水やりのコツとは言いますが(特に家庭では? 2019改訂版)ドリップ・点滴灌漑、自動給水

本ページは家庭向けですが、いろいろな方法について、やや詳しく書かれています。

SIMERUS水やりテープなどに代表されるSIMERUSシリーズでは、トマトなどの野菜などの上手な栽培にも”軽く湿らせる”で味のノリなどが過湿の場合とはやはり違ってきます。

土壌を健康的に”連続的に軽く適度に幅広く湿らせる”ということは基本になります。コストも手間も最小で、、、 大抵の野菜類などの水管理の原則といえるでしょう。シャキシャキになるし、ふやけた感じも少なく、無駄水(肥料、農薬)でにくくなります。同時に水の広がりの両立も十分考えているので土壌自体の肥料分も有効活用できます。

つまり、軽く水ストレスを長期間安定的にかける栽培方法(安定じゃないと枯れてしまう?)ということになるとは言えますが以下のように他の水やり(潅水、給水)方法ではどうでしょうか。ここでは、主に 自動水やり と言われる方法(その問題点)に焦点を当てています。


評判が良いといわれていても、水やり器については、1度使ったら後は、使い物にならなくて死蔵・つかえない(笑えない)ものがよく売れている などという恐ろしくも実態と思われることが書いてある掲示板などもありますね(毎年、植物栽培を新規に始める人が一定数はいるので特に安いものだったら一定量(結構莫大)は売れる…..とは書いてありましたが)。

まあ、某安価が売りの(自動)水やり器で水やりすれば、夏場だったら、2日もったら万々歳だなあ(つまり2日もたない)という例はみかけますね←それなら、じょうろで十分(水やり器もセットする手間はあります)、元々それだったら要らない・何の意味がある?ということになります(→来年からは死蔵!)。※なぜそうなりやすいか詳しくはいろいろなケースにつき下記で示しています。

もちろん、弊社の場合、そうならないように努力を惜しむつもりはありません。


案内 2018-2019

SIMERUS水やりテープ応用利用 特集記事掲載中

カテゴリー別記事を参照 やはり”軽く湿らせる”が大事

 

  


水やり(水遣り)のコツとは言いますが、”軽く湿らす優しい水やり”は他では難しいのでは? 基本的にバラつきが非常に大きな問題になります。そのため、通常の方法では、もちろん人が気を付けるというのもありますが、たくさんになればなるほど手間も増えますし、留守時はどうなるかなどなど、自動給水(土壌水分に合わせた)を含めメカにお願いしたくも思うということです。

そのような場合、写真のようになセンサーもたくさんの本数が必要ということになります。あと、自動制御のノズルもたくさんいることになります。精度を上げようとすると電子回路もすごいことになりそうです(ロボット作れそう?)。

1個でも結構高価です

※土壌水分のバラツキは結構ものすごいので数は必要ですよ!

つまり、IoT化(センサや他のモノ全般のインターネット化)にも課題はいろいろあります


ノズルや電池が足りない、忘れてた、枯れさせてしまう!もうすぐお出かけなのに!これはよくありがちなことですね、まあ、それはクリアされていたとして

他の自動水やりの原理的特徴について(クリック・タップすると拡大画像表示)

ここでは、一般市販タイプのドリップ式を主に取り上げますが、そのほうが弊社製品の特徴もわかりやすくなると思います。

ドリップ式とは、節水とは言いますが、以下は意外に知られていません。

つまり、水がロスするようなものは、夏場など長持ちしないし以下のように外部の環境を汚します(肥料分や農薬分など)。

また、水をロスして下水などに流れるということは、冷却効果も失われるということです(打ち水にもならない)。さらには、

一般論として、水受け皿・鉢底皿 パッドに水をためるということは、猫も犬もその水を飲めば危険とは言えます。その点は、”飲めないように”注意してあげてください。

留意事項(それでは、特集記事の底面潅水はどうなのか?)

特集記事にあるプランターや植木鉢、ペットボトル式を含めた底面潅水に関しては、基本的に、水受けから連続に微少量を給水し”軽く湿らせる”式で、土壌層の肥料成分や農薬成分などをできるだけ水受けに落とすことを少なく工夫したものです。その点は、じょうろなどで大量に散水するのとは異なりますがリスクがないわけではありません。※特に雨がかかる条件だと異なります。

※根を散らしたい場合(土壌があまりに少ない場合など顕著でしょうが、根が下の方に集中しており、上の方にはあまりない等)などをふくめ、緊急的必要時は異なります。つまり、雨のかかる条件のように管理するというのも有というニュアンスがあります。


ドリップ・点滴の専用ノズルで灌漑(点滴給水)からもう少し広げて、少量給水ができるというものに限っても、いろいろな種類があり特徴も違います。なお、センサ式も理論的限界を含め万能ではありません。また、IoTプラス人工知能(AI)的な対応もいろいろな課題があります。以下主にイラストで示します。

以下は、よく市販されている簡易なタイプです。

※はじめのほうは、特殊親水材から多孔質チューブ(空気が中に溜まる問題も大きい)等に関してです。これらの問題点は似ています。

次は、簡易なペットボトル給水器を土壌に挿すタイプです。結構、基本的なところで無理があります。

親水ひも式と素焼きカップ式はやや似ていますが、素焼きキャップ式のほうは中の水が抜けやすく不安定(水が途切れやすい)、逆に、どちらでも水が大量に出てしまう可能性があります。これらの調整は一般の方にはかなり難しい(プロでも?)と思います。

<念のために追記します-より深く水やり器のふるまいを考えたい方に>

少し、ややこしいですが、SIMERUS水やりテープペットボトルでは土壌の乾湿に応じ、いわゆる毛細管効果で自動的に給水調節がされ、上のイラストのように、穴あけノズル式のように極端な給水のバラツキは基本的に出ないものの、ペットボトル(内部、キャップ部分)自体の水位を維持するためにマリオットタンクの原理(鳥や動物用の簡易自動水やりなどでよく使われます)を使っている以上、PETボトルタンク内の気泡の膨張縮小には影響されます。ただし、SIMERUS水やりテープペットボトルでは、仮に給水が高温空気に押され出過ぎようとするということは、同時に土壌が湿るため給水量は少なくなろうとします(つまり完全ではありませんが打ち消しあいます)。その意味では、高温時、水が出っぱなしの穴あきノズルなどより明らかに有利です。また、SIMERUS水やりテープペットボトルでは、”給水が出ない”というのもキャップを緩くセットし、水やりテープが土壌と確実に接触しているなら水が出ない(キャップが詰まることは)考えられません。⇒なお、この空気の膨張・収縮の影響をなくした製品群も弊社は取り扱っています。

<底面潅水式について>←このHPで弊社製品を応用した方法については紹介していますが、一般に販売されているものについて言及すると

プランターの底部所々に容器の底の工夫により土の柱をこしらえ、それが底面の水受け水盤につかって、底面潅水するというタイプは、市販でたくさん売っていますが、あれは、専門用語的には”土柱法”と言って良いと思います。←つまり底面潅水と言っても弊社の提案しているものとかなり違うものです。なお、土柱法は、培土の性質で(物理的な理由で)必ずしも水分コントロールが簡単ではありませんし根の集中問題も一般に後が厄介な傾向と思います。

なお、底面潅水という広いグループにだったら弊社の記事カテゴリー 個人向け やペットボトル植木鉢栽培の項目に、気を付けるべき点について、いろいろ書いてありますので参考にしてください。ただし、主にSIMERUSIMERUS水やりテープ他弊社線品を使った各方法にフォーカスして書いてあるものなので、一般でいうところの”底面潅水式プランター等”や”地下灌漑(これは大規模のものも多い、そしてとても問題が多い←プロ農業マターです)”に当てはまるとは限らないことには注意してください。

ご自身でいろいろ工夫して行うということは結構なことだと思いはしますが、同時にそれなりの注意が必要です。どちらかというと、弊社の提案する方法で土壌水分管理のややこしいところは避けてしまい他のところにこそエネルギーを注いでいただければと思います。

 

これらも広い意味での底面潅水(底面給水)式です。

2018年記事のペットボトル+SIMERUS水やりテープ応用記事にある”ペットボトル菜園”について <その給水性能の変動特性>

水深4~5cm分連続給水できます とありますが、

※この点については、厳格には、給水量は水位の影響を受けます、しかし、SIMERUS水やりテープの性能なら上記の程度(4~5cmスパン)ぐらいだったら特に問題は発生しません。→給水期間を長期化できる方法も記事に掲載追加しました。


弊社の各種記事に大きく関連する節水効果について

じょうろなどの給水が(大変)速い??何それ?意味がわからない? 

一般にそう考えられても不思議でがないとは思いますが、例えば、SIMERUSでの野菜給水で、1日で1株1.0L程度などというのはよく見る値ですが、それは、連続給水なので単純に計算して1時間あたり1株41.7mlの超低速です。それに比べれば、ドリップ灌漑にしても、じょうろにしてもいかに給水強度(速度)が大きいかということです。なお、軽く湿らせるSIMERUSでそんなに給水速度が小さくても大丈夫です。地中からの効率的な給水であるSIMERUSでは水の無駄もほとんどないので植物生育に十分な水分量になります。←蒸発して消えてしまうから、少量節水はダメという人がいまだにいるかもしれませんが(かなり古典的な知識です)、本法に関しては全く関係ありません。ご心配なく。

この10年での感覚的(経験的)には、通常のじょうろなどでの水やりの半分の水量で済んでいる感じを常日頃受けています。

これからの季節、水がどこかに流れ去れば打ち水効果はなくなりますよ。

蒔く水が冷たいというのも効果もあり、分かりにくくなっていますが、打ち水効果とはどちらかというと表面からの蒸発や植物の蒸散による潜熱効果によっての冷却だと思います。したがって、水をじゃんじゃんやってもどこかの排水に流れて行っていれば打ち水効果もごく限られたものになります。※同じような理由で、暑いとき、人が直接冷水をかぶればそりゃ涼しいですが、冷却ということでは無駄も多そうですね。ただし、無理は禁物、熱中症には十分気を付けてください。


以下は特に電子制御式で問題になることを取り上げています。

保水力強化というのもありますね。これも実は、難しいです。雨水利用なども含め、土の保水性を活かすというのは実は結構大変です(コストもあるし、条件設定あるし、その結果、世間で思われているイメージほど世界的にもあまりうまくいっているとは言えないです)。


※以下の水やり機器詳細は、当該メーカーなどの資料、HPなどもご参考ください。

主に家庭用のものに焦点を当てています。

★水道管(上水道の水道栓)直結(電池式)タイプ★

これらは、散水するのに動力として、水道水圧を利用しているので、当然、水道栓に(開いたままで)接続し続けておく必要があります。

開けっ放し、ちょっと心配?かもしれません。(ワンタッチジョイントなどで水道栓につなげる)洗濯機や専用蛇口の説明書類などでも書いてあることですが、
”使わないときは元栓を閉めておいてください”と書かれていることからもそういえるでしょう。

水道水圧を利用している利点として、ポンプなどに力を取られないので(中のバルブをタイマー制御で動かすだけ)電池が長持ちです。
なお、このタイマー式のバルブでは、(ポンプなしの)雨水タンクなどを活用した給水にはまず利用できません
(水圧が低すぎて内蔵バルブが働かない、洗面についている自動水栓と同じ事情です)。

多数の(給水)ノズルを増設すればするほど、季節や生育の状態によって求める水量の違い、目詰まりする可能性も含めノズル自体の性能のバラツキ、水圧の影響などにより、、個々のノズルごと給水量調節は調節が難しいと思います。
少なくとも全部のノズルでSIMERUSのような軽く湿らせる調整は実質不可能と言えます。
あっちをたくさんにすれば、こっちが少なくなるみたいな現象も発生しやすいのできりがありません。これが一番の悩みの種かもしれませんね。
また、拡張用のノズルが足りなければ当然増設できません。

実際のところ、室内で使うのには無理があります。
結局、ノズルや、タイマーの間隔や給水時間設定で、室内の少ない給水条件に合わせるのは、漏れ出す危険性もあり困難です。欠点とまでいえませんが、基本配管を行って、ところどころ枝分かれ式にノズルを接続するタイプが多いと思います。
そのとき、あらかじめ基本配管のレイアウトをよく考えておかないと後で遠くの植木鉢などに届かなくなります。配管自体の長さが給水のばらつきの原因にもなります。つまり、それなりの計画が必要です。

配管部(チューブ)が直接日射にさらされている場合に、夏季を中心とした時季、
基本的に、給水タイマーは高温になる時間帯に設定しておいてはいけません。
そうするとかなり高温の熱水(チューブ中の残り水)が植物に供給されてしまいます。

水道栓があっても、安全に十分配慮し分岐させておかなければ蛇口はふさがってしまい他に使えなくなります。
つまり、結局、それなりの安全を考えた水道管配管工事をしておかなければいけないということです。

当たり前ですが、水道栓が適当な場所にないと使えない。また、配管は長くなる。
上にも書いたように、水源の水圧の関係から、通常の(ポンプなし)雨水タンクなどに直結しても機能しません。

ノズル(給水ノズル)はいずれ目詰まりするのが普通(いわば消耗品)と考えておくのが無難です。つまり後でコスト高要因と”ノズルが足りない!”原因にもになりがちです。

さらに増設などで新しいものと古いものが混ざると、かなり気をつけて個々のノズルの給水量調整をする必要があります。
水道栓(上水道)直結の場合は、マンションの共同庭などでよく見かけるもの(チューブ状のもの)などがあります。
これは、相対的に目詰まりは少なくなるようには作ってありますが(劣化はそれなりにします)、吹き出し口個々の給水調節は不可能です。
どの場所でも水を足りるようにするには、安全側で考え多量の給水をセットしておかなければなりません。
つまり、場所によっては、ビシャビシャになることを覚悟しておく必要があります。
もちろん、あまり節水にはなりません。

一般市販製品のドリップノズルやチューブでは
タイプにより数シーズン(1年ぐらい)でもかなり水の出がかわります。つまり、ノズルの性能がばらついていると、”個別に調整できる”としているものでも、もともと調整が、簡単ではないのに、さらに調整が難しくなります。

つまり、タイマー式で自動というのはよいとして、
特にお使いの水の水質によっては次の年などに大変なことになります。
なお、洗浄法を明記していないものなどについて、消耗品と考えなければなりません。

なお、プロ(農家など)が使っているものでも、ワンユース(使い捨て、ディスポ)のものがあります。なお、プロ用で洗浄できるタイプといっても結構作業が厄介な傾向です。

★水タンク付きの電池ポンプ式タイプ(タンクを別で用意するものもあります)★

これの利点、欠点も、水道水圧を動力源にしていないこと以外は、水道栓直結タイプと大体同じです。

電池式ポンプ内蔵で水タンクとセット、置き場所の自由度が高く、当然、近くに水道栓が無くても使えます。但し、当然ですが、タンクに補給する必要はあります。
基本的に内臓ポンプをタイマー制御で動かし給水するので、水道栓式と違い、電池が長持ちしません(電池の本数も多くなります)。

タンクからあまり遠くまで給水できないという製品が多い。これには、電池ポンプのパワーなども関係していますのでやむをえないところがあります。

内蔵している電池式ポンプのパワーによって供給量が限定され、実際に接続可能なノズル数は少なくなる。

特にノズルが増えたり配管チューブが長いと、ばらつきの調整が水道栓直結よりもさらに難しい。

SIMERUSだったら

軽くシメラスだから安心・安全(暑い夏、熱い水、熱湯、植物も人も動物もやけど?)

PETプラスチックボトル内や配管内などで熱水になっていても、植物への給水は問題がありません。

その理由は超低速給水だから、給水しているうちに冷めてしまうからです。つまり、周辺土壌と同じような温度に落ち着くからです

なお、SIMERUSフロートで、チューブが外れても、低圧( 100cm, -0.1bar, -10kPa 以下)でほとんど噴出する心配はありません。