにはこの方法は不向きです。その場合、記事①②のペットボトル式や他の方法を試してください。

長方形のプランタの場合などでは、上から見た面積から大体の植木鉢の号数に換算して考えてください。

さらに土壌深さに、水の広がりやすさなどに関連しますが、10号鉢で土壌は10L程度までが目安です。


10号鉢くらいまでのSIMERUS水やりテープ必要数の目安(xx号≒xx本)

 

SIMERUS水やりテープ使用本数は、号数(3cmが1号)として、号数程度の本数かやや多め、つまり、27cm程度のもの(9号鉢)だと9本程度で、以下の写真のように内外まんべんなくセットできる切りのいい本数で考えてください。例では、内側3本、外側6本程度をクリップなどを補助にしてセットしていきます。


基本的に、記事④の水面設定皿・パッドを準備しておいて(さらに猫除けマットなどを補助に使います←この方法の場合一番便利、さらに、底に多数穴の開いた植木鉢SIMERUS水やりテープ必要本数キッチンタオル、一時固定用のクリップなどを用意します。

この写真の鉢底にも、見えにくいですが、すでに数本のSIMERUS水やりテープを挿しています。

SIMERUS水やりテープで底面潅水鉢(部品集)

このように止めてテープをつけていきます。土壌へ接触する面は黒色側です。

SIMERUS水やりテープで底面潅水鉢(部品のセットの仕方) SIMERUS水やりテープで底面潅水鉢(部品のセットの仕方)実際の設置例

さらに、土壌がこぼれないように、キッチンタオルを敷きます。

なお、鉢底石は使いません(機能しなくなります)。

SIMERUS水やりテープで底面潅水鉢(部品のセットの仕方)、土こぼれの防止

この状態で水で湿らせたり、土壌を入れたら、クリップは外してしまって構いません。

過湿になりにくく、通気性にはよくある腰水方式(よく底面潅水の代表みたいに言われる)などと違い問題がありません。

記事④にある水面設定の方法ですが、SIMERUS水やりテープをうまく先が水漬かるように垂らために、写真のような猫除けマット(とげ側が上)を鉢の底面のあわせ切り取り敷いておきます。給水タンクのノズル部分を切り取っているなど細かいところは写真を参考にしてください。

水面の位置は、鉢の底面から1cm程度下(とげ先端から1cm強低い)を基本に考えてください。つまり、猫除けマット厚さが大体27mmとして、給水タンク口がその1cm程度下となります。つまり、記事③で示したタイプの10L水缶では大体水面が鉢底面から1cm程度なのでそれで大体十分です。

給水タンクの設置法 給水タンクの設置法 セット済みの状態 給水タンクの設置法 詳細

SIMERUS水やりテープの鉢底に垂れた端は水面に漬けますが、水受け皿外にははみ出さないようにしてください(漏水の原因となります)。

この点 高さ、4cm程度のプラグトレーを使う記事⑤⑥(水面位置2cm下)とは、給水能力の絶対性能が違うのでここでは1cm程度で良いと考えました。

注意 ベランダ床などは、水はけのため少し傾斜しているのが普通なので、水受け皿に水が張れていない場所ができていないかチェックします(その場合、全体の水位を上げてやる)

底面給水原理図  

底面給水原理図 詳細

※給水タンク(水色)のコック側穴の位置が水面高さとなる


この猫除けマット式、プラグトレー式では、極端に重いものは載せれませんので注意して下さい(10号鉢ぐらいまでが見当)。

具体的な給水能力の調整(SIMERUS水やりテープの本数などや水位設定の程度など)は、栽培例の中で、しばらくしてから記事にアップしていく予定です(多分トマト類かキュウリ類栽培で)


 

③水面設定用の機器(ベース)の作成(記事④⑤⑥底面潅水鉢共通)サイズ10号ぐらいまで

※栽培結果などについては、順次追加していきます。大抵の場合、写真はクリック・タップすると拡大できます。

特に断りのない限り、土壌は通常市販の培養土を対象としています。それ以外だと、特に水位設定等にかなりの違いが発生したりもします。

※注意! 本HPコンテンツはあくまでも弊社製品応用の場合のノウハウなどが主体であり、他の栽培方法に適合するとは必ずしも言えませんことはお断り申し上げます。他の栽培のやり方に適用するとほんのちょっとの違いにみえることが、まるで違う結果を招くということも普通に有りえます。

これは、④⑤⑥の底面からの(新しい過湿にならない)潅水の方法に関する準備の記事です。時々最新の内容に修正する予定です。

植木鉢は、10号(直径30cm)程度までがこの方法では実用的と考えます。また、鉢底は、比較的平坦な形状のものをお勧めします。

さらに土壌深さに、水の広がりやすさなどに関連しますが、10号鉢で土壌は10L程度までが目安です

なお、市販の(高価な)”底面潅水プランター”などのいわゆる腰水専用鉢・プランターでの使用には向いていません(大抵構造上本方法に適用するには無理があります)。

なお、いわゆる長方形のプランターでも同じ考え方で出来ますが、水受け皿は、深さ(≒高さ)4~5cm程度確保できるものが、特に、10L水缶式では使いやすいだろうと思います。タンクの形状や水受け皿の条件については、一番最後のチェックの方法なども含め以下の記事に詳しくあります。


重要

以下の記事は、一般にある底面潅水(腰水式)とは目的が違うので、同じように見えても腰水式(通常の底面潅水)目的にはうまく使えないことが多々あります。

弊社は、給水も安定するとは言えず、過湿になる傾向や根の集中も解決していない等の問題が多々ある通常の腰水式底面灌漑(給水)は、一般的植物の生育管理にはあまりよくないので推奨しておりませんことをお断りしておきます。

タンク自体(PETボトル水タンクを含む)の遮光やある程度の断熱の必要性

ホームセンターなどで販売している通常の白く半透明の水タンク(水カン)は、特に日射等に対する対候性を表明しているものでなければ、紫外線などが当たる条件では時間とともにかなり劣化が進み、条件にもよりますが、せいぜい2年程度で劣化してしまいます(経験的)。これを抑制するのと、温度(水温変動、内部空気の膨張収縮により給水の水位に影響を与えます)をさけるため、給水タンク自体の遮光やある程度の断熱をお勧めします。なお、耐久性はともかく、PETボトル式水タンクもレンズ効果の抑制や昼間夜間の水温の変化などの抑制のため、あるいは藻の発生(ポリタンクでもあります)のため遮光や断熱をしたほうが有利です。
※説明目的のため本HP記事のタンクやPETボトルは被覆していません。

以下の説明にもありますが、広口の内部が洗いやすい水缶を推奨しているのも洗浄の問題が大きいからです。


以下は、記事④SIMERUS水やりテープ式、⑤楽々底面給水シート式、⑥不織布ポッド式の基盤となる装置について書かれています。

プラスチックアップサイクルなどの点からも 便利でSDGsな方法

先ずは、水缶が要らない手軽で簡単な方式

以下のように、コスト低減を考えると、PETボトル水タンクとある程度の大きさの水受けバッド(例では、底面潅水用のバッド、深さ4cm位)を組み合わせれば以下の写真例が一番簡単です。面積に余裕があれば、長期間に対応した大量の給水セットもできます。水位調整は基本的に、ペットボトル下側にあけた給水孔の高さによります。

底面給水用定水位水面設定装置(PETボトルタンク活用型)  底面給水用定水位水面設定装置(PETボトルタンク活用型) 下部構造 PETボトル給水タンク

沢山運ぶには、このPETボトルタンクを複数効率的に運ぶには、以下のように、の穴が漬かるようにしておき、水受けに注水したPETボトルタンクを入れておきますとこぼれません。

PETボトル給水タンク お手軽運搬法

この場合の給水用ペットボトルの上キャップは締めておきます。

※仮に、1.5Lのペットボトルでも6本で9Lの大容量、例のサイズならスペースも足りているので見えないところでまとめてきれいにセットもできます。また、水面がボトルに占有されればボウフラもややわきにくくなるだろうし、お湯を注いでの退治もさっと注ぐだけであまりこぼれるのを気にせずにも済む(関連記事有)。

<これは実質ペットボトルタンク式専用です>

この浅い苗用のバッド(深さ5cm、38cm×38cm程度;底面給水苗用バッド)では、楽に10号鉢類はセットできますが、この水受け自体は薄いプラスチック製なので、ペットボトルをたくさん立てるなどには問題ないですが、以下の説明のようなポリ水缶(10Lで10kg以上)を縁をまたいでセットするには強度が足りません(無理すると割れます)。なお、この水位を一定に保ち続ける方法には、マリオットタンクの原理が使われています(ペットボトル、水缶とも)。

★水位設定を含め詳しい説明は、このリンクから★


次に、ポリタンク設置式(10Lタンクを想定)について説明します。基本、注水したタンクを図のように、上下反転し、コック側を解放した状態でバッドや水受け皿にセットして一定水面を形成させます。

以下は、基本配置図であり、水やりテープや楽々底面シートの使い方。植木鉢設置法などは記事④~⑥を参考にします。※重要 基本的には、SIMERUS水やりテープ式でも楽々底面給水シートでも末端(両端)を一定水位の水面に推進して給水を行います。それが、鉢内に伝達して自動給水されます。

水面設定装置 給水タンクの基本設置法  給水タンク吐出口

水面設定装置 給水タンクの基本設置法 詳細 基本の考え方

※給水タンク(水色)のコック側穴の位置が水面高さとなる

給水タンク吐出口と設定水位

タンク一方の口を縁をまたいでいるのに注意 写真の例は4.5cm高さの縁をまたいでいます。なお、コック付き栓(緑)を外してセットもできます(少し水面は高くなるのと、上下逆にセットするとき水はこぼれやすくなります)。

SIMERUS底面給水鉢 具体的設置方法 SIMERUS底面給水鉢 具体的設置方法 詳細

必要なものは、基本的に、水タンクと水受け皿や正方形や長方形の大き目のバッド(高さ4~5cm程度が目安)です。このタンクをかける方法では円形、長方形でも深さ4~5cm程度で、強度のあるものを選択してください。薄いものだと非常に割れやすいです。

 

耐水性の接着剤が必要な場合

以下の写真のように、空気抜きの小さな穴がある場合、ちゃんと閉めておいて使います(原則です、そうしないと絶対に水漏れします)。

ただし、加工精度などにより使用時水が漏れる可能性があります。そのような場合は接着剤で埋めてしまいます。

給水タンクの加工法


必要な大きさの水受け皿の見当のつけ方は以下の記事を参考にしてください。

水タンクは、強度や取り扱いやすさの問題も有り10Lまでとし、ホームセンターでよく販売している大きなフタと簡易なコック付き蛇口がついたものが便利です。なお、強度のあるものとし、水が出るとしぼんでいくタイプは絶対に使えません。基本給水を入れ密閉するので蓋の内側にパッキンがついているものとします。

なお、これは、水の充填後、上下を反対にして設置するのでぐらつかないように適当な木材片などを準備しておきます。

以下の写真のように、一般に、大きな洗浄用の蓋と小さなフタ(コック付き)のものは、上下反対にしても座りのいいものがあります。

なお、コック部分は、高価複雑なものは今回むしろ不適でコック部の簡単な構造ものの方が目的にマッチします。

給水タンク 好適例 給水タンク 好適例 側面

※コック付き小さな蓋、大きな蓋とも交換品が半版されていることも有ります(割れてしまったとかパッキンが悪くなってきたときなど用)

給水タンク 好適例 詳細構造

タンク上下ひっくり返して座りやすいものが良い!

また、水受けの縁(4~5cm)をまたがせるため、コック付け根と取っ手上部の高さの差は、6cmぐらいはあるもののほうが安定させるのに便利

取っ手の部分と大きな蓋が大体同じ高さのものが便利です。また、コック部分は下の写真のように分解します(写真のように簡単に外せる簡易な構造が良い)。

後の写真で出てて来ますが、コックの部分と中央取っ手の部分のくぼみ部分で、水受け皿の縁をまたぐようにセットします。なお、コック部分を取り外してもセットできますが、タンクの上下を反転してセットする場合、水がたくさん出るので素早くセットすることが必要です。

10mm強の穴が開いておりちょうどいいぐらいです。

これら(水タンク用の専用フタ、専用コック)が破損した場合、ホームセンターで代替の部品が用意されていることは多いと思います。

給水タンク吐出口給水タンク吐出口 交換パーツ

なるべく水平な場所に設置します。

注水後、フタ(キャップ 大小2つとも)かなりきつめに締めパッキンを利かせます。上下反転してセットした時、ぐらつくようなら木片などで固定します。


水位微調節の例(特に最初の注水後、気を付けましょう)

※また、同じ組み合わせだと、複数同じ高さ調整がより容易にできる。

例では、PETキャップを挟んで当初より1.5cmほど水位を上げています。なお、水受け鉢外側も含め適宜調整し吸水のタンクがぐらつかないようにします。

給水タンク吐出口 の高さ調整 給水タンク吐出口 高さ調整②

給水タンク 水位設定の詳細 この組み合わせのことです

この作業自体は簡単で一度セットしてしまえば長持ちしますが、いずれにせよ、SIMERUSの”軽く健康に湿らせる”ということに、給水シートやテープ類と水位の設定などは重要なので適切なセットをします(トラブル対策も含め具体的に栽培例などで紹介していきます)。

あらかじめ、物差しなどを使って、目標の水位高さになるよう設定しておくのが基本ですが、実際のセットでは、以下の現象により、本来の水位設定高さが分かりにくくなります(いわばぱっと見では水位設定について騙されやすくなります)。

つまり、

(特に最初の時ですが)給水タンクセット直後は、セット中のこぼれ水で、水位が一時的にかなり高めになることが多く、その後は水位が段々と下がっていきますので、最初のセット直後の実際の水位を頼ると、後で給水が上手くいきません。

そのため、数日後様子をチェックします。落ち着いた水位が都合が悪い場合(大抵は低すぎるのが多い)、本来の目的の水位になるようにタンク高さの再調節をします。なお、その後の注水時は、目的の水位を変更する場合を除き、タンク高さの調節は要りません。そのセットのまま使えます(一時的に高くなっても落ち着いていくからです)。なお、複数の鉢・水気皿・タンクに同じセットをしたい場合(あるいは再度の栽培を行う場合)、その高さを憶えておけばあと非常に楽です。


また、水受け皿サイズは、給水タンクノズルが無理なく設置できるような大き目のものが必要です。例えば、8号鉢に8号鉢用のものではこの場合、確実に小さすぎます(1号約3cm)。その場合、10号鉢用など最低2号以上できれば3号分余裕のあるサイズを選びます。

※鉢や、タンクにもいろいろ細かいサイズの違いがあるので、3号ぐらいは余裕を持たせたほうがいいと思います。


重要

利用するもののサイズ、あらかじめチェックの重要性

高価な底面潅水用等の出来合いのものでないからこそ必要です、また、鉢の種類など、組み合わせは市販の底面潅水と異なり、専用のものと違ってかなり自由となります。

つまり、購入時などに以下のように給水タンクなどが引っ掛からないかチェックしておくのが無難です。なお、そのときのコツとして使いますが、下の例で示す白の小さな水受け皿の高さは等は、④⑤⑥の植木鉢の台座を参考にした高さ・大きさにあったものを選び、実際に給水器としてセットするような感じで組み合わせます

(なお、ホームセンターなどでは商品は大切に扱うのは当然としてください)。


白の円盤(小さな水受け皿、給水器高さを模擬してセット、記事④⑤⑥を参照)の位置が植木鉢の位置に相当します。右側の黒い部分にタンクの給水口がセットされることになります。

 

自動注水水面設定装置 全体図(部品類)

※つまり、白の台は、以下の写真の給水の置台・土台(記事④~⑥参照、以下の写真)のかわり、同じぐらいの高さや大きさのものを選ぶ。

※もちろん、以下の写真のような実際に敷く予定のもので合わせてもよい

 自動注水水面設定装置 全体構成(大きさの条件)②

水受け皿などのサイズを合わせる作業のためのこれら(給水器)の一時的かわりということです。


下の例は、記事④⑤⑥を参考に、鉢底部に給水器を仮セットしたものですが、ぎりぎりサイズですが、鉢が斜めにもならずうまく組みあがりました。これだったら大丈夫ということです。

自動注水水面設定装置 全体構成(大きさの条件)セットできる最大限大きさ

この例ではタンクと鉢の間のクリアランスはギリギリ足りています。しかし、そううまくいくばかりではないので、事前にチェックしたほうがいいでしょう。

自動注水水面設定装置 全体構成(大きさの条件)セットできる最大の大きさ側面図


問題例(後で、ああ、セットできない!という典型例とは)

改めて、実物であらかじめ仮組・確認したほうがいいということ<失敗例>

以下の例では、底部分で高さを確保していない置き方(※白の皿をひいていない)で、この場合、実は鉢が多少傾き、鉢上部分の縁もタンク上面に引っかかっています(これは結構大きな理由になるのでタンクの形状(上下高さ)もりゅういするところです)。つまり、わずかですが、水受け鉢の大きさが足りないわけです。→より大きな水受け皿が必要です。

また、購入の前に仮組のようにしてサイズを実物で確認しておくことが重要です。余程余裕のある組み合わせでない限り、流石に通販で一度にまとめてというのは難しいと思います。

つまり、販売店で全部新たに購入する必要もないですが、植木鉢については底の穴の開き方、比較的平坦な底面であるかどうか、水受け皿に余裕があるか、タンクが鉢の上の縁に引っかからないようであるか等に特に注意が要るかと思います。

自動注水水面設定装置 全体構成(大きさの条件)大きすぎる場合の問題鉢がタンクに引っ掛かって傾いている

これは、鉢自体は微妙に傾いてしまっている例です。微妙に水受け皿のサイズが足りないということ。

ホームセンターなどで実物チェックしたい場合、もちろんマナーですがお店の商品は丁寧に扱ってあげてくださいね(一部持ち込みはちゃんと声をかけるなり許可を取れば、通常大丈夫だと思います)。


具体的な給水能力の調整(SIMERUS水やりテープの本数などや水位設定の程度など)は、栽培例の記事などで(④⑤⑥の記事)、しばらくしてからアップしていく予定です(多分トマト類かキュウリ類栽培で)。

③-2 軽く湿らせる潅水だからこその配慮-例えば定植時の水やり-

SIMERUSといえども原理原則に縛られる必要はありません。

柔軟に考えましょう。


※栽培結果などについては、順次追加していきます。大抵の場合、写真はクリック・タップすると拡大できます。


2021/3時点ではこんな感じだったですが、

まだ、実際に本方法で、栽培をスタートしたという方は少ないとは思いますが、記事①や②にしても、十分な水分がSIMERUS水やりテープの部分から十分広がっていない段階、記事③および、記事④から⑥だったら、下部から水が十分上がってこない。それでしかたなく、下に水を足す….結果全般には過湿、それこそは腰水方式発想の悪いところそのもの。.などなど…という問題になる場合もあるかもしれません。

実は、別の視点から言うと、ものすごくわかりにくい特性なのですが、土壌には、あまり乾燥していると、水源からの水分移動・拡散がむしろ妨げられるという場合もある事情もあります(不飽和透水性というものに関する)。

これを緩和しようとすれば、つまり、深いところから浅いところまで、水分を伝達しようとした場合、じょうろ利用の地表面潅水でもいいですから1回あたり少しずつ、そして頻繁に、”だんだんと全体を軽く湿らせていき、十分な容量分湿らせる⇔多少は下から滲み出してもよい”ぐらいののりで、全体にわたり、少し軽く湿らせていってください。

当然ですが、播種や苗の定植後などでは、水分は必要ですから、適宜与えます。そのときは、適宜じょうろなどで対応して構いませんし望ましいです。記事①から⑥の方ににしても、定着した後向けには、それで自動調節給水になるにしても(水位の調節は可能)、あくまでもケースバイケースで結構です。


ホームセンターなどで各種苗も売り出す2021/4~ぐらい向けの記事です。

4月上旬から中旬、各種野菜等定植作業中!

春から夏栽培向け・定植、育苗

定植時には、大体10号鉢(30cm)程度で下の水受け皿にたっぷりと水が出てくるぐらいの水量を地表面から与えたほうがいいと思います(水深でいうと、感覚的に3~4cm程度かそれ以上、結構多めです)。

これには水分伝達をよくする水締めの効果(土壌が多少沈む)なども期待してのことです(逆に言えば、あんまりフカフカだと水分伝達に支障が出やすいことが考えられます、ただし、培土をがちがちに締め固める必要は全くありません-というより有害)。

言い換えると、ペットボトル式でも適切に調整していれば鉢底から水分が漏れ出しにくい場合でも、もちろん水面一定の底面潅水の場合でも、水受け皿は使った方が管理しやすいです。

※鉢底石を使わないやり方では、水受け皿にたまった水分は後で回生利用されます。また、降水の場合も同じような事情になります。

また、苗の定植の場合、ちょっと深め(底面から15cm程度)に植えてやったほうが根群の発達にもいいだろうと考えています。特に底面潅水の場合、下方から微小な水分が上がってくるというのでそれがいいと思います(ここなども通常の底水・腰水と違います)。

播種の場合は、いったん小さなポッド類など(記事menuなどでやりかた多数掲載)で育苗して定植をすることをお勧めします。


観察していて水が足りなくなっている感じの場合ものすごく、水分管理が難しい作物を相手にしている場合以外は、緊急にじょうろなどで足してやるのは全く問題ありません(そして自動給水の再セットをしてやるという流れです)。

この点についてもノウハウはあるので栽培例の方でいろいろ言及していこうと考えています。

②簡単な追加加工で出来る強化型PET給水器(大型野菜向け、少しDIY要ります)最も汎用性高 鉢サイズ制限なし  後からのセットも容易

 

※栽培結果などについては、順次追加していきます。大抵の場合、写真はクリック・タップすると拡大できます。

 

留意事項:いずれのSIMERUS製品でも非常にゆっくりの給水なので、播種や定植時には、じょうろなど他の方法で、土壌全体を湿らせておくのが手っ取り早く準備でき便利です。なお、水分が十分広がるまで待っておくこともできますが数日かかる場合があります。
②の方法は、記事①より鉢の表面積を占有することが少なく 10号以上の鉢サイズもより容易です。なお、じょうろなどで水をやっていたものに対して後からのセットも容易なのは①と同じです。

特に断りのない限り、土壌は通常市販の培養土を対象としています。砂質土壌、粘土質土壌などでは十分な効果がない場合があります。

なお、弊社の推奨する底面給水法(あとの④~⑥)では、鉢底石は使用しません。また、ペットボトルを使用する①②の方法においても、後での対応の自由さ、基本的に、あまり水が漏れないことからここでも特に使う必要はありません。したがって後の片付けも楽です。

この記事はDIY的です。特に、”容器に穴をあける加工”の要素が入っています。


記事①②では記事③~⑥と較べて、対応するプランターや鉢の大きさに特に制限はありませんが、作業のしゃすさを考えれば、記事③~⑥と同じに10号鉢(直径30cm)ぐらいまでで、容量が10L(3ガロン)程度までがやりやすいと考えます。


準備するものは。ペットボトル(1.5Lぐらいまでで炭酸飲料系など用でペラペラの材質でないものが向いています)、

内径8mm外径10mmの塩ビ透明チューブ等、内径6mm外径8mmの塩ビチューブなど(ホームセンターなどでメートル単位などで切り売りしています)、必要な長さは以下の記事を参考にしてください、なお、内径が6mm以下のチューブ類は使わないで下さい大抵の場合上手くいかなくなります。

ペットボトルを吊るしてセットするための、ボトルバックや、網型の収穫バックなど(必要ならさらに遮光できる被覆できる材料を用意してください)

以下の写真の右下弁当用タレ瓶くらいの大きさのプラスチック製などのねじ容器(SIMERUS水やりテープが2つ折りなどで通せる以上の大きさのキャップのもの)、

SIMERUS水やりテープ(製品の長さ20cm幅15mm←それぐらい要ります、切らないこと)

耐水性のある接着剤(ペットボトル側へのチューブ接続に不可欠です)

支柱、ペットボトルを吊るすための紐・テープなど、また、Sカン

※ペットボトルの支え方については、①の記事も参考にしてください。

工具として、はんだごて(温度調節できる方が望ましいPETの融点は255℃ぐらい)←はんだごての代わりに、柄の部分が熱くならず溶けず安全なドライバの先端を熱して代用することもできます。また、はんだごて台あるいはそれに類する熱いものを安全に載せておける台 さらに、メジャーやハサミなど

また、あらかじめ、移植コテ(小さなスコップ)を用意しておけば便利です。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)給水 材料


特に自動給水器の材料となる部分は、以下のように、SIMERUS水やりテープ、PETボトル、外径10mm内径8mmのチューブ 長さ7cm2本(タレ瓶側)、長さ5cm2本(PETボトル側)これは、一方の端を斜めに切り取っておいた方が便利です。

 

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水 スケール

さらに、外径8mm内径6mm長さ約7cm程度(最大10cm※鉢と土壌の深さで少し変わってきます適宜調節します)が必要です。以下の写真のように鉢の縁にかかる状態にセットするので長さの調節が必要です。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水器埋設方法


作業手順は、やけどなどをしないように注意しながら、

約8mm強の円形の穴を二つ適当な間隔にあけます(外径8mmのチューブが無理なく通るくらいが目安、外径10mmのチューブが力を入れないと通らないくらい)

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型) 熱加工法 大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水 水漏れ防止

その約8mm強の穴に、長さ7cm外径10mmのチューブを力を入れて押し込みくびれなどが無いのを確認したのち、固定・防水します。


タレ瓶の方は、肩の部分に8mm強の穴2つをあけ、これにも外径10mm長さ7cmのチューブを差し込みます。※この先端の位置を上下することにより給水量の調整にも使えますので接着剤で固定するのは勧めません(だからきつめの8mmの穴で固定します)。チューブ下の部分で水面ができますが、水面を高くすると増加した連続給水となり、水面を低くすると減少することになります。

また、肩の高さに、2か所ほど直径2mm程度の排水口をあけておきます。これより下が水面セット高さの上限になります(実際はその1cm以上下が望ましい)。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水器 詳細加工 大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水器 詳細完成図

当初、通常チューブは一番下の位置まで差し込んでおきます。

このチューブ端が下にあれば水位が低くなり、給水量は全体に小さくなり、高くすれば(排水溝の1cm下が限度)、水位も上がるので給水能力は高くなります。


給水器の完成した状態は以下のようになります。SIMERUS水やりテープも下まで届いているのが分かります。黒の面が表側でキャップは緩めておきます。※つまり、SIMERUS水やりテープ本来の使い方(PETボトルにSIMERUS水やりテープをセットする)と違ってPETボトルのキャップ自体にテープをセットしません。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水器 組み立て 大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水器 詳細の俯瞰

 


記事①のペットボトルと同じように、吊るすために袋を被せます。

なお、この方法では、PETボトルを給水タンクとして活用するだけなので、注水後、キャップ部分は水が漏れないように固く締めておきます。※その替りがタレ瓶部分となります。

給水用のタレ瓶が上に突き出していますが、これを下に埋設しセットします。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水器 完成図

注意点:注水(再注水)は、キャップを外して行い注水後キャップをかたく締めます(これは、SIMERUS水やりテープのレギュラーの使い方とは異なる所です)。

そののちは、タレ瓶付きPETボトルを上下さかさまにしても水がほとんど漏れません(記事①と同じ)。
土壌へSIMERUS水やりテープ部分が接触すれば給水が始まります。

Sカンや紐により吊るしてセットしますが、始めに、給水器(タレ瓶部分)が鉢の端をまたぐ高さに紐の長さで調整します。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水器 埋設法大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)による給水器 吊り下げ方法


小さな移植コテ(スコップ)で給水器(タレ瓶)部分が埋まる程度の穴をあけ、セットします。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)の具体的埋設方法

必要なら給水器にビニルテープなどで以下のラベルのような土壌に刺さるものを併用しても構いません。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)の具体的埋設方法 より安定に

給水器の上のSIMERUS水やりテープが土壌に確実に接触するように土をかぶせてやります。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)のセット 土をならす

なお、①の記事の簡易型セットに較べてかなり、土壌面に余裕があり、ボトルも外になりますので大きな野菜栽培等に有利なのが分かります。

このタレ瓶を埋めた後、土壌を締めるのに少し水をかけてもいいでしょう。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ(タレ瓶活用型)の給水器への土被せ

 

具体的に何本くらいいるか給水能力の調整などは、栽培例として、しばらくしてから記事にアップしていく予定です(多分トマト類かキュウリ類栽培で)。

この方法については、ペットボトル自体のキャップの締め具合という問題はないわけですがタレ瓶式というのにも特徴があります(あくまで大体の調整で十分、自動で補正されます)栽培の結果と合わせ、セット上などのコツ的なものもまじえ紹介していきます。

 


 

 

①大きなペットボトルの支え方(野菜など向け)最も簡易 鉢サイズ制限なし 後からのセットも容易

このままスクロールすると①~⑤までの記事(さらには栽培記録記事)が連続に表示されます。

あるいは、上の①大きな… のタイトルをクリックすると、①~⑤の記事をそれぞれ切り替えて表示できます。ページの一番下に記事一覧があります。

※栽培結果などについては、順次追加していきます。大抵の場合、写真はクリック・タップすると拡大できます。

①の方法は、記事①~⑥中最も簡易 10号以上の鉢サイズも可能です。じょうろなどで水をやっていたものに対して後からのセットも容易です。
穴あけ加工など、難しい準備の手間はありません。

特に断りのない限り、土壌は通常市販の培養土を対象としています。砂質土壌、粘土質土壌などでは十分な効果がない場合があります。

なお、弊社の推奨する底面給水法(あとの④~⑥)では、鉢底石は使用しません。また、ペットボトルを使用する①②の方法においても、後での対応の自由さ、基本的に、あまり水が漏れないことからここでも特に使う必要はありません。したがって後の片付けも楽です。

基本的な使い方は以下の説明書が参考になります。

水やりテープ説明書

SIMRUS水やりテープ説明書←Click(リンク)

SIMERUS-tape15(pdf説明書)


大きなペットボトル(比較的強度の高い(ペラペラでない)炭酸系でサイズ1.5Lぐらいまでが良いです)の場合、どうしても給水のペットボトルがこけやすい場合があります。そのため、以下のようにペットボトル水をある程度吊るした状態にして、給水部分は土壌に接触して座るようにセットするのが便利です。一度高さを調整すると再注水時にもそれほど手間はかかりません。ただ、これは基本の方法であり、手間はかかりませんが、土壌面はかなり占拠されますので、手間をかける余裕があれば②の記事の弁当用のタレ瓶などを使用した、強化版ペットボトル給水器の方がいいでしょう。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープセッティング

PETボトルを上下さかさまにしても水がほとんど漏れません(記事①②とも同じ)。土壌へSIMERUS水やりテープ部分が接触すれば給水が始まります。
留意事項:いずれのSIMERUS製品でも非常にゆっくりの給水なので、播種や定植時には、じょうろなど他の方法で、土壌全体を湿らせておくのが手っ取り早く準備でき便利です。なお、水分が十分広がるまで待っておくこともできますが数日かかる場合があります。

記事①②では記事③~⑥と較べて、対応するプランターや鉢の大きさに特に制限はありませんが、作業のしゃすさを考えれば、記事③~⑥と同じに10号鉢(直径30cm)ぐらいまでで、容量が10L(3ガロン)程度までがやりやすいと考えます。


材料

1.5L程度(炭酸系などの強度のあるものが望ましい)までのペットボトル、

SIMERUS水やりテープ、つり紐、支柱類(物干しざおなどでも応用できます)、Sカン(再注水の手間などを考えると必須)

そして、吊り下げ用の袋(例は、収穫物入れの網袋、ボトルを入れる手提げ袋も使えます、ある程度遮光の機能を期待できます)

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ 材料

このように、袋に入れた場合でも必要なら適宜遮光をお願いします。


ペットボトルを格納しさかさまにしたとき落ちないように口を縛ります。反対側にSカンにぶら下げるための切れ目を入れておきます。

なお、手提げボトル袋などの場合は底部分にペットボトルキャップ部が通る程度の小さな切れ目を入れてかぶせます。

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープ 組み立て

大きなペットボトルによるSIMERUS水やり 細部


セットするとこのような感じです。ただしちょっと土壌面が手狭になりますね。植物の種類や鉢の大きさなどで、ペット本数なども含め適宜調整してください。

なお、この方法は、PETボトルを給水タンクとして活用するSIMERUS水やりテープ本来の使い方の範囲内であり、土壌と接触するキャップ部分には、黒の面を表に、SIMERUS水やりテープをセットし、キャップ部分はわずかに緩めてのセットになります。

★説明書リンク★

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープセッティング、埋設

大きなペットボトルによるSIMERUS水やりテープセッティング ダブル

具体的に何本くらいいるかなどは、栽培例として、しばらくしてから記事にアップしていく予定です(多分トマト類かキュウリ類栽培で)。

よく聞かれるキャップの締め具合などについても500ml程度と違う大き目のペットボトルでは、栽培作物・時期にも合わせた締め加減の違い(あくまで大体のことで、神経質になる必要はまるでないです)も無いこともないので、栽培の結果と合わせ、コツ的なものも紹介していきます。

 


 

SIMERUS式の底面給水;この方法では鉢底石は要りません むしろ水の伝達に不都合です

留意事項:いずれのSIMERUS製品でも非常にゆっくりの給水なので、播種や定植時には、じょうろなど他の方法で、土壌全体を湿らせておくのが手っ取り早く準備でき便利です。なお、水分が十分広がるまで待っておくこともできますが数日かかる場合があります。
この弊社の紹介するSIMERUSでのペットボトル鉢式栽培・菜園や底面潅水方法はあくまで普通の培土を用いた”土栽培・土耕です”:それでも鉢底石などがなくても過湿になりませんので無駄なく後片付けも簡単・安心です。

追記:ここで示した各方法でも、後片付けが便利な「燃やせる土(可燃物として捨てられる培土)」にも対応できますが、水位設定等をややシビアに調節すべき傾向もあると考えています(培土メーカーさんによっても結構違いがありますが、段々と性能がいいものが出てくると思います)。

基本 土と水 ペットボトルとSIMERUS水やりテープがあれば、栽培のスタートが可能です。 鉢底石はいりません。むしろ給水の障害となります。それで過湿が心配と思ってもそうはならず給水テープの効果で過湿対策も自動的にできてしまい安心です。

※通常の培土でご使用いただけます。なお、土壌の下面を直接水に漬ける通常タイプの底面潅水(腰水)は植物にとって過湿など良くないと考えます。

鉢底石不要(※使用不可)で土が混じらない、その分土壌の容量も増えます。鉢底石と土壌が混じらないので後も楽です。

<SIMERUS水やりテープを使ったペットボトル植木鉢作成は、基本、ペットボトルを2つに切り分けるだけ。余計な穴あけ作業は全く要りません。鉢底の意思も不要で、それでいて過湿にもなりません>楽々も重要です

いわゆる”軽く湿らせる”を基本コンセプトにしています。基本、以下の写真のペットボトル植木鉢底のキャップは、緩めてセットしますが、水没させません(水没させると一般に過湿になってしまいます)。この工夫で水やりテープの性能を活かして適切量給水されます。また、仮に上から散水や降雨などの水があっても下部へ排水されます。なお、以下は培土を詰めているだけです。 つまり、ほんの少しの投資(1本60円弱)が大幅に栽培や緑化の可能性をふくらませます。

14cm幅(幅7cm×2 ミシン目入り)長さ37cmが4枚

※14cm×37cmが4枚、もしくは7cm×37cmが8枚とれます。



水面を設定しないタイプ
より詳細は、水を張らない底面灌水(楽々底面給水シート式)
あるいは、2021年各種栽培法 比較記事5/23有
楽々底面給水シート セット法 楽々底面給水シート 完成写真

構成要素のクローズアップ
鉢底石は使いません。
楽々底面給水シート 部品 楽々底面給水シート 底面部

水面を設定するタイプ
より詳細は、水面設定の不織布底面灌漑(楽々底面給水シート式)
あるいは、2021年各種栽培法 記事⑤⑥と5/23栽培記事

楽々底面給水シート 水面設定鉢
楽々底面給水シート 水面設定方法


楽々底面給水シート 水面敷設用 大型鉢用 楽々底面給水シート 水面設定 クローズアップ 楽々底面給水シート 水面設定鉢詳細

SIMERUS および 他の水やり 実の味!

SIMERUS は“Soil Integrated Moisture Environment for Rural and Urban Sustainability”-農村と都市の持続可能性のための土壌水分の統合環境←Google翻訳(英→日)から です。以下ちょっと学術的です。

現在のところ、野菜や花などの栽培を中心に開発を進めています。

★勿論、上記は土壌を 土を軽く”しめらせる” とかけてありますが、

例えば、ペットボトル栽培でも畑等でも、土を使っている場合、過湿土壌よりは空気も多く適度軽く湿った土壌のほうが、土壌空気も多く嫌気的還元的環境でもなく一般に健康的ですし、汚水も出にくく周辺の環境を汚すことも少なくなります。※好気性や嫌気性菌などの活動も複雑で、また、還元的状況への対応などでも例えば水稲(過湿でもOK)では事情が違います。

※基本的に、”軽く湿らす”だったら好気的環境が主であり嫌気的環境は基本的には避けることは言えるといえます。

もちろん節水的で植物の生理的にも水利用効率(ペンマンの法則等に関連)も増し、おまけに生育した果実や野菜は傾向としては、過湿土壌のものより、しゃきしゃきでおいしいと思います。さらには、過剰灌漑による塩類化、塩分(ナトリウム土壌)化も抑制します。また、余計なほうへ流れにくいことから施肥や農薬の効率が高まり少なくて済みます。

同時に水の広がりの両立も十分考えているので土壌自体の肥料分も有効活用できます。

弊社製品で一番簡単なのはSIMERUS水やりテープですが、それにしても、ペットボトルを簡単に植木鉢やプランタ向けの自動調節給水のタンクにしてしまうことや、ペットボトル自体を植木鉢にした<ペットボトル菜園>などを”軽く湿らせる”で簡単に健康的に実現することができます。この基本的考え方は、仮に降水のある条件でも、土壌保水能力の活用による降水の有効化等に有利です(専門用語ですが、空きTRAMの増大と同じ意味、このTRAMは、”土壌 TRAM”で調べられます)。

★SIMERUSは、無理な、”土壌水分ストレス”をかけることを意味していません。

例えば、一時期植物ストレス論で良いように言われていたかんきつ等の”塩水灌漑”というのもなくなったわけではないみたいですが、少なくとも主流にはなっていません。

つまり、そんなことは、”長期になればなるほど維持できません-持続性がありません”ということです。例えば、段々と塩分が集積していったらそのうち浸透圧的にアウトだろうし、そして、仮に時々真水で土壌を洗い流したとして(リーチングといいます)、一体その排水はどこに流すのでしょう、流れていくのでしょう。だからよくこれを言っているのは海が近くて、塩水もある所、、のようです。※真水の確保も乾燥地等では難しいのですが、日本はその点楽でしょう、それにしても、古代文明が滅びたといわれる原因も考えてみるべきだとは思います。 ※世界の乾燥地帯で止む無く結果的にやっている”塩水灌漑”はまた別の問題と考えます。 これは、ものすごく深刻です。最近耐塩性作物などもよく言われますがいずれにせよ今後も大変な問題と思います。

なお、下手に水分ストレスをかけるということは、その程度がきついほうにぶれると”ストレス”のかけすぎとなって、それに耐えておいしくなるといっても植物体がもちません。それこそ、たとえですが、植物の気持ちになって考えたら、”身の毛がよだつ”ということではないでしょうか。

つまり、”軽く湿らす→適度な水ストレスをかける、保水能力の活用”というのは、かなり精密に乾燥側土壌水分管理しなければ意味を成さないということです。なお、それは同時に低コスト・安定的でなければ机上の空論なのは当然です。

SIMERUSとはそういう方向を目指し、そしてそれを阻む問題を解決していこうとするソフトウエアやハードウエアシステムの考え方です。

 

 

 


”SIMRUS水やりテープも他の水やり道具も同じようなものだろう”と考えて、他の親水紐等をかわりにお使いになった場合、まるで上手くいかない(場合により壊滅的な結果となる)こともありますのでご注意ください。それらについては弊社では対応できません。なお、技術的な言葉で言おうとするととても複雑ですが、できるだけ単純に言うと”一般の水やり機器ではうまく最適化できないから当然失敗しやすい” です。※そこで、水やりxx年とかいう言い方も出てくるわけです(水やりが極度に、秘伝的に難しいという言い回しのことですね、でも本当でしょうか?)。


★厳しいハードルはリアルに有ります★

★ただし普通考えるのとは違うかもしれません★

大事な植物栽培に、いろいろあり、例えばですが、親水性マットなどといわれる給水や親水紐式、セラミック製の給水器や穴あきノズル式などで本当にうまく適当に植物に給水できていますか? 

念のため申し上げますが、これらの各種水やり手法自体を否定しているわけではありません。でも実際はとんでもなく難しいかもしれません、でも秘伝的修行の果てにできるというモノとは言い過ぎでしょう。

考えてみれば、あまりに当然なのですが、”水やり”にも、物理的にも(場合により化学的にも、また、当たり前として生物学的にも)合理的な水量やタイミングの管理・制御が必要だということです。そのようでなければ失敗の可能性は凄く大きくなります(それだけで味も違うと思います)。また、ちょっと違う話ですが、いわゆる水耕(養液・溶液栽培)系で栽培したイチゴと土耕のイチゴでは味の傾向が違うということも聞きます(当方でシビアに比較実験した話ではありません、念のため)。

人間による最適量や最適タイミングでの手潅水というのも実際は非常に難しいものだと言えます。心情として”優しく手潅水”というのはわからないわけではないとしても難しいのは動かせない事実と思います。

緑水学舎はその点を常に重視して、万能ではないとしても、だれにでも見た目はとても簡単に見えるようですが?有効・効率的・高性能な植物水管理(みずやり)の方法を提案したいと考えます。


なお、植物も具体的に体内に水分を確保していなければ、”熱中症みたいなもの”です。なお、植木鉢の底から水分が抜けだしていくのなら根から取り込むこともできません。軽く土壌を湿らせ廃水も出さないというのが結局水も一番長持ちだと思います。記事一覧メニュー 個人向け….の記事等にも長期間の連続給水に対応した方法が紹介されています。

以下重箱の隅的お話かもしれません(よく聞く反論)。なお、一番聞きたくなることは、それでは実際どうしたらいいかということです。

よく聞く反論(植物にはじゃんじゃん水をやらなければならない!)についてですが、イヤ地対策と言って連作障害の対策などで畑などに水を大量に流す・排水する(リーチング)というのもありますが、もともとそんなにしょっちゅう必要な作業ではありません。その目的のためもあってか、そうしないと(下手な水やりでは?)隅々まで水が行き渡らないということも意味するのか、毎回ジャアジャアじゃんじゃん水をかけたほうが良いような言い方をする方が一部いらっしゃいますが、一般的な植物栽培では、それが畑でも植木鉢類でも言い過ぎだと思います(特殊なものや管理法は除く)。水資源の無駄遣いに直結です(外国では、水の使い過ぎが土地の塩類化・塩分化 砂漠化にもつながるところもあります)。また、考えてみれば下水などに流れていけば、蒸発で涼しくもなりません。なお、SIMERUSでは、必要な水量が無駄なく土壌全体に効率的にゆっくり広がってゆく性能を持っています(それが蒸発散するのなら冷やす効果は大きい)。それにしても”下手な水やりとは何?”というのはありますが、水やりは難しいといえばまあそうです。※給水速度と量と利用効率の関係にもいろいろ言われます。また、有名(そして独り歩きしている言葉としてあるもの)ですが考え方が意外に難しいものに”土壌の保水性”というのがあります(これが大きければいいとは簡単には言い切れないです)。砂漠化対策の植林とかでこういうのと併用というのもかなり真剣に考えなければ無効かもしれません。これら一般に言われているのと現実の効果(利益)は同じとは言い難いのもありますよ。

 

水やり記事各種(もちろん良心的なもの)を見ると

それらは、”水をたっぷりやりましょう…”とか、”ポタポタ確実に出します…”とか、”…を漬けておけばいいです”とかの記事は多い傾向です。無論、それらを特に非難したいわけでもないのですが、明らかに生育結果に責任を持つものではないとはいえるしょう。まあ、それらをみて、なんとなくの雰囲気に流されて”いける”と思って参考にする方の自己責任!なのだろうし…..ですね。リスクは常にあるものではあります。

なお、やや希望をなくすような言い方ではあり残念ですが、大抵の場合、それらの水やり法を誰でもが簡単・最適量に調整できるかどうか(操れるか)は話が全くに近いほど別だと言えるでしょうなお、電子式のIoT類のものでも最適制御なんて酷くしんどいですよ。正反対にじょうろの使い方なども実際最適というのはものすごく難しいです(この場合、水やり3年とかでマスターできるとは全く思いません、無理筋です)。

弊社の提案”安定して簡単に軽く連続に湿らせる”はそこが違います。なお、弊社製品でも毛細管効果は活用はしていますが、その毛細管効果だけで何でも解決するというのも現実には明らかに間違ったミスリードする言い方です。 記事一覧 カテゴリー FAQ と解説全般(他の水やりの特長等) 記事を参考に 

※環境条件により弊社の方法も栽培の結果を保証できないのは他の方法と同じと言えば同じであることはお断りしておきます。また、電気に詳しい方向けの言い方になりますが、センサやIoT関係技術活用でも土壌水分管理はえらく難しいという事実の中には、”その道で有名な高性能SoC(システム オン チップ)入りであるラズベリーパイ(ラズパイ←超小型コンピュータ)や類似のコンセプトのもの” での土水環境制御装置”なども残念だけど入ります。このラズパイなどは安価・汎用的などなど凄いマシンだとは思いますが土壌水分制御に関してはそういえます(ちなみに弊社でも他の用途では何台か便利に使っています)。

まあ、その(難しい)割には、旅行などで連続で手軽に自動給水したい

という要望なども多いですね。少ないように見えるポタポタ程度でも容量によっては2日もたない場合(その割には下から流れ出していたりする)もあり得るでしょう。そういうのは場合により、枯れたり、過湿でおかしくなったりで”絶望した!”で困ってしまいますね。

部は自分で育ててみて食べてみなくちゃピンとこない

普段食べている野菜も、農家でもなければ大半は購入するにしても、簡単なものでもいいですから一部は自分で育ててみて食べてみなくちゃピンとこない、わからないことが多いと思います。→野菜も同じ種類・種子でも育て方によっては味はかなり違います(方法を選べば素人でもその違いは出せます)。なお、これは流石に肥料種類や土壌の種類だけで決まるようなシンプルな話(←それだけでも複雑ではあるかもしれませんが)でもないのは厄介です。そこで<水管理>水やりですが、大元はそれで決まるというの実際言われる話とは思っているのですが、、、←その割にはテキトーにしかされていないことも多いと思えるのが残念です。

例えば、弊社個人向け簡易製品利用、以下の①~③の育て方のうち、③の簡単PET植木鉢で、1週間もかからない単なるスプラウト栽培でさえも発芽の時は水分たっぷりでも、例えば、その後、水位を全体に低めに設定した栽培条件(微少量連続給水で乾燥側)と、高め(同じく微少量給水でも湿潤側)にしたものとでは、給水量、生育量に違いもでますが、結構味が違うと思いますよ(一応個人の感想としておきます)。←註 いわゆる学問的には水ストレスとか生長有効水分等結構いろいろな理論があり難しいことは断っておきます。

また、スーパー等で売っているものと較べても面白いです(好みもありますし、簡単に優劣と言っているわけではありません、でも、この比較でも、微妙に食感・味が違うと思います←これも個人の感想・見解)。また、いわゆる(水耕)工場栽培のもの(葉菜類が多いですが)と比較しても面白いかもしれません。

SDGs や アップサイクルの時代

<企画記事2020 SDGs> 無理なく無駄なく!お安く!持続可能な社会もいいものです!

※原稿が破損していたみたいなので修正します(2020/4)。

SDGs(エスディージーズ)とは

SDGs- UN

-以下日本政府のコメントを転載します-

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

これは、外務省のサイトなどに詳しいです。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html


以下は、それにも大きく関連した最近のトピック&弊社としての対応について述べたものです。

Tap water ってご存じですか?

ちょっと日本ではその語感を身近に感じないかもといったところですね。

”Tap water”の意味・答には気が抜けます!(炭酸ガス・ソーダ水ではなく、!!)。

つまり、タップウオーター自体は、”水道の(生)水、上水”の意味で、それはそうなのですが、例えば、webilio英会話コラム海外レストランで「お水」を頼む場合の注意事項 の項目)などに詳しいです。

国地域場所等などでよりけりでしょうが、レストランでもこのタップウオーター(基本無料)を頼めば出してくれるところもあります。出してくれない国地域もあります。

なお、日本にも高度浄水処理があるし、外国でも例えばニューヨークの水道水も水源も立派でおいしく飲める(なお、NYは水質基準も厳しくなったらしい)というのは聞いたことはあります。

まあ、品質が良好なタップウォータを植物にやっても文句を言うわけもないかとは思います。SIERUS水やりテープなどが活用出来そうですね。

特に近年、地球的ごみ問題の点から、ミネラルウォーター等の空びん減量目的にこのタップウオーターを積極的に活用しよう(飲もう、もちろん安全なものに限る)という動きがあります。つまり、日本も含め特に多そうなのがPETボトル(プラスチックボトル類)ですね。

なお、弊社自体は、明らかに不要な無駄は省くとして、ミネラルウォーターも適宜飲用し、多少なりとも発生する空きビン(空きボトル)の方はリサイクルなどから更に発展したアップサイクルの考え方も適用して、よりうまく活用して繰り返し使われてはいかがかなと思います


アップサイクルってご存じですか?

このアップサイクルは最近提唱されてきたといっていいでしょう。これはよい意味で”普通に考えられたよい考え”と思います。ライフサイクルアセスメントなどとも大きく関連すると思います。これはトータルで考えるという意味では、Well to Wheel(石油井戸から車輪まで…のエネルギー利用効率を考える)など最近注目されている考えにも通じた部分があります。

★アップサイクルとは(日本アップサイクル協会)リンク

さすがに植物は、人が飲める程度のTap Water水質で基本十二分だろうし、ブランドミネラルウォーターじゃないと嫌だとも言わないだろうし。

ニュースとかどこかで聞いたことがあったりで知っている方もいらっしゃるでしょうが、G-GAP、SDGs、それらに加えこのアップサイクルなど、食の安全や持続性・環境保全などが話題になるのも多いですが、この3つの言葉にしても内容はなかなか濃いので!詳しくは各種サイトの解説を参考にしてください。

※日本でもそうですが、もちろん家庭水道水用に各種簡易フィルタも売っている(コストもかかる)ぐらいですから、PETボトル(プラボトル)水などとケースバイケースに使い分けたらいいとは思います。興味のある方は色々調べてもおもしろいでしょう。なお、素材にもよりますが使用済み水フィルタ類自体がゴミとしてどうなの?というのはここでは深く探求していないことはお断りしておきます(燃やせる燃やせない?実際考え出すと複雑ですね。詳しくは製品メーカーさんや他のHPを参考にお願いします)。まあ、即物的に一番環境に悪そうなのはPETボトルなどの川などへのポイ捨てだとは思います。

※余談in余談:弊社技術顧問は、NYには行ったことがないので、おいしいNYのタップウォーターというのは飲んだことが残念ながらないですが、数十年前、中東某国農業地域で ”明らかにそれ井戸水だろ、それも農業地帯のど真ん中の結構浅井戸の、、、”の水を”ミネラルウォーター”として、金を払って飲んでたことがあります。まあ、顕著な健康被害はなかったですが、それにしても、水問題ってかなり深刻ですよ(温暖化や寒冷化議論とは別に)。

 

ペットボトルの無理のないアップサイクル活用

2020年の栽培(春)実施予定

諸般の栽培スケジュールの調整作業等当方の都合により、大変遅れておりますが(すみません)、栽培関連写真掲載など2020年3月からを考えています(とりあえずイチゴ苗の養生中)。テーマは、アップサイクルの考え方を中心に、


↓以下のように、2018年度冬~2019年度春夏のペットボトル鉢などの栽培例は十分お役に立てるものだとは思います。

例えば、原点に戻って?やっぱり便利な、いろいろなところで出来てしまうスプラウト栽培(場合によりホームセンター市販の(円盤型)簡易土壌等の採用も)も考えますが、これは実際いつでもどこでも栽培という感じです。

イチゴ栽培(PET) イチゴPET

※参考;以下のように、昨年度の記事を参考にしても十分各種栽培ができるとは思いますよ。


アップサイクル;ペットボトルの利用式各種記事については、

丁度2018年の8月中旬から始めたものなので本TOPページからアクセスできるこれら1年分の各種記事は参考になると思います(パソコン類なら上部・下部のメニューバーの記事メニュー、スマホ類だったら、下部のメニューバーの記事メニュー)。

新鮮

手間要らずで土壌を軽く湿らせる

2018年の秋口~ だったら大体こんな感じのもののの記事です

底面潅水植木鉢関係が参考にし易いでしょう。もちろん本来のSIMERUS水やりテープの使い方も(ペットボトル自体を自動調節給水タンクに)

SDGs対応や航空宇宙など

<社会性について SDGs(エスディージーズ)など>

SDGS イメージSDGs

リサイクル、リユース、リデュース 3R に加え

アップサイクル(Upcycling)も!

ゼロウェイストにも近くなります さらに、割安テックです

SDGsの取り組み事例としても紹介されています★

UNEP-大阪市での取り組みに応募・紹介(採用)されましたpdf クリック・タップ

※SIMERUS水やりテープや楽々底面給水シート自体もペットボトルを一部原料にしています。

SDGsの特に関係するゴールとしては

すべての人に健康と福祉を健康な植物・野菜栽培

住み続けられる街づくりを 作る責任 使う責任身近な廃棄物の活用

海の豊かさを守ろう 陸の豊かさも守ろう廃プラ問題等、水利用、緑化


<窓際・ベランダから航空宇宙、月や火星まで!>

これも適宜アップする予定にはなっております(2020年度)。 ただし、例の世界的な感染症で、発表予定の国際学会開催等が遅れるなどもあり、いろいろと遅れ遅れになるかもしれません、ご容赦ください。なお、皆様方もくれぐれもご自愛ください。※結局2021/2にWeb主体開催に出展しました。

月面や火星面での水やり、さらに、このような場所(マイクログラビティ)での使用も想定しています。他の大抵の水やりのようには水滴がはじけ飛ばないとか、高度の節水性などに優れています!

PETボトルのストレッチ(野菜向け;土量の増量、水やりテープのかけ方)②調節の方法と給水管理の簡易化

(同じような植物を)複数作成して栽培し、記事カテゴリー 個人向け…にあるように、旅行中などに連続給水できる方法を使いたい場合、原則は、キャップの高さを(底から3~4cmに)統一しておく方が、給水能力がばらけないので便利です(つける水深を1.5~2.0cmと考えて)。※土壌水分の乾湿状況等の影響が、それぞれ極度にばらけた植生の場合には複数を対象とするには注意が要ります(基本個別に;乾燥⇒水位を下げる、湿潤⇒水位を上げる)。

より詳細には、当然ではありますが、同じ植物でもサイズによっても気象状況によっても給水量は違ってきますなど様々な要因が絡み合います。

キャップ 底から3~4cm

※大きくなるものなら、水面にPETキャップが漬かるくらいの高さ

水深1.5~2cm

※これは、あまり変えないほうが経験上いいです

水面設定用の加工については、以下にも簡単に書きますが、カテゴリー 個人向け…の記事 底面潅水式… を参考にしてください。

※キャップからの水位を変化させることによって(毛細管の)給水性能を変化させることができますが、通常は、キャップ下0~3cmの水面高さとすると特に問題は生じないといえます、それ以外では、むしろいろいろトラブルの原因になりえますのでおやめください(SIMERUS水やりテープ端が水に必ず漬かっていること)。上の写真のようなキャップの位置、水深の組み合わせで大丈夫です(SIMERUS水やりテープ端が水面に漬かっていること)

また、給水能力(乾燥時の自動調節で出せる最大能力、いわば瞬発力)を向上させるのには、SIMERUS水やりテープのたすき掛け(クロス掛け)という方法があります。ただし、これは、いつでも2倍の給水がされるというものではなく(それは水の浪費でしょう)、極度に水が必要な乾燥時の供給能力の強化の意味あいです。また、その最大給水能力が2枚だから2倍に向上するということではありません(重ね合わせてセットするのでそこまでは増加しません)。基本は、1枚で給水するのが、この方法の場合一番良いと思います。※他の記事にある底面潅水式では、2枚使用で2倍の給水能力という言い方はできると思います。

なお、本来の水受けには、下部に水受けがあり、土壌を入れたPET植木鉢が載せられることになりますが、連続給水化するためには、以下のような水の流入口をあけます(底面から高さ2cm幅1.5cm程度)。

  

※大きくなるものなら、水面にPETキャップが漬かるくらいの高さ

給水のタンク(給水用ペットボトル)にも加工が要ります。

注水セットすると

水面形成

底面から高さ1.5~2cm幅1.5cm程度の穴 水を注ぎこむのと水位設定に必要です。

これらを設定すると以下のようになります。

余裕を持たせるには、この水受け容器(百均で購入)でもあと1.5L一本の給水用ペットボトルが設置できます。

より長期間向け

また、容器でもある程度遮光できていますが、給水用のペットボトルにも遮光が必要な場合もあります。例は、靴下のリサイクル利用版です。

 

注意 当然といえば当然ですが

意外に見逃しやすいかもしれませんが、大きく高く育つものだと支柱建てなど含め背丈が全体に高くなっていくし、植生も大きくなっていきます。つまり、PET植木鉢を含め強風などで倒れやすくなります。そうなると、給水に支障が出てしまうので固定の方法に十分留意してください。さらに、連続給水型の給水タンクをセットしてある場合、それが倒れないようにも注意して下さい。

ミニトマトなどの上手な栽培にも”軽く湿らせる”で味のノリなどが過湿の場合とはやはり違ってきます。弊社のこれまでの経験的にそうです(軽く水ストレスをかける栽培方法)。写真はミニトマトと小ぶりキュウリの栽培です(もっと大きくなるものは植木鉢栽培の方で予定しています)。

これは雨のかからない条件(雨除け栽培)にしています。雨除け栽培は、良品の収穫に有利です(病気にかかりにくい、水分管理しやすい等の理由)。

支柱建て等 栽培の詳細については、順次記事を追加していきます。

記事カテゴリー 栽培例ギャラリーを追加しました。