以下、かなり重要と思いますので個別の記事としてもあげておきます(関係が深い記事中にも掲載しています)。なお、本ホームページでの、ペットボトル式や底面潅水式は主に”雨避け条件下”での利用を想定していますことをお断りします。なお、長期間給水したい時などに暫定的に水受けの水位を増大させることは、あくまでの短期のみの例外方法として位置付けています。
特集記事にあるペットボトル式を含めた底面潅水に関しては、基本的に、水受けから連続に微少量を給水し”軽く湿らせる”式で、土壌層の肥料成分や農薬成分などをできるだけ水受けに落とすことを少なく工夫したものです。その点は、じょうろなどで大量に散水するのとはかなり異なります。※雨がかかる条件だと異なります。また、ペットボトル土耕栽培-解説にある- 負圧差排水という機能も過剰水分排除という降雨などで過剰水分がある場合の動作のことを言っており、迅速に過湿を防いでくれるという意味合いです。※底面潅水型ばかりでなくSIMERUSでは基本的にこのような考え方をします。
このように、水に溶け込む成分をできるだけ、他に逃がさない考え方をしているので、肥料や農薬などの成分も非常に逃げにくいので環境にやさしいのですが、逆に言えば環境にやさしい分過剰施肥等になりやすいとさえ言えます。つまり、それぞれの肥料薬剤等を使用するとき、指示されている安全性にかかわる適正量までを用いることは当然原則ですが、経験則的に見て、それより少なめでも良いように思われます。ケースバイケースで安全にご使用ください。なお、近年注目される低窒素栽培、低カリウム栽培などもそこのところを調節すれば効果はあります(研究中)。
なお、スプラウト栽培などの施肥の可否などは、関連記事をご覧ください。
人にも動物にも鉢底水は飲ませない、健康を害します。